GB250 足回りのことなど

GBで走行中、常用回転域の4500rpmあたりでエンジンに負荷がかかるとキュルキュルと音がする問題で、これまで前後ベアリングを交換したり新品チェーンをチェックしたりいろいろ手を入れてみましたが解決せず。音も以前に比べて大きくなってきたので、センタースタンドをかけてローギアで4500rpmまでまわして、リアブレーキを踏んで負荷をかけてみたらガレージで停車中でも音の発生を再現できました。どうやらドライブスプロケットのあたりが発生源のようです。

ドライブスプロケットを外してみると、内側のゴムがちぎれてペラペラしていました。原因はお前か!

ゴム系のものが回転する金属と干渉して出ているような音だったのでカウンターシャフトとシールあたりかと思いましたが、こちらは問題なし。

内側のゴムを全部とってみました。改善しませんでした。

ちなみにこのゴム、何のためについているんだろう、と調べてみたところ、チェーンが微妙に当たる径で貼り付けられていて、チェーンがドライブスプロケットとガチっと急激に当たるのを防いで静音化に貢献しているもののようです。社外品のスプロケットにはついていませんから、外して使っても問題ないだろうと、外側のゴムもちぎり取ってみました。

改善しませんでした。

デリケートなリアブレーキ操作をして音を出して確認しているので車体右側に立つことになり、チェーン側のどこから音が出ているのか耳を近づけることができません。妻を呼んでどこのあたりか確認してもらっても、ドライブスプロケットあたり、という返事。

もうこうなったら可能性のあるところを全部つぶしていくしかないです。まずスイングアームを外しました。3点止めのチェーンスライダーのうち2か所はゴムが劣化してあまり固定されていない状態だったので脱脂して強力両面テープ止め。

前回グリスアップしたベアリングにさらにグリスをぬりぬり‥。

これで組みなおしたところ‥音が消えた!

結局原因は突き止められなかったのですが、おそらくスイングアーム下側のチェーンスライダーがプラプラになっていて、特定の回転域でチェーンと干渉して音が出ていたんじゃないか、と思いますが、今回の取り外し・組付けで別の原因だったものがうまいこと収まるべきところに収まったのかもしれません。

組付けついでにYSSのリアショック、あんまりにもリアが跳ねて乗り心地が硬いのでどうにかならんもんかと1本だけつけてまたがってみてビックリ。全然沈まないんです。ほぼリジット。で、イニシャル抜いてみたらそれでも動きません。なんだこりゃ?不良品か?と伸び減衰を緩めてみたら、最強から5クリックほどもどしたところでいきなりサスがグナグナに動き始めました。なんだこれ。
そこから3クリックほど締めてみたら‥グニャァァァァ‥っと沈んだサスが伸びきるまで10秒くらいかかります。また全閉めしてみたら、沈みもしないリジット状態。

うちの個体だけの問題かもしれませんが、YSSのリアショックの伸び減衰、34クリックくらい回せるのですが最後の5クリックくらいは減衰するにも程があるって状態で使い物にならないようです。10クリックくらい緩めて取り付けて走ってみたら‥超快適www

フロントブレーキもニッシンのラジアルポンプ(Φ17㎜)からセローのものに換えてみました。ピストン径が小さくなったことでコントロールしやすくて効きも強くなって、なにもかも良い。ラジポンに比べてセローのマスターは地味でマシンにとても似合っているけれど、レバーはせっかくだからもともとセローで使っていたZETAのレバーにしてみたら、これまた指のかかりがとても良い。Fブレーキが使いやすさってものすごく安心感につながるんだなぁ‥と先日セローにYZのマスターを付けたとき感じたのと同じモノを感じました。

すごく、走ります。無茶苦茶乗っていて楽しい良いバイクになりました。前後18インチのせいかクイクイと曲がる感じではないのですが、タイヤが細いのでパタパタと倒すのは楽で、満足感のあるコーナリングができます。とにかく楽しい。CB250Rに浮気しそうになったけれど、これでいいじゃん、って思えるバイクに仕上がっています。

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