GROM 桜を見る会2021

2014年に生口島の沖にある岩城島へ渡った際に中央の積善山一帯が三千本桜と呼ばれる桜の名所だと知って以来、いつか桜の季節に岩城島へ‥と思い続けて早7年。今年は広島の桜が史上最速の3月11日に開花して、開花から12日も経てば良い感じなんじゃないかと平日に島へ渡ってみることにしました。

今回は忠野海港までハイエースで‥と出港時刻の2時間前に家を出ましたが、港に近づくに連れてどうやっても朝イチの便に間に合いそうにない計算になってきたので、港の10km手前でトランポからGROMを降ろして最後はバイク自走でラストスパート!出港の1分前に到着しました。

ここ最近出番のなかったGROMは前日バッテリーが上がっていたので、一晩充電器に繋いで朝にってから急いで車に積み込んで出発しました。なので、その他の準備が何もできていなくて、船の上で新しいエアクッションを取り付けたり空気圧チェックしたり。20分というフェリーの移動の時間が有効に使えて良かった‥。

このシャオミの小型電動ポンプ、ほんとに便利ね。これに限らず、携帯型の電動ポンプ、持ち歩いていると現地で今日はフィーリングが‥ってなった時にも安心です。

忠野海から大三島へ渡るフェリーは途中でうさぎの島、大久野島へ寄港しますが、朝イチのフェリーだけは大久野島素通りで大三島直行便です。

船のトイレ。ドアにもともと付いていた鍵が使えなくなって、木ネジ跡と壁側の穴から察するに後付けでノブを回転させると爪が出るタイプの鍵を付けたけれど、それも使えなくなって結局おばあちゃんちの引き戸で使っているような「あおり止め」になった、という歴史が垣間見える。

滑走路に駐機しているみたいよ。GROMカッコイイよ。

大三島上陸。同時に、愛媛県上陸。8時過ぎに大三島とか、やる気の削がれないスタートです。

盛港から東まわりに走り始めてすぐに、生口島の手前にひょうたん島が見えます。昔は島影がもっと綺麗でウソみたいに整った形をしていましたが、最近は木が繁ってちょっと凸凹していろところが残念な感じ。

今回の目的地のひとつ、大三島、教善寺の枝垂れ桜。ここは朝の光のうちにと思って真っ先に訪れてみました。ちょうど住職さんが出てこられたのでお話を伺うと、「今年は例年に比べて1週間早く咲いて、もう散り始めてしまって‥せっかくお越しいただいたのに」と残念がられましたが、この花びらの絨毯が綺麗すぎて‥これもまたとても良い状態ではないでしょうか。

朝訪れて良かった。今週末じゃ木に残る花もかなり落ちるでしょうから、今日訪れることができて良かった。

この日、車で港まで向かう朝の峠越えの外気温は0度。涼しいを通り越して寒いくらいだったので、山歩きイベントも先に済ませておこうとまず鷲ケ頭山へ。ここは何故かだGoogleMapには掲載されていませんが、山頂からの風景はしまなみ海道の展望のなかでもかなり推したい360度の絶景です。

来島海峡大橋が見える。ということでその奥は今治や四国の山々。ここからは他のいろんなしまなみ海道の橋も見えます。朝焼けも夕焼けも楽しめる場所なので、いつか泊まってやろうと目論んでいます。

キャッシュ置いておきましたよ。GZはここですよ。

鷲ケ頭山も良いのですが、少し降りたところから名もない山々の尾根伝いに海へ向かって歩く道がまた、とても面白いのです。

いくつかある頂上の、海から2つ目のところ。道から外れて頂上へよじ登ると‥おお、コワ。

結構な大岩が、結構微妙な状態で載っています。落ちてきたら大惨事。

今回はこの尾根道を紹介したくてキャッシュを仕掛けに来ました。一番海側の頂上にしようかと思ったけれど、ここがいいや。

絶対危ないって。ぼろぼろと剥がれる花崗岩のような岩なので、いつか崩れると思う。大ゴトになりませんように。

この尾根伝いの道は、バイクを停められるところから先端の山まで片道15分ほど歩くところです。往路は絶景の中に自分が飛び込んでい行く感じ。復路も万里の長城みたいな景色を楽しみながら歩けるのでそれほど遠くは感じません。

