GW2021 俺の宮島‥

5連休の2日目。朝駆けしようと夜明け前に出発して山へ上がってみましたが、海側は晴れているのに進行方向は雨‥前日に続いて天気が安定せず、降ったり止んだりな感じの雲が雨雲レーダーにも並んでいます。
折角田んぼの水鏡が楽しめる「今だけ」の季節がやってきたのに‥。

それにしても、2年続けてGWに九州へ行けないなんて、もううまかっちゃんでも食べて九州へ行った気になるしか。コロナ禍明けのGWの九州が恐ろしいです。九州がバイクで溢れかえるんじゃないだろうか。

午後、やっとお天気も安定したので、せめて1泊でもと16時スタートで宮島へ渡ることにしました。

目の前で出港されて1便逃しましたが、次の便まで15分。連休中とはいえ、さすがに乗船しているお客さん、少ないですねぇ。

相変わらず鳥居は囲われています。鳥居が見られない宮島、厳島神社の社殿だけでは役者が半分って感じですが、観光客が異様に少ないこの時期の改修で良かったといえば良かったんじゃないかと。

野宿用の食材はここ数年、宮島へ渡ってから調達することにしています。いつもお世話になっているのは町家通りのくま金商店(食料品屋)さん。価格表示が昔ながらの値札シールですよ。昭和っぽい。でも、ペイペイ払いできるんですよ。令和っぽい。

お酒も現地での酒屋さんで。宮島へ渡って飲む酒の量がずいぶん減ってきたなって最近気がつきました。以前はビール4本くらい買い込んでいましたが、今回は2本、しかも飲み切らない始末。

さて、驚いたことに通りすがりに見た包ヶ浦のキャンプ場はざっと数えて100張り近くのテントがギューギューにひしめいています。キャンプ場スペースに収まり切らないから普段はただの広場になっているところまでテントが張られていました。これはもしかしたら‥と覚悟して島の奥のいつもの浜へ行くと、いつもはガラガラな砂浜がファミリーキャンパーでいっぱい。さらに奥へ行っても、その奥へ行っても、車が入れるような場所は軒並み野営場になっていました。

しょうがないので先に張られた方々の邪魔にならなそうな場所へ。

もともとハンモック泊のつもりで装備をしていましたが、この日は気温が低かったことと、もしかしたら‥と思ってテントも積んできていました。正解でした。ハンモックを吊れる木を選べるような状態ではありませんでした。

テントを張って、ひと口ビールを飲んでしまえば、もうここでくつろぐしかありません。

俺のノコギリよりも俺の斧の方が便利ですね。持参した小さめの焚き火台に合わせて小割りをつくるのがとても効率よくて、早い。ノコギリを引く作業に比べると労力も半分以下。何気に斧の刃の反対側がハンマーのようになっているので、硬い地面にペグを打ちこんだり、何かを壊したりするのにも便利です。

作業が終わって体を動かすのをやめるとすぐに体が冷えるほど寒くて、日がまだ残っているのに着火。

ファイヤー!宇宙を作った神様って、この日この時に炎がこんな形になることも把握されているのでしょうか。

ステンレス串が常備品に加わって数年。現地調達のチョリソーを刺して、焚き火の間接的な熱でジワジワ炙ってチリチリいい始めたところを食べます。旨い。こういうところで食べる肉系のタンパク質は小さくても破壊力ある。

ひとり空間のひとり時間。

することもないので21時過ぎに寝ようと思ったら、その時間にやってきた2台の車が近くにテントを設営はじめました。そのまま0時過ぎても明かりを煌々とつけて談笑されていましたが、僕の睡眠には大した影響はありませんでした。そのくらい快眠できました。

明け方6度。気温と装備と快適度の関係を記録するようにしています。ハンモックの場合、明け方10度までならエアマット敷きのシュラフ(モンベルのダウンハガー800#3)だけで朝まで快眠できます(服装はバイクに乗車する装備)。10度を下回ると上に何かをかけないとちょっと辛い。阿蘇で明け方5度だったことがありますが、その時は毛布を1枚お借りしてシュラフの上にかけました。これはかなり快適でした。

これがテントだと、シュラフに比べるとかなり気温が下がっても耐えられます。ただ、今回持参したテント、インナーがフルメッシュです。どのくらいの寒さに耐えられるのかの検証ができていません。

そこで念のためサーモフレクトという不織布にアルミを蒸着させた全身シートを1枚用意しておきました。足元を包むくらいの長さがあります。今回寒さを感じることは全くなく、また暑過ぎずちょうど良い感じでした。

ハンモックの場合もシュラフとエアマットを上下から2枚のサーモフレクトでサンドウィッチすれば、明け方2度でも寝ることができます。見た目ペラペラですが、かなり信頼できるグッズです。

夜に到着したお隣さん、一晩中竿を振っていたんだろうか。

お湯を沸かし始めてコーヒーが見つからなくて、しょうがないから朝からカレーヌードルビッグをガッツリといただきます。

屋外泊の生命線のシュラフは防水バッグにしまうことにしています。と、紹介しようと思って写真を撮っていたら、左端にコーヒー発見。

お世話になりました。良い夜でした。

砂浜の走行はセローの純正のようなタイヤではかなり厳しいです。下手すると地面掘るし、下手すると埋もれる。昨晩写真を撮ろうと車体を火の近くへ移動させましたが、その後押して歩くのが大変でした。なので、脱出しやすい向きに先に車体を向けておいてから荷造りです。

残念な鳥居も、記録しておかないと後々残念に思うでしょうから撮影しておきます。

岩惣さんの坂、明け方は逆光でとても雰囲気が良いです。

誰も歩いていない商店街。千畳閣の五重塔が緩やかにカーブした商店街越しに見えるベストポジションは焼きあなごの提灯の前あたりです。

朝7時台のフェリーで宮島口へ戻って帰宅すると、まだ家族寝てる‥朝食をつくっていると起きてきたのでソーセージを載せてくれとムスメに頼むと、斬新な載せ方をしていました‥。

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