VTR250 はじめての大会

大会前日、出勤日だったので練習会にも出られず、マシンを作ることは作りましたが、事前にジムカーナらしいことをしたのは8の字練習を合計で20分くらいという状態で、トライジムカーナ第3戦に臨むことになりました。朝出発で大会参加だと負荷が大きいので、前日夕方に出発していつものように車中泊。瀬戸大橋の与島に、もう何泊したことだろう‥。

四国上陸直前。無風ですね。絶好のジムカーナ日和になりそうです!

与島を早朝出発して、坂出北インターをおりたところにある朝6時オープンのやなぎ屋さんへ寄るのが坂出の会場へ向かうときの最近のパターンになってしまっています。

朝6時過ぎだというのに、座敷には子どもをつれた家族連れがうどんを啜っているんですわ。香川県、すごい。

ジムカーナ会場デビュー。多分、会場内の綺麗なバイクコンテストでは上位に入れると思う。

第1ヒートのウォーミングアップへ入って、本当に初めてのコースインとなったのですが、低速でのハンドリングは事前に8の字であわせたセットが回転も含めて悪い感じじゃない。でも、中速で一気にターンすると、左はサイドスタンド、右はエキパイが地面に当たって車体が浮く。何気なくリーンして擦るというよりは、こういうときは一気に落とし込むようにターンした時なので、リアタイヤが瞬間的に地面から離れそうになって一気にスライドする。特に左のサイドスタンドの接地が酷いので、ハンドリング的に許せる限り圧減衰強くしたりイニシャルかけたり車高あげたりしたけれど結局ダメ。スタンドを外してしまおうと思ってナットを外してもすぐにはスタンドそのものが取り外せない構造になっていたので、そのまま第1ヒートに向かいました。左側は無理しないように、と心がけて走ったのに、コースに入るとそんな気持ちはどこかへ吹っ飛んでしまって、序盤の切り替えしで車体接地して左転倒。終盤回転でフロントが逃げて右転倒。

「SSBつけたVTRで転倒してみたい」という夢は、左右ともになんと初戦で果たせたという夢のような話。わーい‥。

トランポへ戻ってきて、てくきか君とスタンドを外そうかという話をしていたら、てけさんがやってきて「そりゃ危ない、外さなきゃ、ほら、みんな!外そう!手伝って!」と声掛けしくれました。みんなが集まってきて車体を倒そうとするものだから、一応養生にとトランポから化繊の布を敷いたのですが‥走行直後のエキパイやサイレンサーが触れるところに化繊の布とか、ダメですね。溶けてくっついてしまって、そのまま転がした方が良かったんじゃない?みたいなことになります。

VTRのサイドスタンドは、ネジロックが塗布されたサイドスタンドスイッチを止めているボルトを外したら、スタンドそのものを固定しているボルトが出てくる、という構造になっています。構造を知らない状態でウォーミングアップ中の出走直前にササっと外せるようなものではありませんでした。

デビュー戦、第1ヒートも第2ヒートもフルで撮って頂きました。正直「コカしても良いレンタルバイク」みたいな状態ですので、キレもなにもないのですが、乗り易いのでそこそこ走れます。全体的なモッサリした感じは、後で乗らせてもらったいろんな方のVTRと比べると、マシンそのものが眠たい感じなことが分かったので、これは味付け次第でもうちょっと改善しそうです。

汗ダクになるわけでもなく、路面温度が気になるわけでもなく、最高のジムカーナ日和。勝った負けたでいうと総合16位と負けまくったわけですが、割とその辺どうでもよくて。うらいけさんとコトウ君とコースの端っこからみんなの走りを眺めていた素敵な時間を、多分一生忘れないでしょう。多分。

広島のうちの近所からだと、ポジション的に太陽が海に沈むのを見ることができないので、帰り道の橋からの眺望もしばらく楽しめました。

うちに帰ると家庭は平和で、ダイニングテーブルにおいてあったものでお昼にどこへ行ったのかがすぐに分かりました。

まず出なくちゃいけないのは、大会よりも練習会なんじゃない?と思いもしましたが、たった2本走るだけでも本気度が高い走りをする方が、本番のためにやるべきことが見つかり易いんじゃないかな。サイドスタンド側は跳ね上げが大きくなるように加工すれば接地を回避できますが、エキパイ側が問題。動きのキレを増すために、リア上げ方向でセットできると思うので、それでうまいこと接地の問題も回避できるといいな。エンジンの吹けも他の人のものに比べるとかなり悪く、モッサリした加速をします。進角やら内部洗浄やら、ネタも沢山いただいたので、愛媛ダンロップ杯最終戦に向けて調整していこうと思います。

あ、トライジムカーナはSクラスからAクラスに降格となりました。

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