九州からあげ旅行

5月のゴールデンウィーク。Webで全国からあげグランプリの記事を読んでいたらからあげが食べたくなってしまったので「大分にからあげを食べに行こう!」となりました。目的地はからあげグランプリ西日本しょうゆタレ部門で何度も金賞に輝いている「とりあん」さんのからあげ。広島の家を出てから小倉東まで高速、そこから下道の渋滞を含めて約7時間。宇佐市の本店にたどり着くとそこは16時からのお店だったので、近くの支店に移動してやっと手にすることができました。

とりあんさんのからあげ(骨付き)。ぶつ切りのサイズが大き目で、骨なしのもも肉でも一口でほおばるのは困難です。そのため噛み切る事になりますが、断面からはジューシーな肉汁がじゅんっと溢れてきます。味付けは阿蘇の内牧のからあげに比べると控えめ。中津市の青の洞門手前にある「むらかみ食堂」さんのからあげと食べ比べてみたい!

500gのからあげを食べ尽ながら‥といってもあっという間に食べ尽して、高速で湯布院まで移動。やまなみハイウェイに入って阿蘇を目指します。バイクツーリングではまず歩く事のない長者原の木道を散策してみたり、と、いつもと違ったのんびりムードで進みました。

阿蘇外輪山。大観峰をスルーして、「ラピュタ」へ。直前まで日が射していたのですが、少し陰ってしまいました。初めて来たころはほとんど交通量のない道でしたが、先に来ていた若い女性のペアが「ガイドブックに載っていたの、きっとここから撮ったんだよ!」とかいいながら撮影していた様子からすると、ずいぶん有名な場所になってきたのだと思います。車やバイクも結構走っていました。

このあたりで食べ過ぎたからあげが原因か、おなかがバルス。

ラピュタ道を下って阿蘇のカルデラの北西部にある内牧温泉へ。他にも行くところあるだろうと言われそうですが、内牧は阿蘇に来るとついつい寄ってしまう街です。全て源泉の違う共同浴場が10箇所ほどあって、あと2つくらいで全部制覇です。この日は「がね政」という割烹料理屋の中にある「宝湯」というお風呂へ入りました。大人300円。湯はぬるめ、男湯は広い秘密基地のような露天風呂を楽しめる温泉です。

内牧温泉って、どちらかというと「ひなびた」温泉街なのですが、中に浮き気味のおしゃれなお店がいくつかあります。岡本酒店さんもそのひとつ。そういえばこの商店街、ゆったりJAZZが流れていました。今回はいつも購入する酒店オリジナル焼酎の「芋ぐるま」と、新作の米焼酎の「一所懸命」を調達しました。

ケーキ屋「MIYUKI」さん。扱っているケーキはいずれも甘さ控えめで、いまのことろ外れたことがないです。販売時点でクリームを注入する鮮度の高いシュークリームが絶品。

MIYUKIさんは店内で食べられるカウンターが用意してあり、無料のコーヒー(これがまたなにげに美味しい)をいただきながら、いつもその場でケーキを食べます。

宿泊場所はどこでも良かったのですが、トイレがあって、さらに温泉・コンビニが至近ということから阿蘇駅前の道の駅阿蘇で宿泊することにしました。自分たちが到着したまだ外が明るい時点で、道の駅は車中泊の車でほぼ満車になっていましたが、最終的には停める場所ではない部分も使われて車がギッシリ。
うちは車に取り付けるテントの中に、さらにツーリング用のテントを張って、車内に2人、テントに1人で寝ますが、隣の車が午前3時にエンジンをかけてアイドリングし続けたので、テントでは寝られない状況(<寝ている地面の高さは、ボディに遮られることなく車体下部から漏れるエンジン音がかなり響く)になり、結局全員車中泊になってしまいました。

