新・計測装置

過酷な使用環境の下で3年間、健気にスタートシグナルを出し続けてくれたアリキチホイヤー(上写真右)ですが、先日の中国大会第2戦以降、センサーを含めたシステム全体の動作が今ひとつ信用できない状況が続いたので、このシーズンオフにケーブル類も含めて刷新してみることにしました。で、どうせ作るならサバサバしたものじゃなくてもっとポップで楽しくするために購入してきた部品が上写真左のパーツ。

これまでの設置図。こうして見るとシンプルのようですが、アリキチホイヤーとPCの間に特殊なケーブルが入るのが分かりづらかったのと、PCとの接続がパラレルポート接続という制約があるため、PCが自由に選べませんでした。

新システム。新しく作るケースに全ての周辺装置が接続されるので迷うことなくセッティングできるはずです。また、計測器からPCへはUSB接続にしたので、パラレルポートの制約から開放されてPCの選択が自由になります。

実は過去に最低でも3回くらいアリキチホイヤーのUSB化や新ケースへの移植を試みたことがあるのですが、蓋を開けたこの時点の五目焼きソバのような配線が目に入ったとたん、やる気が萎えていました。今回は移植に必要なパーツも購入したし、図面も描いたし、で下準備を万全に整えて挑戦しましたが、それでも自分が一から作成したものではないので、万が一失敗した時に取り返しがつかないという気持ち的になかなか前向きになれずにいました。

実際、もともとが移植など考えていない仕様ですから、こねくり回しているうちにコードがハンダ付け部分から何箇所も外れてしまい、元の接続場所を探すのにかなりの時間を割きました。

移植終了後の本体。元のケースよりも小さい容量の入れ物に、接続ポートを追加したものだから焼きソバの密度がさらに増しました。もともとの配線を見ると、これまで使っていなかった隠し機能が盛り込まれていたようで、今回自分で追加したセット/スタートのリモコン用コネクタと思われる配線もありましたが、元々が自分の設計じゃないので本当にそれがそうなのかも分かりません。というわけで、分かる範囲で今回は新機能を新たに追加しておきました。

出来上がったUSB接続の計測器。

本体ボタンは左から「セット(黄色)」「スタート(緑)」「異常動作時のリセット(黒)」。それとこれまで別パーツについていたスタート/ゴールのセンサーの入力信号を短絡させたボタンを右上に配置しました。これまでは本体そのものをスタート位置に設置して選手の皆様に操作してもらっていましたが、台が倒れたりして本体を損傷する恐れがあったため、今回はスタート操作に必要なセット/スタートボタンのリモコンをつくりました。下の異径ボタンのついた小箱がそれで、本体とLANケーブル接続します。

コネクタの見えるアングルから。本体右から「ゴールセンサー」「スタートセンサー」「スタートリモコン」「シグナルツリー出力」「音声出力」。計測に必要な周辺装置をすべて本体に接続して、PCとはUSB接続という簡単セッティングです。というわけで、結構カワイイ計測装置ができたのですが、デビューは来年の3月とか?

2 Comments

なんじゃ~Z

おお、うちにも欲しいです!! 一家に一台!
こういうの自作できたら楽しいんでしょうね。

トラ〇ジスタ技術でも買って勉強しようかしら(笑)

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>なんじゃ〜Zさん
うちのこのシステムだと、計測自体はPCの内部時計でやってるので、電源が必要になります。そうなるときらら☆みたいな会場では発電機だのなんだのと、荷物が増えていってしまうのが難点。
全て電池で動かせるシステムがいいですわ。

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