山陰旅行

GW、九州大分からあげツアーと山陰鳥取砂丘〜大山ツアーを秤にかけて、天気が西から崩れるということから今回は山陰めぐりに決めました。広島から鳥取砂丘というと結構な距離なのですが、途中「五大北天まんじゅう」を購入するために岡山県の津山にある「つつや」さんに立ち寄りました。黒糖もっちり生地でまんじゅうと呼ぶにはギリギリ限界のぺちゃんこなおまんじゅうで、できたてはふわふわ。お土産として渡しても電子レンジで少しだけ温めればできたてのようにいただけるのではないでしょうか。

のんびりとお昼前に鳥取入り。ガイドブックの写真だけを頼りに選んだ「花のれん」さんはのれんをくぐってビックリの結構なお店でした。通された個室には上村淳之の花鳥のリトグラフがかかってるし、料理はとても豪勢だし。

昼から豪華にいきました。これにさらに茶碗蒸しとデザートつき。

ここで食べたかったのは、桶から茶碗に移してだし汁をまわして食べる蟹御膳のごはん。蟹たっぷり。美味しくいただきました。

鳥取砂丘はGWらしくかなりの人で賑わっていました。砂丘正面の駐車場はどこも満車で、少し離れたオアシス広場の駐車場から1kmほど徒歩で。ドドーンと開けた砂の山にナルキ大興奮!薄曇りで砂も熱くないので、裸足で馬の背まで登りました。

登るだけでなく下りも楽しい砂の山。傾斜の急な斜面をキャーキャー言いながら駆け下りたり、さらさら崩れる砂に足を埋めて遊んだり。大人も子ども並の体力とスタミナがあったら、きっとキャーキャー言いながら遊んでしまうところだと思います。

砂丘から車で10分ほどのところに浦富(うらどめ)海岸というリアス式海岸の景勝地があります。って、あんまり人が来るようなところでもなく、実際観光で訪れている人はとても少なかったです。

このあたりは温泉には事欠きません。たまたま立ち寄った浜村温泉は、料金を払う施設から展望風呂へ続く回廊の78段の階段を登る、ちょっと変わった温泉でした。
宿泊はいつものテントを車に横付けするいつものスタイルで、と思っていましたが、道の駅犬挟(いぬばさり)は風が強くてテントが吹き飛んでしまうので、全員が完全車中泊。

車中泊だと朝ダラダラしないので、ハイシーズンの観光地を誰もいないうちに堪能する事ができます(お店も開いていませんが‥)。蒜山もガラガラ。午前8時ごろの大山環状道路もほとんど交通量がありません。

最初、見間違いかと思ったら本当に雪がたくさん残っていて、路傍にもたくさんの雪が解けずに残っていました。

スキー場は、多分冬の間に雪を集めておいたのだと思われるところだけ雪がこんもり残っています。残雪と新緑と山桜。GWって素敵。

信州だとよくありがちな風景ですが、中国地方でこういう景観は正直大山周辺しかないのではないでしょうか。

鍵掛峠。これまで何度も大山の西から南へ向かうルートで走っていましたが、逆向きルートの方がコーナーを抜けたときにドガンと現れる風景に驚く事ができるようです。鍵掛峠はヘアピンを抜けたとたんに大山南壁の荒々しい山肌が目に飛び込んできます。

米子をスルーして境港へ。

境港おさかなセンター。先日訪れた下関の唐戸市場に比べるとすっきりきれいで清潔感のある市場です。扱っている商品に蟹が多いのでとても華やかに見えます。

境港の水木しげるロード。全く予備知識なく訪れてみました。「水木しげるロード」という名前から、京都の哲学の道のようなものかと思っていましたが、実際は800mほどの街の商店街で、ゲゲゲの鬼太郎テイストを取り払うと、本当にただの商店街。駅前から鬼太郎キャラクターのブロンズ像が短めの間隔で並んでいるので、ついつい次々と巡っている間に商店街を端から端まで往復してしまう、うまいシステムでできています。

ブロンズ像そのものだけでなく、自然石をつかったその台座の意匠もおもしろい。

商店街のお店の方は、ゲゲゲの鬼太郎カラーにしておけば水木しげるロードに調和できるわけですが、ちょっと飽和状態にも思いました。

何でもかんでもゲゲゲの鬼太郎カラーでまとめているのですが、公共施設のサイン表示はなかなか秀逸。

公衆トイレの壁面は長尺モノのキャラクターを描くには最適なキャンバス。

あまり訪れる地域じゃないので、走った事のない道もたくさんあって、中海の島を巡るルートを是非走ってみたいと思っていたのですが、ナビに表示された江島から北に延びる道がなんじゃこりゃ〜!?でした。というわけで、走ってみました。右も左も海の道。でも橋じゃないんです。特に北部のカーブしている道は、何のために海の中にこんな道をつくったのかが今ひとつ分からない不思議な道と風景です。ちょっとおすすめ。

松江へ向かう途中に雨が降り始めたので、昼食後南下して三次から高速で早々に帰りました。今回はGW中にも関わらず渋滞とは無縁な旅行で、気候的にも暑くも寒くもないとても快適な1泊2日の旅でした。次は是非バイクで訪れたいです。

2 Comments

あきやん

物より思い出!!実践してますね。
うちは一番下も二十歳を超えて、とんと家には寄りtきません。大きくなると、親より友だちですからねぇ。
都賀家に負けじと、わたしも5日に、息子と宇和島までツーリングしてきます。

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>あきやんさん
わー。お久しぶりです。
確かに、ものより思い出ですけど、うちの車ノアですw
5日はお天気よさそうですね。

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