SEROW YZマスター(再)

あやのすけさんのセローのフロントブレーキマスターをYZのマスターにしようという話。実はずいぶん前からあった話でパーツも一式揃えていたのですが‥

あやのすけさんのWRにそれをつけてしまったのでもう1式購入しました。パーツが揃ったので作業開始。

必要なパーツ番号や手順なんかは僕のSEROWに交換した際のこちらを見ていただいた方が早いかもしれません。

レーサーのYZのマスターはブレーキスイッチがついていないので、加工が必要です。僕はホンダのスイッチを使っています。スイッチを通すための自体は8㎜の穴と、スイッチをひっかける段差をつけるために9㎜の穴を軽く掘ります。

今回の加工、記事にしようと思っていなかったので、写真は詳細に撮っていません。キャリパー側からオイルを抜けるだけ抜いてカップに残ったオイルはウエスに染み込ませたあとホースを外します。

マスターのピストン径を細くすることでパスカルの原理でキャリパー側のピストンを強く押すことができるわけですが、マスター側が細くなることで圧送するオイル量を稼ぐために握り込む量がかなり増えます。圧でホースが膨らむとさらにスポンジーなタッチになってしまうので、ステンメッシュホール化します。

このマスター、レバーを普通に取り付けてしまうとピストンを軽く押した状態になってしまってピストンが自体が完全に戻らない位置になる、とのことなので、カタカタするくらいにレバーをとめてエア抜き。

エア抜きも終わってここで問題なのがミラーの取り付けです。レーサーのYZはマスターにミラーホルダがないのでマスターをハンドルに固定するホルダにミラーホルダ用の穴が開いているものを使うのですが、普通に取り付けるとアクセルワイヤが丁度真上を通るのでミラーの取り付けができません。スイッチボックスとマスターミラーホルダをで挟んでみてとりあえず使える仕様にしてみましたが、転倒などで圧がかかったらどうなるかわからないのでイマイチ。

結局僕のSEROWと同じように、スロットルホルダを180度回して下側からアクセルワイヤが出る形にしました。

グリップヒーターの線がハンドルを180度回すと手前側に来てしまうのでは?と思いましたがバラしてみるとこのグリップヒーターは配線の取り出しが変更できる構造(アクセルワイヤのタイコをとめるパーツとグリップが外れて組み変えできる構造)になっていたので問題なく取り回しができました。

ちょっと乗ってみたところ、ブレーキは効くけど効きすぎるのでフロントフォークの沈み込みが‥。何か触るとどこかとのバランスが崩れて‥というセッティング沼の入り口に立つことになったのではないでしょうか。

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