尾道散歩

下関に行こう!と決めていた水曜日。ナルキはすっかり唐戸市場でお寿司モードになっていたのですが、西の方は天気がどうも怪しいので、「下関に行くと、水族館で魚に食べられてしまうよ!」とゴマ化して、目的地を尾道に変更してお出かけしました。

尾道は何度か訪れていますが、「尾道らしさ」を満喫した覚えがなく、狭い路地や急階段を歩くために海沿いの駐車場に車を停めてお寺巡りをすることにしました。
川のように狭い水道を、車が4、5台載せられるフェリーが頻繁に往来しています。

尾道らしさを満喫するために、尾道ラーメンを食する事に。有名な「朱華園」は第3水曜日が定休日ということで、今日はお休み。レビューをみていると「みやち」さんが気になったので、アーケード街を歩きます。平日のお昼前、歩いているのは老人ばかり。本当に驚くくらい老人だけ。

アーケード街の中程に「みやち」さん発見。アーケード街に面しては幅が3mほどしかなく、気を抜くと見逃してしまいそうなお店です。しかも入り口が見当たらない。建物の側面が狭い路地に面していて、そこにこれまた目立たない入り口があります。11時の開店時間丁度に店内の電気が点きました。

20席もないような店内。「ラーメン屋」ではなく、「中華そば 天ぷらうどん」のみやちさん。うどんのメニューも豊富です。普通ないような色使いの店内なのですが、派手な感じはなく、昭和な雰囲気を保ちながら調和しているのがなんとも不思議。

カレーうどんの評判が良かったので頼んでみました。「熱いですからお気をつけくださいね」とおばちゃんが声をかけてくれ、紙エプロンをくれました。タマネギの甘さたっぷりで、カレーを適当にスープで溶いたようなカレーとはひと味違います。とても丁寧で優しいカレーうどん。

天ぷら中華そば。尾道ラーメンというと魚介スープにコッテリ背脂というイメージでしたが、ここは背脂がないラーメンで、非常にアッサリとしています。小エビの天ぷらが載ることでアッサリ感が補える感じです。アッサリといってもとても味わいのあるスープで、正直美味しい。毎日食べられる系です。麺はコシが強め。味付けがほとんどされていない肉はチャーシューというよりは茹で豚。
店を出る時もおじさんが笑顔で声をかけてくれて、 とても気持ちの良いお店でした。

山陽本線を超えて山側へ向かうこの陸橋は、たまたま渡ってみたのですがとてもヘンな陸橋でした。階段が途中から消えていたり、通過する列車に手が届きそうだったり。スクーターも走っていました。

特に目的なく歩いていても、上へ上へと向かっていくと千光寺公園に行き着いてしまいます。山頂へ向かう道は長い直線の階段が続くところもありますが、山腹に沿った道はほとんどまっすぐなところがなく、見通しが悪くて立体迷路のようです。それでもメインのルートはきれいな石畳になっているので、迷子になるようなことはありません。

階段を振り返ると尾道水道と向島。
車が上ってこられる道はないので、この辺に住む方は毎日狭い路地や急階段を上り下りされているのでしょう。冷蔵庫とか買った日にはどうしているんでしょうか。宅急便の方、さぞかし大変でしょう。
たまたま尾道大学美術学部の卒業制作展がこの界隈の建物や山頂の美術館を使って開催されていました。ということで、山頂の美術館まで歩いて上ってみました。

千光寺本堂より。遠景が霞んでいますが、海抜0m付近から歩いて来たのです。4歳児、がんばりました。

山頂付近のゴロゴロしている巨岩をそのまま残して、活かして千光寺は開かれています。人がつくったものではないものの強さや神秘的なムードがうまく利用できていると思います。

小雨が降ってきたので下山はロープウェイで。
15分間隔で発着しているので、いつ乗車してもそれほど待たされることはありません。バスガイドならぬロープウェイガイドの女性が同乗して、ドアの開閉やロープウェイから見える風景についての簡単なガイドをしてくれます。

尾道市役所となりの市営駐車場へ停めたのですが、ローブウェイ山麓駅からは歩いて4分ほど。子ども連れで丁度良いルートでした。 まだまだ歩けていない路地もたくさんありますので、また訪れてみたいと思います。夏じゃない季節に。

動画はおまけで撮ってきたのですが、とりあえずまとめたのでアップしときます。

3 Comments

Crazybowler

尾道…また、行きたくなった!魚眼とミラーショットを並べるあたりはなかなかですね。

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つがたく

Crazybowlerさん
一回じゃ楽しみきれませんでした!うちもまた行くと思います。

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尾道最高

画像とても素敵ですね!尾道&みやちさんのファンなのでとても嬉しかったです!^^

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