出雲旅行

山の紅葉も見ごろな季節になってきたので、天気の良い日曜日におでかけしよう!と目的地は出雲に設定しました。三次から日本海側へ抜けるやまなみ街道の無料区間、ほぼ全線が1車線ではありますが無茶苦茶便利。途中標高の高いところを通るときに紅葉が楽しめるかと思いましたが、県をまたぐあたりはほとんどガスの中でした。

宍道湖まで3時間。島根県東部には濃霧注意報ということでまだうっすらと低い雲が残っています。大山見えるかな。

出雲といいながら先に東方面を巡ることにして、中海へ。目的地は、

べた踏み坂。ムスコが幼かったころ来た事がありますが、覚えがないというので立ち寄ってみました。この坂をこちら側へ下りきってまっすぐ行った突き当りが土手なのですが、そこから望遠で狙うのが良いと思います。今回は手持ちのコンデジでいっぱいいっぱいの写真。

境港は素通りして美保関まで来ました。つい先日DUKEで来て、一度来たらもうしばらく来ることはないだろうと思っていたけれど、家族とまた来てみました。

隠岐の島が見える。

この日、日曜日だというのに灯台ビュッフェは閉まっていて、ビュッフェが閉まっていると灯台の近くにも行けないんですね。

もう、跳びなれたし、撮りなれた。

望遠鏡、100円。

1898年(明治31年)に建てられた灯台。石組みって石そのものは100年やそこらでは劣化しないので非常に堅牢で、塗り替えもしているのでしょうがとても100年も前のものとは思えないきれいな灯台です。

大山は雲の中。

島根県のトサカのようなでっぱりに須々海海岸という千畳敷があって、アースキャッシュになっています。ガイドも宣伝もほとんどないので狙って訪れなければわからないようなところ。車を降りてビックリ!無茶苦茶綺麗じゃないですか。

日南海岸の鬼の洗濯板ほどの規模ではないにしても、人を驚かせるには十分の規模です。

遠回りして海岸へ下りられるようですが、危険が危ないショートカット路もあります。高台の道路から海岸までロープ伝いで降りる道。

海岸へ降りると‥

漂着物の山‥これは考えさせられる‥。

海水は本当に透明できれい。砂ではなく角の取れた玉石で覆われた海岸です。

軽く水平方向に褶曲している。どんな力で押し込むとこうなるんだろうか。

奥の方の三角の山は筋の入り方が海面のものとは違う方向です。巨人の積み木遊びかと思うような光景。  

きれいに砂岩と泥岩が分かれて層になっている。

跳びなれた。

自然のつくる地形も勉強になるけれど、このごみの山も勉強になるね。

先の美保関はもうしばらく行かないかもしれないけれど、ここはまた来ようと思うところでした。

今日の目玉の出雲大社。駐車場には車が溢れて、人がいっぱい。

実は歩いて中に入るのは初めてで、いろいろ寄り道しています。

いきなり太いしめ縄の建物がドンとあるのかと思ったら、緩やかに起伏のある参道が長く続いていました。それだけに観光客の包容力がある。

松の巨木が並んでいます。でも結構支えが入ったり、幹が割れてしまうのか胴回りをラチェットベルトで巻かれていたり。維持が大変そう。

出雲大社といえば太い縄の拝殿がトレードマークと思いますが‥

その横に見えるちょっとアンバランスなくらい大きな国旗が気になりました。調べてみるとこの国旗掲揚台は高さ47mで、国内最大の75畳(縦8.7m、横13.6m、重量約50kg)の日章旗が掲げられています。出雲大社へ来られたら、これを見るのも忘れずに‥。

以前テレビで出雲大社前では何か変わったものが自販機で販売されている、と言っていたのをおぼろげに覚えていて、なんだっけ?と訪れてみると御朱印でした。これなら24時間、並ばずに手に入る。働き方改革!

15:45に出雲を発って、自宅に着いたのが19:45。遠いけれど楽しかった。出雲大社メインの旅行のはずだったのに、一番面白かったのは何といっても洗濯板。2千年弱の出雲大社の歴史に対して、洗濯板は1,400万年前の地層が6千年程の間に形作られたということで、圧倒的にこちらの方に重みがあります。時間はかかるけれどアクセスの良い地域なので、近々またこの界隈に訪れてみようと思います。

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