新手の教育

昨年12月に教育基本法が改正になって、これまでの「学校教育・社会教育」に「家庭教育」が教育の場として加えられました。

第10条 家庭教育
父母その他の保護者は、子の教育について第一義的責任を有するものであって、生活のために必要な習慣を身に付けさせるとともに、自立心を養成し、心身の調和の取れた発達を図るよう努めるものとする。

日常生活に深く関わっていながら知らない法律ってたくさんありますが、こういった条項をわざわざ改正で増やしておきながら、一般に触れ回っていないのって実質的な意味あるんですかね‥。

余談ですが、「悪いから直す」目的で増えていく法律って、その法律の規制や制約を受ける人たちの能力不足を露呈しているといえます。今、学校教科に「徳育」を増やす動きがありますが、そもそも「徳」というのはすべての教科で説かなくてはいけないはずなのに(『学校における道徳教育は‥学校の教育活動全体を通じて行うものであり‥』学習指導要領 総則)、それじゃ足りない、または効果が現れていないってコトを示しています。
家庭教育にしても、徳育にしても、どちらにしても足りないのは(大人の能力はさておき)子どものしつけや倫理観なのですが、自分の子ども見てるとアニメとか勧善懲悪の戦隊ヒーローモノが子どもの価値観に与える影響って大きいと思うなぁ。画一的になるっていうか価値観の幅が狭くなるような気がします。親とか家庭のルール、もっというとその家のよりどころとなる「家訓」を各家庭がもつべきではないでしょうか。

2 Comments

おかぢむ

教育基本法とか食育基本法とか
法律で決めるようなことじゃないだろ?と思うような
ことが決められてしまうんですよねぇ

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つがたく

ぶっちゃけ、親御さんの義務となる法律決めちゃった方が早いかも(笑)。

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