
ある朝、朝焼けを見ようと宮島口までやってきて、ふと南側を見ると見慣れない景色になっていました。

ジブラルタルの岩みたいになってる。確か、木の茂った山だったはず。

この山には子持ち観音というちょっと変わった観音像がひっそりと森に守られて立っていました。ものすごく分かりにくい裏手のアプローチ路は途中から通行止めになっていましたが、像そのものは周りの木々が刈り取られたおかげで、スっとしたとても目立つ存在になっています。

これ、4年ほど前に訪れた時のもの。とても個性的な像なのに、全くもって目立たずひっそりと置かれていました。
観音像は胸元に別の小さな石像を抱えています。この小さな石像には、ここの沖合の島の山上にあったものが悪天候で海中に没していたのを回収されて、明治期に鋳造したこの像の中に収めてここへ安置した、という来歴があります。

別の日に訪れてみました。もともとこの右手にはものすごく昭和の香りのする広島銀行保養施設がありました。大きく土を盛ったり削ったりして造成しなおしているので、建て直しというよりは全く別の施設になるのかもしれません。
※調べてみたら、ヒルトンが運営する高級ホテルが2028年営業開始予定で建つようです。

像は文字通り、日の目を見た感じ。とはいいながら、この像を見ることができる場所自体が非常に分かりにくい場所なので、これでもまだ気が付かれないのではないかと思います。

この場所、厳島神社の大鳥居の真正面なんですね。子持ち観音像のある場所は宮島対岸で目の前にさえぎるもののない高台ですから、整備されて皆が足を運べる場所になると良いな、とは思います。



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