今日の目的のひとつ、海辺の街にできた新作キャッシュ。立ち寄ってみると‥

キャッシュは店内。そして開店前、どころか店休日。キャッシュのディスクリプションにその手の情報はなく、来てみないとわからないヤツ。ちょっとなぁ‥。

生樹の御門。ここはパワー感じるなあ。木が生きてますってものすごく主張してる。

樹齢3000年、幹の根本がトンネル状の参道になっています。

お相撲さんはキツいかな。

しまなみ海道の桜の名所、伯方島の開山公園。

北側に開けていて、生口島と多々羅大橋をとても美しくみることができる場所です。

桜‥一分咲きどころか一輪咲き‥。山頂一帯は桜の木に覆われているので、満開時はさぞかし豪華な景色になるんでしょう‥残念。

本当、ホロリほろりと咲いてはいます。

大三島橋が見える展望所があると案内があったので、10分くらい歩いてみました。

おお、開山公園の黄色い展望台とは反対側の南側が開けた展望所です。

この展望所、何かで案内されているの見たことないです。多分人も来ないし、綺麗に整備されているし、オススメ。

岩城島へ渡るために大三島へ戻って生口島へ向かいます。

最近空が青くて海が蒼い日は、それだけで本当に良いじゃん‥って思えるようになってきた。本当にこれでいいじゃん。

この辺りは晴れていたら本当に間違いない。

多々羅大橋の料金所に貼ってあったチラシをみると、電動のキックスケーターは原付扱いになるので100円払ってバイク道(自転車道とは別の道になっている)を走れということだそうです。それよりも、右下の‥

これが気になった。

生口島と大三島をつなぐ多々羅大橋、しまなみ海道の橋の中では一番好き。ここはみかん畑を突っ切って海沿いの道まで急降下できるショートカット路。

右手に今日のメインイベントの岩城島を観察しながら走っていましたが‥どう見ても桜咲いてない‥。これは渡っても渡るだけになってしまいそうなので、今回は残念ですが見送ることにしました。

生口島の南側斜面の山肌は山桜がもこもことマダラ模様を作っています。これはとても綺麗。

以前道路工事で1周できなかった高根島へ、黄色い橋を渡ってみます。

橋の手前、海の中のお地蔵さん。こういう何気に通り過ぎてしまうようなものを、しまなみ海道でもジオキャッシングでたくさん教えてもらいました。

高根島、1周してみましたが‥取りたてて面白いものはなかったな。以前パブリックアートやら、素掘りのトンネルやら、いろいろ面白そうなものがあると耳にしたことはあったのに、特に何も見つからず。

しまなみ海道最高峰、生口島の観音山の登山道入り口が展望所になっていました。特別に面白い風景というわけではありませんが‥

ひょうたん島が綺麗に見えました。

チラリとBD-1のフレームが目に止まってUターン。birdyって‥と思って調べてみたら、BD-1ってバーディっていう名前の略称だというのは知っていましたが、どうも日本に入ってきた時に商標の関係で「birdy」が使えなくて已む無く「BD-1」という名前で売っていた、ということを今知りました。2015年以降商標問題をクリアして世界統一の「birdy」という名前で売っているそうですが‥BD-1を見慣れすぎてbirdyとプリントされたあのフレームがバッタモンに見えてしまう‥。

昔は自転車もしまなみ海道の橋を渡るのにお金を払っていましたが、現在無料になっているのはここのセーフティマットに掲げてある企業が協賛金を支払うことで実現しているそうです。げ‥原付バイクも‥是非‥。

なるべく走ったことのない道を‥と選んで走っていると、結局こうなる。

15時50分発の船で本州へ戻ります。早い時間に思いますが、自宅まで大三島の盛港から2時間半かかるのです。平日だし、晩御飯作らなくちゃならないからね。

フェリーは往路も復路もお客さんが少なくて、大丈夫か心配になりましたが、途中の大久野島からは平日にもかかわらず100人近くのお客さんが乗り込んできました。

さようなら、愛媛県。楽しかったよ。

港から15分ほど走って車まで。

で、今回は桜を見る会だったはずなのに、いつのまにかいつも通り、GROMが得意な知らない道巡りになってしまっていました。まぁ、風景綺麗だったし、新しい景色見つかったから、いっか。

キャッシュ4個設置。0F1D。

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