10連休の終わりの方

天気も良いのでサイクリングへ行こうという話の流れから、どこかキャンプ場に1泊してみようということになりました。

僕は一人で野宿をしていますが、家族とキャンプ場に泊まるという経験はほとんどありません。家族とは車中泊派。今回、最悪でも水場とトイレがあればどこででも泊まれるセットを積み込んで、とりあえずもみのき森林公園へ行ってみることにしました。

連休中で天気も良いので期待もせずに受付で空きサイトを確認してもらうと、オートキャンプ場はFのサイトが3箇所ほど空いているとのこと。Fのサイトは常設テントを夏に設置するのだけれど、今は常設テントを張る枠があるだけでそのほかは他の一般サイトと同じとのことで、値段も聞かずに申し込んだら5000円でした。

もみのき森林公園のアスレチックは何度も利用したことがありますが、その先のオートキャンプ場へ入るのは初めて。えらく綺麗に整備されていて、サイトの間隔も広めにとってあって、超快適オートキャンプができるような作りになっています。

キャンプ慣れしていそうなファミリーのテントサイトはデコレーティブでいろいろおしゃれです。うちの見た目ミニマム装備とは大違い。

F区画の一例。車が2台は停められる広さに加えて常設テントの枠、炊事場、かまど、椅子とテーブル。これは快適過ぎでしょう。

子供達がフィールドアスレチックで遊んでいる間にうちの機材の設営を始めました。今回ムスメは記憶に残る初めてのキャンプになると思うので、結構な勝負所です。

まずハイエースのカーゴスペースの荷物を下ろして、足と柱と天板でフラットな寝台を作ります。35cmほどかさ上げしているので、床下に不要な荷物が収納できます。

上から見るとこんな感じ。板は4分割してあって、左右半分だけといった組み方もできます。

これにダブルベッドサイズの高反発・低反発のマットを2枚重ねて敷いた上に、普段家でも使っているシーツがわりの大きなタオルケットを敷きます。

で、いつも使っている布団と枕。これで、いつも通りの感じで寝られる。結構重要。

ベッドには生活感抑えるためにオサレなカバーをかけています。

これに小川テントのカーサイドリビングというものをくっつけます。古いブログ記事をみてみたら2007年から使っているようなので、うちではもう12年選手です。車の横に車1台分くらいのスペースが必要(要するに2台分の駐車スペースにピッタンコな感じ)になりますが、設営もあっという間だし、居住スペースも十分広いし、収納するとコンパクトだし、非常に便利。こういうキャンプ場では大型のロッジ型テントを持ち込んでいるファミリーがほとんどですが、車が就寝スペースになって、その横に雨風をしのげる空間をつくる、という意味ではこのカーサイドリビングを車に取り付けるだけで、大型ロッジ型テントと同等の居住環境を作ることができる、ということになります(車の床下を塞がないので、蚊などの対策は別途必要です)。

車との固定は天井部分で吸盤、足元はショックコード付きのフック。ペグを使わなくてもとりあえず設営はできますが、強風が吹くと派手に浮き上がるので、地面にペグが打てる環境なら打っておいた方が良いと思います。

内部の広さは十分。風の通りも悪くないです。

さらにタープを設営。これで2DKな居住空間を確保です。

子供達が帰ってきたので、自転車でオートキャンプ場全体を散策。おしゃれな設営をしているファミリーキャンパーのアイディアを収集です。

お借りしたFの4番サイトの全景。飾り気はないですが、快適なサイトが設営できました。

車の寝台はダブルベッドサイズなので、家族四人で寝るにはちょっと窮屈。昨年はハイエースの2列目シートにナルキが横に寝て家族全員が車内に納まりましたが、ナルキも大きくなったし、ココロは一人で2列目シートに寝るのはイヤだというので、車外に一人寝るスペースを作らなくてはなりません。テントも持参しましたが、寝るだけならハンモックの方が設営が楽なので、僕が寝るスペースをハンモックで別途確保しました。これで庭付き3DKの生活空間。

焚き木は売っていましたが、買うまでもなくいくらでも周囲に間伐材のようなものが転がっています。ノコギリで適当な長さに切って‥

斧で薪割り。

今回は焚き火を調理用の火力にするつもりなので、それなりに薪を作りました。足りなきゃ拾ってくればいいしね。

お酒、飲まないつもりだったけど、先日の九州ミーティングでもらった小瓶が荷物に入っていました。ありがたや。

晩御飯のはじまり。こんなに恵まれた環境でご飯作れるなんて思っていなかったので、むちゃくちゃシンプルな食材です。

梅もろみをキュウリにつけてポリポリ。

あとは肉・野菜を焼くだけ。

でもね、簡単なんですがこれがものすごく美味しくて。子供達にも大好評でした。

ムスコは宿題を持ってきていましたが、伏せたスキレットの側面にマグネット式のLEDライトをくっつけたら、ちょうど良い感じの読書灯になりました。

おやすみの時間。子供達、超楽しそうw

翌朝。4時半ごろに起きてブログを書く。家にいるのと一緒な生活スタイル。

起きてきたムスメにとって、ハンモックは寝具ではなくブランコ。

もみのき森林公園には1周6km、高低差88mのサイクリングロードがあります。持ち込み自転車なら利用は無料。子供はヘルメット着用義務がありますが、ヘルメットは無料で貸し出してくれます。

ムスメと初めてのサイクリング。家の近所では練習で走り回っていますが、こうした場所を走り回るというのは結構感慨深い。長い下り坂はブレーキを掛けながら走らなくてはならない、ということさえ最初知らなくて、「止まらない~!」とビビっていましたが、アップダウンのある道の乗り方が分かってきてからは楽しめて乗れたようです。

ムスコはサッサと走っていってしまいました。

サンタさんがくれた自転車、リアは機械式ディスクブレーキのベルトドライブ。

ムスメと自然の中を走る‥こんな日がいつか来るとは思っていたけれど、いざ来てみるとこんなに嬉しいものとは思いませんでした。

近場過ぎるくらい近場ですが、とても楽しめました。ムスメも自然体験デビュー、大満足だったらしいのでまたチャレンジしてみようと思います。

1 Comment

2020年の秋 | tsugataku屋.com

[…] ここを走るのは昨年のGW以来。ムスメが補助輪なしの自転車に乗れるようになってすぐのことでした。持ち込み自転車なら利用料無料。小学生以下はヘルメット着用の義務があります。 […]

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