2日目。
7時前には出発して、朝一番で再びラピュタへ向かいました。今度は下から上へ。カルデラの底から外輪山の稜線まで一気に駆け上る道です。

遠望していると分かりづらいですが、外輪山の壁面は前へ後ろへと張り出しが結構あります。

いわゆる「ガイドブックに載っている」ところから一段降りたところから。上から淵を見下ろすとほとんど真下に落ち込んでいるような角度です。近づくのもちょっとコワい。

人が動く時間に行くと駐車場に困りそうな菊池水源に朝8時前に到着。この時間だとほとんど誰もいませんw
苔むした岩がゴロゴロしていて、驚くほどきれいな水が豊かに流れています。涼しくて、とても落ち着ける場所です。

緑・緑・緑、とにかく緑がいっぱい。

歩道の手すりもコケに覆われています。

内牧温泉は早朝から入れるお風呂は2つくらいしかなくて、早起きの僕はツーリングで来ると朝風呂で入るところが限られてしまうのですが、9時過ぎに内牧に戻ってきたのでお風呂はいろいろ選べました。今回はからあげ屋さんに近いという理由で、初めて入る薬師湯というお風呂にしました。大人200円。前日の宝湯よりはお湯は熱め。朝シャキっとするために入るには良い温度です。

内牧に来たら必ず購入するからあげの森本さんのからあげを大人買い。看板を見ると、精肉よりもからあげメインなことが分かります。

ここのからあげは小振りで、味付けは濃いめ。しっかり揚げている感じ。スナック感覚でバクバク食べられます。

初めて阿蘇に連れてきた子どもの思い出に草千里くらい行っておこうと、阿蘇山上へ向かいました。朝よりは雲も上がって、米塚やカルデラの町並みや外輪山が一望できます。

草千里手前の少し高い位置にある駐車場なら無料です。そこから歩いて降りて行きます。

これまた子どもの思い出作りに、馬にも載せてみました。
阿蘇の火口はどうやら見られる風向きだったようですが(<噴煙・ガスの流れが風向きによって変わるので、よく立ち入り禁止になる)、そこへ至るまでの渋滞にうんざりして、高森方面(南阿蘇方面)へ山を下りました。

白川水源。この水、全部飲めます。

水源では池の底から小石を巻き上げながら水が湧いています。毎分60トンだそうです。水がきれいだと、その周辺もとても神秘的に見えてしまいます。

水面は鏡のよう。小魚や蟹もいました。

白川水源の近くの和食屋で食事をしました。店の前には飲用できる湧水がありました。

帰路はフェリーの予約をしたので、その時間の制約から、阿蘇周辺は15時過ぎに出発しなくてはなりません。道の駅で蕎麦ソフトやとうきびソフトを食べたり、青空が広がったやまなみハイウェイで写真を撮ったりしながら来た道を引き返しました。
最後に温泉に入ろうかと思いましたが、残りの距離を考えると結構時間がギリギリになってしまったので、一気に竹田津港まで走りました。

大分県の竹田津港から山口県の徳山港までは2時間のフェリー。
そこから高速で1時間。帰宅です。

広島から九州、特に阿蘇となると高速で熊本まで行くのはひたすら遠い。徳山-竹田津のフェリーは車だと結構な額になる(<約12,000円・ドライバー1人含む)、というわけで、小倉東から中津まで南下というルートを今回とってみました。走ってみると途中の渋滞がなければそれなりに快適なルートでしたので、次回は出発を3時間くらい早めて、午前4時ごろ広島を出て渋滞を避けようと思います。

お土産は液体だらけになりました。これに加えて自販機で売っている「かぼすスカッシュ」が美味だったので、3本ばかり買って帰りました。

4歳になったナルキがお風呂や知らない土地を楽しめるようになったので、旅行、かなり楽しくなりましたよ。

4 Comments

せとげち

僕も車中泊で大観峰とか行きました。雲海が出てキレイでした。野郎と行ったのが悔まれます・・・

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つがたく

>げちくん
若いんだから、もっとおっさんがうらやむ青春送りなよ‥w

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