SuperCub グリップヒーター

アマゾンでなんと8000円台で購入できるこのデイトナのホットグリップ、690DUKEに取り付けて1年経って、ほとんど違和感がないのでカブにも採用することにしました。

グリップヒーターを後付けで採用するにあたって重要なのは、温かさだけではなく何といってもグリップ径。ヒーター付きのグリップはどうしてもノーマルより若干太くなってしまいます。ホンダやヤマハから出ているこの商品よりも価格が2倍以上するものはグリップ径がこれよりもさらに細くて良いのですが、グリップとして重要な性能のグリップ感がいまひとつでした。どちらも耐熱素材のためなのかグリップのゴム素材がツルツルしていて正直握り心地が良くないのです。このデイトナのホットグリップはそのあたり、今のところ価格も性能も最良なバランスの商品だと思っています。 ハンドルカバーがあればコレも要らないのかなと思いますが、操作感と見た目から防風のためのナックルガードと一緒に取り付けることにしました。

外装の取り外し手順、よく分かってないけれどフロントパネルから。

ハンドルまわりのカバーの上側を外したところ。右ウインカーは上カバーについていて、左ウインカーは下カバーについているのがエキセントリック。

アクセル側を交換するのにスロットルプーリーごと交換と勘違いしてズラしましたが、ここまでずらさなくてもケーブルの取り回しができる程度ズラせばグリップヒーターの取り付けは可能。

もしやと思って純正グリップと並べてみたら‥新しい方は長い。そういえば原付ってちょっと短いグリップ使ってるんでした。

でも、車体にあてがってみたら長さの面はなんとかなりそう。ハンドルバーに新しいグリップを差し込んでみるとハンドル径が細いのかかなりスカスカなので、ボンドは盛り気味で使えて硬化してもヒケないようなものを使わなければなりません。エポキシ系にしようかと思いましたが、今回はハンドルバーに粗いやすりで凹凸をつけて、硬化してもヒケが少ない点から靴の補修材のシューグーを使ってみました。シューグー、熱に強いといいな。
※通常24時間くらいで硬化しますが、密閉されているからか翌日はまだ動きました。3日ほどするとしっかりと固着して動かなくなりました。熱にも負けないようです。

グリップの取り付けの次に問題になるのがケーブルの取り回し。左側はグリップヒーターのケーブルを車体内に取り込む穴がないのです。

下カバーの見えないあたりに穴を開けても良いのですが、ミラーのマウント用の穴が使えそうなので、そこから引き込んでみました。

別アングル。実害もなく本人が気にしなければ誰も気にしないような感じ。

右グリップはグリップラバーを外してみると接着剤でくっついているタイプではなく、最近よく見る突起で固定してあるタイプでした。スロットルパイプ自体はカッターで削れる素材なので、グリップヒーターを差し込む際にスカッとは入らず抵抗になって当て木&プラハンで押し込める程度に削りました。以前無理やり押し込むことで発熱しないただのグリップになってしまったことがあったので(<片側だけ補修部品を買いなおしました)、ここは慎重に緩くなくキツすぎない程度に。

右側のワイヤ取り込みはアクセルワイヤの通っている穴から。中のワイヤクランプが邪魔になってカプラが素直に入りませんが、向きをいろいろ調整したら突っ込めました。

右はアクセル操作で突っ張らないようにゆとりを持たせておく必要があります。

フルスロットルでこんな感じ。

今回配線は「あとで別のバイクで使うだろう」とか考えて余計な長さを残さずに、USB電源のケーブルも含めてカブに最適な長さに整えて、外装を外してもスッキリ見えるようにしておきました。

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