GB250 theツーリング

午前6時には家を出て、交通量の少ない街を一気に抜けて、涼しいうちに100kmくらい駆け抜けて1日で数百キロ走る‥というのが僕の思う「ツーリング」。うちは田舎なので街は10分もすれば抜けて山へ入れますが、ここ最近なかなかそういうツーリングらしいツーリングをしていませんでした。
GBでどのくらい走れるのかを確かめるのに、ちょっと遠出してみようとこの日は5時出発で山へ向かいました。

旧可部線の安野駅の駅舎周りがそのまま公園になっている安野花の駅公園。踏切にバイクを置いて、軌道敷から写真を撮るという、普通じゃできないことが体験できるところです。

耕作されているんだか放置されているんだかわからない豊平どんぐり村近くの畑、逆光でキラキラと光が透けてとても綺麗でした。

隧道、最近苦手なんですよね‥閉所恐怖症というわけじゃなくて構造物の地下恐怖症なんかな。

自宅からちょうど100km。北広島の亀山八幡神社。

朝ラーさせていただきます。

前日の朝駆けの反省から、昨日よりもさらに冬装備で来たのに寒くて寒くて、カップラーメンがいつもより沁みました。

いやー、5月の高原は裏切らないなぁ。気持ちいい。

前々から気になっていたんだけど、GooglePixel3のカメラ、フチ方向の伸びがひどいな‥タイヤの形状‥。

いつか泊まってみたいなと思っている二川キャンプ場。看板の通りもうしばらく閉鎖です。

さて、夏までにGBで是非来てみたいと思っていた霧ヶ谷湿原。今日の目的地のひとつです。ここは周囲を山に囲まれてはいますが、それらの山々との標高差があまりない盆地みたいになっていて、空が広くて開放的。道幅もあって路面も綺麗で、天気がよければ間違いなく気持ちの良い高原の盆地です。とてもおすすめ。

湿原に木道が整備されています。それほど長くないので是非歩いて一巡してみてほしい。

湿原って平坦地じゃないとできませんからね。ペタンとした中に道がスッと通っている感じがとても良い。また来よう。

湿原の南側に古民家がそのまま自然館になっているところがあるのですが、ここのキャッシュ、大方3年くらい通っているのに発見できずにいました。スポイラー(設置場所のヒント)写真があるにも関わらず見つけられないのです。

今日、ふと設置された年をみてみたところ、10年前でした。10年もすると植生も変わるだろうと見方を変えてみたら‥ありました!スポイラーが全然役に立たない感じになっている場所!いやー、スッキリ。

5月は「水鏡」がツーリングのテーマになります。今日も空や山の映り込みを意識しながら走っていましたが、ふと目に止まった田んぼに写り込んだ空の綺麗なこと‥!通り過ぎても目に焼き付いて離れないのでUターンして写真を撮りました。

このとき、太陽が一時的に雲に隠れていました。そのおかげで周囲が少し暗くなって、陽の光を透かした雲が田んぼに明るく映り込んでこのコントラストの強い風景を作っていました。お日様が雲から出てくると、なんでもない景色に戻ってしまうという、本当にこの瞬間だけの風景です。

稲が茂り始めるとこうはいかないですからね。田に水が張られて、苗を植え込んで数週間までの愉しみです。

沿道のあちらこちらに黄色い花が群生しているのもこの時期ならでは。

こういところに時間をかける、という余裕ができたのは小排気量のバイクで、ただ飛ばすだけじゃないツーリングをするようになったからかな。

もうひとつ目的地というか目的の日本海。瀬戸内海側に住んでいるからか距離がちょうど程々だからか「バイクを買ったら、日本海」っていつも思います。GBに乗って、初めてみた日本海がコレ。建物に挟まれて横幅が絞り込まれている分、奥行きに限りのある海に気持ちがフォーカスできて良い体験でした。

こういった生活するために必然的にできた風景とか、そいうのが好きなのよね。漁村とか。山麓の集落とか。なんかこの、自然に勝つんじゃなくて自然に馴染むように作られている風景というか、そういうのがいい。

日本海、海がものすごく綺麗なのです。写真じゃ分かりませんが、青いだけじゃなくて緑色にも見えます。

吸い込まれるように、というか吸い寄せられるような道があった。路面海砂なんだけど、GBで入っちゃっていいのかなぁ。

山陰や益田のどこに行きたいというのがあるわけでなく、ただ日本海をみたかっただけなので、石見空港でも見て帰ります。

国道9号線沿いの自販機コーナーで発見。うどんそば。ただ、売られているのはデラックスうどんラーメン。

蓋のない薬味がね、吊ってあるよ。これ、事件が起きないのかな。

帰り道というのは大抵つまらないものですが、今回はいくつかキャッシュを巡りながら帰りました。結果、3F1D。

先のトンネルの手前にバイクを停めて歩いてGZまで登るキャッシュなんだけど、これ設置しているの外国の人なんですよね。

山頂にお社があって、そこまでかと思ったら、社の裏にまだ細道が続いていて、大岩の突起みたいな本当の山頂まで垂直みたいに登った先に、ありました。滑落したら、死ぬ。みたいな傾斜の途中にある怪しい穴。ヘビーだけど面白い。地形難易度3.5とかに設定されていたけれど、これで3.5って、5はどうなるの、オーバーハング?

帰り道に立ち寄ったスパ羅漢はいつもの週末の活況。先週までは閉じていた売店も久々に開いていて、186ステッカーが再入荷されていました。

というわけで、5時出発の15時帰着、久しぶりに10時間300km走ったツーリングらしいツーリングでした。本当言うと、帰着も17時とか夕方時間まで走るともっと「らしさ」が出るんですけれど、満足しちゃった。うちに帰って日の高いうちからビールクズ。

途中10回くらい、セローで来ればあの道に‥と思うことがありました。ここ最近、脇道枝道に逸れることで徹頭徹尾距離を伸ばすツーリングに徹することができない生活をしすぎたのだと思います。GBでも苔の生えた道に潜り込んだりしましたが、基本ラフロードを選んで走るわけじゃなくてオンロードを走るので、とても一般的なツーリングが楽しめました。

今回、チョイ乗りじゃなくて長時間いろんな道を走ることで、リアサスのセッティングもいじりながら走りました。この社外品のサス、ノーマルサスに比べてストックの状態は硬いので最初はほどほどに締めこんでいたのですが、自分なりにガンガン走ってみるとプリロードは更にどんどん締める方向へ向かいました。3回転くらいは締めたと思います(すでにデータとってない)。僕の思うところの高級サスの「バンピーな路面でしなやかに凹凸を吸収して舐めるように走る」‥という状態ではなく「バン!ドム!っと路面のギャップを律儀に車体に伝えてくる」サスになっています。フラット路面ならとても良い感じ。ダンパーの良いRサスが欲しいな。

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