690DUKE 600クラスツーリング

あやのすけさんがVストローム650を購入されたということで、690DUKEと一緒にツーリングしてもらうことになりました。大型バイクで人とツーリングへ行くなんてしばらく振りすぎてものすごく楽しみ。朝6時半の集合場所まで30分もかからないのに家を5時過ぎに出たりして、時間潰しに朝焼けを見に海岸へ行ったり。

かっこいいとは思わないんだけれど、慣れてきて嫌な感じはなくなってきたうちのDUKE。何をどうしたらかっこよくなるんだろう。

あやのすけさん到着。Vスト‥すっごく‥大きいです。えー、同じ600クラスのはずなのに、ひとまわり以上大きいです。というかDUKEが小さいとも言える‥。

勝手にアビーロードと呼んでる、安野 花の駅公園でいつもの写真を。

お盆前から2週間くらい雨が続いていたので、本当に久しぶりに晴れの週末です。DUKEはずっとクラッチのトラブルで乗れていませんでしたが、ずっと雨だったので部品を待たされた感じはあんまりしていません。

Vストローム、しばらく乗らさせてもらいました。大柄ですが、押し引きは軽く、走り出したら抜群の安定感でどこまでも楽に移動できそう。劇的にパンチがあるわけではないエンジンもおかげで疲労感なく前へ前へ進める感じで、全体的に余計な角を作らずに楽に遠くへ行くための道具としてよくできていると思いました。昔乗っていたTDM900を思い出さずにはいられないバイクです。

逆にDUKEに乗ったあやのすけさん、走り出した瞬間から「なんじゃこりゃ?ガハハハハ‥」と笑いが止まらないご様子でした。後ろから見てると、車種の判定ができないような見慣れない小さなバイクが、弾けるように小気味よく駆けていきます。とても楽しそう。

広域農道のトンネルを抜けると‥

少し秋っぽさを含んだ清々しい青空!

製鉄所跡を散策。中国山地は規模の小さなものから大きなものまで、探せば結構な数の製鉄所が見つかります。

目的地が特に定まっているわけじゃなく、Vストの慣らしのために走り回るつもりでスタートしたので、普段走らないような道にも入り込んでみました。ここでも少し秋を感じながらも、まだまだ夏!という風景が転がっていました。

ロータリー交差点!初めて走る今時の円形交差点に感激して3周回ほどしましたが、3回も回ると自分が行こうとしている出口がどれだかわからなくなりました。
これ、いいですね。信号を整備しなくて良いし、信号待ちということが発生しないし、ほどほどの交通量の幹線道路で速度落とさせるのにも有効だし、定常円旋回の練習もできるし。

とりあえずの目的地としてやってきました、旧広浜鉄道今福線の跡地のトンネル。

前回セローで来たときはトンネル入り口までしか来ませんでしたが、このトンネルを抜けた先に一連アーチの橋があるというので歩いてみました。千と千尋の神隠しのはじまりはじまり。

トンネルの中、岩盤が露出している箇所があって、これは山の中の岩そのものを強度メンバーとして利用しているのでしょうか。

トンネルの向こうには食べちゃダメな感じのきのこが生えていました。

木々に反射した光が自然な緑光になってトンネルに差し込む‥とても綺麗。

五連アーチのところにはパンフレットが置いてあるので、まず此処へ来てから周囲の散策をすると良いと思います。戦争時代の造作物ですが、当時は鉄不足だったのでコンクリートでアーチ橋を作ったと言われています。

旧今福線跡の目玉はココかな。橋脚跡。何かのモニュメントにも見えて、遺跡のよう。

柱が丸い2本は川の中に建っています。キャッシュを仕掛けておきました。

そこから川下へ向かって川沿いの道を走ると、何本か川の中に橋脚だけが立っているのですが、事情を知らないと何が何だか分からないと思いますね、これ。

山間部が曇り気味で、山陰は雲をかぶっているのかと思ったら、浜田まで抜けると夏空が。海岸まで行ってみたら、一直線の日本海!勝利のポーズだ!

日本海‥いつも言いますが、瀬戸内海慣れしているとこの空と海の境界線が真一文字に一直線なのが、とてもエキゾチック。

はまだお魚市場、リニューアルオープンしたようで立ち寄ってみました。

朝からほとんど食べずに走っていたので、ガッツリと海鮮をいただきます。ここの海鮮丼、8種か9種のお魚が3枚ずつ、少なめのご飯の上にドカドカ載っています。3枚中2枚は刺身としてそのまま食べても、残りの刺身で海鮮丼として成立するくらいです。脂ののったのどぐろの炙りとか、このくらいの枚数が丁度良いお年頃。

ブーツがここでワニになりました。接着剤を現地調達して応急修理。

シンプルに、夏。

帰り道、木部谷温泉 松乃湯さんの裏手にある間欠泉を見に立ち寄ってみました。アプローチ階段の横の水路は、鉄分で着色された堆積物が鍾乳石のようになっています。

源泉なのかな?25分間隔の間欠泉。前回がいつ噴き出したのかが分からないので、何分待つかはギャンブルです。流れている液体は冷たいです。

地面に転がっている小石は噴き出した成分にコーティングされてたまごボーロのようになっていました。

予告なく突然噴き出す間欠泉。15分ほど待ちました。噴き上がっても最大で1.5mくらいかな。別府の地獄巡りなどの間欠泉は蒸気からでもものすごい熱さを感じますが、ここのは湯気さえ出ていませんでした。キャッシュを設置しておきました。

300kmほど走って、帰宅前にちょうどリザーブ。燃費は26km/l少々です。

もともと長距離を走ることは期待していなかった690DUKEですが、このバイクは楽しく走っているうちに距離が伸びるという感じ。特筆すべきは、このシート、お尻が痛くならない!意外なオールラウンドな様子に驚いたちょっと長めのツーリングでした。

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