久々のNSR。NUDAと並べると年式で22年も違うNSRはさすがにくたびれた感があります。でも、22年経ってもまだあれだけ酷使され続けることができるというのは素晴らしいですね。
さて、先日ガレージ内でNSRのお尻を振るためにサイレンサーを持って車体を持ち上げようとしたところ、右のチャンバーがグラグラになっていました。車体下側でチャンバーを支えているマフラーステーブッシュのゴムが劣化してグニャグニャになっているようです。こんなメインフレームと一体のようなパーツでも、パーツリストを見ると品番がちゃんとあるので抜けるものなのかと、家の裏に転がっていたメインフレームから部品取りしてみることにしました。
アウターの外径28mm。内側の軸をいくら叩いても、ゴムでフローティングされているので、このアウターを叩かないと抜けません。うまいこと直径27〜28mmのものってあるんだろうか。
うちにあるベアリングレースドライバだと最小でも31.2mm。
ダイスはどうかと思ったら、25mm。今回は使えないけど、ダイスは25mmか。覚えておこう。
使わなくなったソケット。なんと27.7mm。針の穴を通すような適合範囲にドンピシャリ。
打ち抜いている途中です。ブッシュを押し出している最中でもソケットの抜き差しができるくらい絶妙なクリアランスとサイズ。NSRのSSTに指定してもいいレベル。
20年以上フレームに収まって、しかも腐食もしているので難儀するかと思っていたのですが、驚く程あっさり抜けました。
左が今使っている車体から抜いたブッシュ。ゴムの部分が千切れて、アウターとインナーの軸が別パーツになっていました。
圧入もすんなりと。ベアリングほど精度の必要なところでもありませんしね。メインフレーム捨てる前に、もう一個も抜いとこ。
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