CB250R ブレンボキャリパー

CB250R(ABS)、ブレーキ関連のここまでの経緯。ノーマルのフロントブレーキは、驚くほど効かない。ABSが働くことなんかないいんじゃないか、と思ってしまうくらい効かない。リアは低速で回転の練習をしてみるとABSが介入してきて使い物にならない。そこでまずABSを撤去しました。

その際、FブレーキをYZ250のマスターシリンダに交換。効きは最高に良いのですがマスターのピストン径が11mmから9.5mmになったことでストロークが深くなってしまって、握り込むと指を挟む、挟まない位置にするとレバーが遠すぎる、またレバーのストローク量に対して効きがリニアではなく、レバーを握りこんでいくとツーーーーッッ‥ググググっ!という感じで前半全然効かない、という感じ。街乗りならそれでもこの効きで十分魅力アリですが、ジムカーナで使うとなるとちょっと操作感が癖っぽくて気になる。

というわけで、余っていたセローの11mmマスターシリンダにしてみました。ABSを外してから同じ11mmのノーマルマスターに戻していないので、単純にノーマルとの比較はできないのですが、手持ちのZETAのレバーを使えたので指感触はとてもよく、ストロークはそれなり、効きはやや不満。競技には力不足。

そこでFRANDOの14mmラジアルポンプマスターに。効きはほどほど。これで走れる仕様になったように思いますが、もともとのレバーストローク前半の遊びが大きくてブレーキ操作にタイムラグができそうだったので、こりゃもうキャリパー側もなんとかしなくちゃ話にならないな、ということで100mmピッチのラジアルマウントキャリパーを探しました。

はじめCBR1000RR-R STDのニッシンにしようかと思いましたが、ブレンボの汎用キャリパが思いの外安かったので、これで。VTRの時に15mmマスターで、ピストンが34/32mmの組み合わせがちょうど良い感じでしたが、今回14mmマスターで、ピストンが34/34mm。効きは良さそうだけれど、数字だけみるとVTRよりもレバーストロークは増えそう。
タコパしていたらキャリパーが到着したので、おかずにしながら晩御飯。

このキャリパー、本体にエアブリーダーがついていないので、ブリーダー付きのバンジョーボルトが必要になります。ニッシンはM10で1.25mmピッチだけど、ブレンボ用のボルトはM10/1.0mmピッチ。

ノーマルのニッシンのキャリパ、地味でコンパクトでかなり気に入ってたんだけどな。ブレンボ、派手で大きめ。

フォークのマウント側にノックピンのようなスペーサーが刺さっています。そのままでは取り付けできません。

取り外し。結構硬くハマってる。

仮組みしてみたらキャリパーのセンターに対してディスクが外側へ数ミリオフセットされた状態。そこでABSを外したことで不要になったパルサーリングを外して組み直してみると、どんぴしゃりセンターでした。というわけでABSを生かしたままブレンボのキャリパーにするのは、無理じゃないにしてもセンター出ないのかもしれません。ラジアルマウントのキャリパーを横方向にオフセットすることはできませんし、ディスクが内側ではなく外側にオフセットされている場合はどうしようもありません。

ホース仮組み。ノーマルキャリパーにはストレートバンジョーを使っていましたが、ブレンボではホースの曲がりがキツくて負担がかかりそうなので、バンジョーアダプターを買いに行きました。

45度のバンジョーアダプターで正解みたいです。

僕のCB、ブレーキホースが若干長めなので、少し外側へ振って綺麗にS字を描くように組みました。これならフォークが深くストロークしてもうまいこと曲がってくれそう。

雨振ってるので、試走はまた後日。

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走ってみました。

効きに限って言えば申し分ないです。簡単にリアが跳ね上がります。ただ、タッチについては予想通り、太いキャリパー側のピストンに細いマスター側のピストンの関係でストロークが深すぎな感じです。5が効きの最大値だとすると、握りはじめから

0‥‥‥‥1‥‥2‥345

という感じで、握りはじめにかなり遊びがあって、握り込んだ奥で一気に効くというフィーリング。345のあたりのコントロールが難しいんじゃないかと思います。

また、これまでここまで効かないブレーキでセッティングを考えていたので、今のフォークでは握り込んだ時のフォークの沈み込みが深すぎる。これまで奥で踏ん張り過ぎるのをなんとかするためにセットしていたのに、逆の方向でセットしなおさないといけない感じ。ここから考えられることは、足回りのセッティングってブレーキを片づけてからサス、の方が効率よいってことになりますね。

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