BLADE RUNNER

先日iTunesミュージックストアで映画販売が始まったので、「ブレードランナー:ファイナルカット版」をご祝儀購入してみました。
大変好きな映画のひとつで3年おきくらいに何度も観ています。1982年製作の映画ですから、初めてビデオで観たのは中学生の時だったかな。当時は単に「ハードボイルドな暗いSF」としてとらえていただけだったように思いますが、回を重ねるごとにストーリや演出、美術や出演者の好演などの新発見があって、今回もとても楽しめました。というか今までで一番楽しめたように思います。
前回(といっても数年前)に観たとき、中学生や高校生の頃に観たときには不可解に感じた最後のシーン、レプリカントのロイが最後にとる行動の意味がやっと自分なりに解釈できて飲み込めました。そして今回は、見始める前に「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」という原作のタイトルがふと頭をよぎり、「人間と変わらない感情を手に入れたレプリカントは価値観や行動や夢までも人と同じになるのではないか?」という視点で作品を観てみたところ、後半はこれまでになく非常に楽しめました。
シド・ミードの世界観や美術も素敵です。劇中でキーとなる女性の衣装もとても印象的で、また次回も新しい発見が期待できる作品です。

あ、今回新しい発見が二つ。舞台となっている世界は2019年で、なんとあと8年後。ずいぶんと昔の人が思い描いた未来に、西暦の数字だけが内容を伴わずに追いついてきちゃったなぁ‥と思います。それと今回はなんだか主役のデッカードがハン・ソロに見えて仕方が無かったのですが、意外とハン・ソロ自身がデッカードの役をしても違和感ないよなぁ‥と思いました。

2 Comments

nakaZ

こんばんは。
『ブレードランナー』面白いですよね。

もしかして『未来世紀ブラジル』とかも好みですか。

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つがたく

>nakaZさん
近未来映画ということでメトロポリスと混同してしまっているのですが、
未来世紀ブラジル、1回見た覚えがあって
ヘンテコな世界観が印象好かったような覚えがあります。
今見なおすと、見た当時とは違った発見があるのでしょうねぇ。

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