先日ニップルを回してホイールの振れはほぼ解消したのですが、ちょっと車の流れをリードするような速度域になると車体がブルブル震えるのが解消しません。これはホイールバランスか?と思ってフロントタイヤを外してみました。
センタースタンドがフロントタイヤを外した時の重心にとても近い位置についているのか、シリンダーに当て木してフロントを浮かせてもシリンダーにはほとんど力がかかっていません。
後で調べたらフロントタイヤを外すのにスピードメーターケーブルやブレーキケーブルを抜くというのが通常の手順のようですが、そのまま外さずに行けました。タイヤをはめる際にフォークの内側に出ている突起に合わせてうまくはめ込むのに最初手間取りましたが、こちらも2回目以降はスムーズにできるようになりました。まっすぐそのままなんでも差し込んでいくのは難しいのでフォークのボトムケースを若干回転させて(上から見たらハの字に広げるように)取り付け作業をするとうまくいきます。
ウマにアクスルシャフトを載せてタイヤを回してみると、エアバルブあたりが重たいことがわかりました。が、ホイールのベアリングの回転に頼っているだけなので大した精度は期待できません。
それでも何度かバランス取りしてみたところ、バルブの反対側に30g程度の重りを取り付けると一番塩梅が良いことがわかりました。とりあえず、の作業なのでナットをバランサーウエイトとして重量を調整してみました。
日中走ってみてまだ振れるけれどバランス取りの良い影響は結構感じられたので、本格的にバランスをとってみようとホイールバランサーを買ってきました。荷台が荷台らしい仕事をしていますw
カブのアクスルシャフトは前後ともに径が12mmなので、12mmに対応したシャフトのホイールバランサーを購入する必要があります。ネット通販でかっこいいなと思ったバランサーは軒並みシャフト径が14mmとか15mmで、あんまり選択の余地なし。実際にカブで使用したという実績をみつけたストレート製のものを店舗で購入してきました。
2000年以降、タイヤ交換は100%自力で行ってきましたが、バランス取りなんてしたことがありませんでした。ジムカーナは速度が遅いから関係ないだろう(遠心力かからないから大して問題ないだろう)?って思っていたんですね。カブは車体が軽いので速度が高くなくても特定の速度域でブルブルと車体が振れます。これでホイールバランスをとることでそれが直るなら安いものです。
早速バランサーにかけてみました。ウマ&アクスルシャフトで調べて一番重いと思われる箇所にHマークを書きましたが、ホイールバランサーに載せてみてもほぼそのあたりが真下に落ち着いて一番重い箇所でした。
必要なウエイトも30g。すごいなウマ&アクスルシャフトのバランサー、ほぼ適正な場所と重さでした。今回は貼り付けるタイプの平ウエイトをとりあえず貼って調整。最終的にはスポークに噛ませる丸いタイプを取り付けるつもりでオーダー済みです。
こうなったらついでにリアもチェックしてみよう。先人の方法を見るとリアホイールを外す際はセンスタの下に板を敷いてかさ上げすると良いということでしたので、素直に従うことにしました。
何も調べずに始めたら、まず間違いなくチェーンカバーを外していたと思います。どうもスプロケは車体側に残したままでホイールが抜けるようなのでやってみたら、ほんとに抜けました。
車体側にスプロケとハブの受けが残ります。まるでプロアームのようです。
どうでも良いようなことなんだけれど、カブっていちいちこういう作業性の良いところがすごいなって思います。本当に何もかもシンプル。
タイヤそのものが均等にリムにはまっていなくてゆらゆら振れていたので一度空気を抜いて入れなおしました。バルブコアを抜いたら、シールが緑色。赤・黒以外は初めて見ました。
リアもエアバルブあたりが一番重く、反対側に20gの重りを張り付けてほぼ解消です。組み上げて実走してみると、気にすればわかるけれど気にしなければ問題ない程度、とこれまでで最高に振れません。今回は仮の重りなので、またスポークに取り付けるタイプが到着したら改めてバランス取りしてみましょう。
というか、ほかのバイクもバランスみてみよう。
ストトリRSの中島です。今後ともよろしくお願いいたします。
>中島さん
こちらこそ、あちらこちらでどうぞよろしくお願いします。