GB250 日帰り島根日本海

タイヤのエア漏れ修理をしていて出発が11時前になってしまいましたが、せっかく昨日太平洋を見てきたのだから今日は日本海へ行ってみようと、この日はあえてGBで出発してみました。途中、トンネルの開通で廃道になる方向に向かっている良い塩梅の道を見つけて延々と走り始めましたが、出発も遅くなって今日はこんなことをしている場合じゃない、とふと我に返りました。それでなくてもここに来るまでに酷道439号の親戚みたいな酷道433号で時間を吸い取られてしまいました。この道はCRFが来た時のために取っておこう。

先日はまだ新緑には早い時期でラクダ色だったグルグル道、GWの新緑に期待してやってきたらツツジも咲いていました。

銀鉱山跡にキャッシュを仕掛けたら、それを獲りに来た方が新たにキャッシュも仕掛けて帰ったようで、新作がパブリッシュされていたので立ち寄り。

ワラビ、踏んでしまうところだった。

昔の人は試掘もせずにどうやって鉱脈を探し当てたのか。ヘビノネゴザは他の生物が死滅するような重金属汚染された土壌でも生え残ることができるそうで、ヘビノネゴザだけが群生している土地に狙いをつければよい、と前回訪れた時に看板で見かけました。前回はどれがヘビノネゴザか分かりませんでした。どうも時期が早過ぎて生えていなかったようです。今回は春を過ぎて初夏になり、ヘビノネゴザが茂り始めていました。

間歩の入り口がぽっかり。ひゃっほー!と飛び込もうとすると、手前の沼のような泥濘に足をとられます。

屋外に炭鉱の付帯設備が投げてありました。ディーゼル式の送風機なんですね。

船かなにかのエンジンをそのままドンと置いたような感じです。

ロッカーアームかな?

錆びついて動かないけれど、エアと燃料の調整レバーですかね。

ベルトには綺麗に苔が生えています。

水抜き用の間歩ということで人が入っていけるような穴ではありませんでしたが、少し窪んでいるからか冷気が溜まっていて、夏に来たら気持ちよさそう(でも、蜘蛛の巣と蚊が‥)。

みっけ。

あっという間にお昼も過ぎてしまったので近くの定食屋さんへ駆け込みました。混雑していたので遠慮しようかと思ったら老夫婦が相席でもどうぞと席をあけてくれて、おまけに全然待たされた感のない時間でカツ丼も出てきて、ついでにテレビ番組にツッコミを入れている老夫婦の奥さんがやたら頭の回転いいなと思っていたら話しかけてくれて、とても楽しい食事になりました。カツ丼もおいしかったし、また来よう。

日本海。昨日の太平洋に続いて、日本海。

温泉津(ゆのつ)温泉は、30年くらい前に近くでキャンプして入湯した覚えがあって、その時の思い出が強烈なのでいつかまた訪れたいと思っていたところです。大田市街と江津市街の中間にあってなかなか訪れづらい場所で、以来ずっと未訪問。僕の中に銀山ブームがやってきて、石見銀山で採掘した鉱石を積み出しするために栄えた港と温泉という歴史的背景を最近知ってからは近々訪れなくては!と考えていました。

温泉街を抜けた先の海には見事な海蝕洞門があります。このあたり、大小さまざまな洞門があって、シーカヤックなどを持ってくれば潜り抜けができるようです。地図を見る限りで陸上から見えるのはここだけなのかな。

記憶を頼りに、昔入ったのはこの温泉なんじゃないかというところに来てみました。

残念なお知らせ。

古い街並みが保存されている温泉街へ行ってみました。こちらはとても賑わっています。

バルジが特徴的な大正期に建てられた温泉館、薬師湯。呼び込みのおばちゃんがとても精力的で丁寧な方だったので、入ってみることにしました。600円。

昔の温泉津温泉の記憶は、長円形の狭い湯船におじさんがずらりと並んで浸かっていて、その外側を入浴待ちのおじさんがもうずらりと一円つくって囲んでいる、というちょっとカオスな光景でした。ここの湯船がまさにそんな感じで、昔入ったのはここだったのかもしれません。鉄の匂い、茶色い堆積物が数センチにもなっている浴室。

2階から上は休憩所になっています。

バルジはサンルームになっている休憩室でした。こんなのみたら記憶に残っているはずなんだけどなぁ。初めましてな感じ。

屋上にも休憩スペースがあります。とんがり屋根の見える側。この温泉街、夜の風景がとても風情のある街並みに変わるので、ここからみる街の景色もとても魅力たっぷりでしょう。

反対側。街道は地形に合わせてできているので、建物の並びが真っ直ぐではありません。スコンと遠くまで見渡せないところがまた、昔っぽい感じがして良いです。

踊り場も大正ロマンを演出してあります。

ここ以外にも何件か立ち寄り温泉があるので、また是非来てみよう。

旗日に旗を立てる習慣って、1日1日を意識して大切にしている感じがする。

温泉津は大朝から国道261号を北上してそのまままっすぐ県道へ入る一本道でいけることがわかりました。うちからだとオール下道で往復250km。夏場早朝出発で午前中に帰って来られる距離と時間ですから、ちょっとガッツリと走りたいな、という時にまた走ってみよう。

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