職場で新しく導入する機器の選定候補にChromebookが挙がったので、いまどきのものがどのくらい使えるものか買って試してみました。お高いものではなくて、3万円以下という条件でいろいろ探してみた結果、2020年6月に発売開始のモデル、LenovoのIdeaPad Duetを選びました。
もともとストレージが128GBのモデルですがAmazon限定で64GBモデルがあり、その分お値段控えめ(僕が購入した時は約1万円引きのクーポンコードの利用で2万円台で購入できましたが、この記事を書いている現在は在庫がないようです。)。SDカードのスロットなどもなくて本体ストレージ容量の拡張はできませんが、クラウドの端末的な使い方をすればそのあたり全く問題ありません。
委細は検索すると詳しいサイトがたくさん見つかるのでそちらをご覧いただくとして、僕的な特筆すべきポイントは‥
- 10インチながら1920×1200ピクセルという他のモデルにはない老人殺しの高解像度を誇ります。僕も老人に片足を突っ込んっでいる身なので、1440×900ピクセルほどにわざわざ解像度を落として使用しています。1920×1200・1662×1038・1440×900・1350×844‥と9段階の解像度の選択ができて最大831×519まで落とせます。老後も安心です。
- とにかく動きが良い。特にブラウザベースの作業ならほぼPCと同程度の体感。初回の起動でGoogleアカウントでログインしたら、ChromeなどはWindowsやMacで使っているChromeと同じ環境で使えるので、もう普段使いなら本当にこれで良いんじゃないかと言えます。
- トラックパッドの使い勝手は必ずしも良いとは言えませんし、ノートはずっとMacBookを使ってきたので作業中に画面をタッチしてポイントするという使い方もすぐには馴染みません。そこでBluetooth接続のマウスを使ってみたら、本当に操作感はパソコンそのもの。エクセルが普通に操作できます。
- 本体1Kgを切っていて940g。キーボードや背面カバーを外してタブレットとして使う場合は450gで、画面の大きさもiPad Airと同程度(ただしこちらの方が解像度は抜群に高い)です。うちにはマイクロソフトのサーフェースもあってこれをタブレットとして使うことはほとんどないのでIdePad Duetもそうなると思いますが、背面キックスタンドは本体とマグネットでくっつく仕様なのでタブレット状態にすると冷蔵庫に本体を貼り付けることができます。これは使いようによっては便利かな。
- キーボードの幅は文字キーについては驚きのほぼフルサイズです。その分+や*やカギカッコなどの記号キーがやや狭め。でもおかげで正しい姿勢で打つ分には全く問題なく打てます。 ファンクションキーは標準で輝度調節や音量調節などの機能キーとして割り当てられています。ファンクションキーのキートップのプリントもそれぞれの機能が描かれていますが、設定でWindowsでいうところのF1〜F10へ切り替えることができるので(その際は機能キーとして使う場合、Fnキーに相当する検索キーを押しながら使う)、文字変換でF7やF10 を多様する僕にとってはとても使い勝手が良いです(どのキーがF7やF10かがわかりにくいので、マスキングテープでマーキングして使っています)。
- テザリングできるアンドロイド携帯を持っていれば、Chromebook側から携帯のテザリングをオンにできる「インスタントテザリング」が使えます。携帯がカバンに入ったままでも取り出さずに接続OKという便利さですが、まぁこれは特別便利というわけでもないかな。
難点は‥
- USB-CにHDMIアダプターを取り付けて家庭用のフルHD(1920×1080)のディスプレーに外部出力すると縦横比の関係できれいに出力できません(今のところ。解決策があるのかもしれません)。これはとても残念。
- USB-Cポートが1つだけなので、何かしながら何かしたい場合はUSBハブなどの拡張アダプターが必要です。うちはMacBookProがUSB-Cだけのモデルなので持っていました。それを使ってSDカードの読み取りや映像の外部出力、外付けHDDの接続など問題なく使えています。
- キーボードとディズプレイのヒンジはペラペラのシートなので、一度机に置いてしまえばなんとも思いませんが、開いた状態で持ち運ぶとキーボードはブラブラです。基本、畳んで持ち運ぶという使い方。
背面の取り外しできるキックスタンド付きのカバーが224gで結構重い。カバーにもマグネット、本体背面にもマグネットが入っているのは誤った向きに取り付けないための配慮かと思います。
いや、買ってみて、使ってみて本当に驚きました。3万円しないモデルがこんなに動くとは‥。ここ最近ブログの更新などもわざとこれで行っていますが、問題なく使えています。
「価格のせいで妥協した気分にならない使い勝手・使い心地」というのが僕の結論です。
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