令和8年度共通テスト 情報Iの問題を解いたので解説する。
問題文画像は試験問題よりの引用である。
大問は昨年同様4題で、
大問1 いろいろ総合問題(総合力)
大問2 情報の安全性・演算による画像の合成(常識力とひらめき)
大問3 問題解決とプログラミング
大問4 データサイエンス
昨年より平均点が10ポイント程度下がり大幅に難化したという問題であった。
昨年の問題は情報に関する知識がなくても問題文を読み解くことで解答できる問題が多かった(知識がないと解けない問題は3問だった)が、今年は知識系の問題がわずかに増えている。とはいえ、問題の多くは現場で初めての出会う問題にどう対応できるか、という思考力や発想力が試されている。

知っている知っていないの知識を問われる問題は、昨年同様非常に少ない。
問1のaは「補助記憶装置がどのようなものか」を問われてる。メインメモリではなくストレージの立ち位置は
ア:0 低速 であり、
イ:3 容量が大きく、データの長期的な保存 である。

問1のbはネットワーク関連の出題ながら1問で複数の知識を量る問題である。
0:×犯罪につながる情報と不正アクセス禁止法(アクセス権のない端末へのネットワーク経由でのログイン禁止)は関係ない
1:×通信速度とマルウェア(悪意のあるソフトウェア)は関係ない
2:×ソーシャルエンジニアリング(社会的つながりによるログイン情報などの不正入手)とメモリ増設は関係ない
3:〇バックアップにより安心できるため情報の可用性が高まる
4:ファイアウォールと無線LANの盗聴は関係ない

「×」か「空欄」の2値で表すということで、×を1、空欄を0と考えられるため、図柄に惑わされないで横4マスを4ビットの2進数と考えればよい。4ビットの「1111」を10進法にするには「8+4+2+1」で15、16進法ではFとなる。この考えでいけば、
図2の上2段はそれぞれ、1110と0100で、10進法では「8+4+2+0」の14と「0+4+0+0」の4、これを16進法で表せば、
エ:e
オ:4 になる。

35AD(左上の元の図案)の図柄は
□ □ × ×
□ × □ ×
× □ × □
× × □ × になる。網掛け部分の解答をすればよいので、上の2行分は不要で、左の2列分は不要である。ということは、
× □
□ × について考えればよく、
1 0
0 1 について考えればよい。
変換Aは0と1を反転した状態
変換Bは行を入れ替えた状態
変換Cは反転させて行を入れ替えた状態 となるため、網掛けの4ビット4行は
1 0 0 1 →カ:9
0 1 1 0 →キ:6
0 1 1 0 →ク:6
1 0 0 1 →ケ:9 となる。


最短となる移動距離の平均は、全体の80%が最頻値に集まっているような偏りなら選択肢1の「最頻値」になる(それにしても中央値=最頻値の値になる)が、図5のような分布では
コ:0 中央値 が移動距離が少ないと考えられる。
また、1月と12月がつながっていて各月のまんべんなくユーザが居るならどこから始めても同じになるため、
サ:3 どの月にしても変わらない となる。


メールアドレスの構成を、通常の郵便物に置き換えて考えてみればよい。@マークよりも前が相手の名前、@より後のドメインが住所だとすると、
あ:住所はあっているので届いたが、相手家にそんな名前の人がいない
い:住所が間違っている(相手の家には届けられない)
う:名前が間違っているが、そもそも住所が間違っている
となるので、「あ」は受信サーバ側での問題、「い」「う」は送信時点で分かる問題ということになる。
シ:5 受信サーバ側でユーザが居ないという判断
ス:2 送信サーバ側で相手ドメインがないという判断
ケ:2 送信サーバ側で相手ドメインがないという判断 となる
ドメイン名とIPアドレスの変換については
ソ:0 DNS となる



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