CB250R フォークオイル油面調整

フォークキャップを外して上からシリンジでオイルを抜き取る、ということができないのでフォークを外してオイルを抜き取る作業。

外してみると、左は5mmほどの管を上から差し込めばフォークを抜かなくてもオイルを吸い出すことはできそうな隙間があります。

CB250Rh左右のフォークで圧・伸びそれぞれのダンピングを分担しているので、左右で構造が違います。右は上から抜くのは難しそう。ということは、左が抜けても左右同量抜く調整をしたかったら結局フロントタイヤを外してフォークを抜くという作業が発生することになりそうです。

とりあえず15ccずつ抜いてみました。これで組んでみると初期動作は軽く動くようになりましたが、踏ん張り始めると急激に反発を感じるように‥空気バネに加えてスプリング自体もプログレッシブなのがそのフィーリングに影響しているのでしょうか。もうちょっと抜いたところからスタートでもよかったな。


翌日もう1回抜きました。前日とあわせて左右とも40ccずつ。これで初期動作はさらに軽くなりましたが、奥の踏ん張りがやっぱりキツくて沈ませ切らない。これはスプリングの反発具合が悪いということで確定です。なんとかならないものかと調べてみたら、テクニクスさんからCB250R用にシングルレートのスプリングが出ているじゃないですか!今の状態でセッティングを煮詰めても時間とタイヤがもったいないだけなので、注文してリアショックと一緒に組んでからちゃんと走らせようと思います。ああ、リアショック1ヶ月半ほど発送の遅延連絡がありました‥。

5 Comments

86太郎

一点教えてやって下さい。
フロントフォークのオイル交換のみを検討しているのですが、(O/Hではなく、単にオイル交換のみ)。実作業に於いて、フォークキャップのみを緩め、アウターチューブから浮かせた・持ち上げた状態(フォーク内部品を完全に抜き出す事無く)にてフロントフォークを逆さまにしてオイル排出。その後、隙間から規定量のオイルを注入するという方法は可能でしょうか?

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tsugataku

>86太郎さん
お問い合わせありがとうございます。もう手元に実車がないので僕の経験からお答えするのですが、キャップを緩めてフォークをひっくり返してロッドをストロークさせることでかなりの量は排出できると思うのですが、カートリッジの中のオイルを抜き切るにはスプリングを外してストロークさせ切らないと難しいのかな、と思います。またバラさないと油面が計れないので、抜いたオイルを計量しておいて同量補充するなどの工夫が必要になると思います。
ご覧になっているかもしれませんが、専用工具を使わなくてもスプリングを抜くところまでは作業できました。スプリングを抜いてしまえばダンパーロッドを全屈できるのでほぼオイルも抜けますし、油面で調整できますので参考までに。
https://tsugatakuya.com/?p=23639

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86太郎

返信遅くなってしまい申し訳御座いません。
また、ご回答頂きまして誠に有難う御座います。
お手数ですが、もう一点だけ教えてやって下さい。
抜いたオイルの量だけを頼りにメンテするのはリスクが高過ぎるので、やはりバラした上で交換作業を執り行おうと考えております。
スプリングを抜くところまで専用工具無しというのは理解出来るのですが、組み上げる際にも特殊工具無しでいけるものでしょうか?
因みにトップキャップソケット、タイダウンベルト、17mmスリムスパナは購入しようと考えております。
分かる範囲で構いません。面倒で無ければコメント頂ければ幸いです。
以上、何卒宜しくお願い致します。

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tsugataku

>86太郎さん
文字で説明がやや難しいのですが、要はバネで押し上げられているカラーを下にいくらか下げられればダンパーロッドに横から差し込むCの字形のストッパーリングの抜き差しができる、という作業箇所になります。はめる際、カラーの上部に空いている丸い穴にマイナスドライバーを突っ込むと、ダンパーロッドにドライバーの先がかけられるところがあって、そこを支点にしてカラーをマイナスドライバーで押し下げるとストッパーリングが差し込める、という内容だったと思います。おそらく外す作業ができれば、はめられますw フォークの中身をご覧になって、マイナスドライバーを引っ掛ける、という作業ができるかどうか確かめてみてください。

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86太郎

またまた返信が遅くなってしまい、誠に申し訳ありません。
先日、無事該当部品の取り外し、及びオイル交換が無事完了致しました。
教えて頂いた内容に従って作業を進める事が出来ました。
この度は色々とご教授頂きまして、誠に有難う御座いました。
大変助かりましたし、楽しく作業する事が出来ました。

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