VTR250 納車整備2

昨日に続いて土日両日、どこかへ走りに行かなくちゃ勿体無いような素晴らしい秋晴れだというのに、VTRが気になって整備です。まずキャリパピストンの揉み出しと清掃。このパッド取り付けてから、いや取り付ける以前から清掃していないだろう?って言うくらい汚れが堆積しています。

キャリパボルトはネジロック剤が塗ってあったので、パッドの交換はショップにやってもらっていた様子。

ピストンが硬くてなぜか押し戻せないので、バイスを使って戻します。ピストンカップは要交換な傷入りでした。ディスクローターは新品に近いものが入っていたので、おそらく右側に激しく転んでディスクが歪んだのではないかと思います。

丁度ブッシュやシール類がお店に届いたとおばちゃんち(近所のバイク屋さん)から連絡があったので、購入してきて次にフロントフォークのオーバーホール。

どうせこの1回目の調整でフロントのセットが決まるわけないので、フォークオイルはあり合わせのものを使います。カヤバG30Sが7割、G20Sが2割、ヤマハのG-15が1割のブレンド。

ダストシールが割れていたので、ストッパーのスプリングも腐食しているだろうとは思いましたが、想像以上にサビサビ。

取り出してみると、片側は再利用不能な状態。しまったなぁ、これ頼むの忘れてた。組み終わった後からでもはめられるパーツなのでとりあえず作業続行。

年式と走行なりというヤツでしょうか。新品に交換。

バーラバラ。パーツ数が少ないので、マニュアルがなくても組み戻しはカンタン。

ダンパーを固定しているボトムケースの底から挿すボルト、抜くのはインパクトで一気に回せば抜けますが、締めるのが難しい。ボルトを受けるケースの中のダンパーと一緒に供回りしてしまうのです。スプリングを入れてテンションをかけて締めてやることで供回りを防いでトルクをかけることができましたが、本当のやり方ってどうやるんでしょうか。

出来上がったフォークは入りが早いのに伸びがものすごく緩慢。あとで試走して思ったのですが、ダンパーオイルはもう少し粘度下げて、カラーを調節してイニシャルをかけたい。まぁ、もうちょっとちゃんと走って決めようと思います。

次。アクセル全開するとそこでひっかかって手を離しても戻ってこないクルーズコントロール機能をなんとかしてキャンセルしなくてはいけません。昨日キャブをいじったときにキャブ側は問題ないことがわかっていたので、スロットルグリップを交換しようとキタコから発売されているGROM用のハイスロットルパイプを購入してみました。GROMの右スイッチボックスの形状がVTRと同じなのでもしかしたら使えるかな?と思って。

もともと付いていたプーリー部分の径は約31mm。

ハイスロは37.3mm。

取り付けてみましたが、全く問題ありませんでした。VTRのスロットルの改造例ではNSRの43mm径のスロットルハンドルを流用する例が上がっていますが、お手軽なのはこちらかも。失敗しても500円ほどのパーツですし、うちの場合はもしダメだったら街乗り用GROMに取り付けてやろうと思っていました。

猛烈にダサいグリップがついていたのでこれも交換。キジマさんから出ているホンダ純正ロッシグリップのレプリカで「ドクターグリップ」というものを買ってみました。「振動吸収を考慮した軟質スペシャルラバーをブレンド」ということなのですが、素手で持つと少しグニっとしたグリップ感でちょっとキモい。グローブをして使う分にはそれほど気になりません。ジムカーナで使うのには、どうなんだろ?これもダメだったらGROM行きだな。

次。タイヤが到着したので、ディアブロスーパーコルサのSC1、フロント120・リア150を入れます。ついでにスプロケ交換。

元のタイヤはこれ。もう気持ち悪いというか怖いレベル。

とりあえず、ジムカーナ会場に持ち込める仕様の組みあがり。13T-44Tが定番っぽいのでそうしてみましたが、パンチの効いた加速には程遠いし、回転数には全然余裕があるしで、ドリブンはあと3丁〜6丁は大きくしても良い感じ。13T-44Tは標準の104リンクチェーンでも十分届きます。購入したDIDのゴールドチェーンはドリブンスプロケットを大きくすることを想定して110リンクにしておいたので、こちらは大き目のドリブンが届いてから加工して取り付けます。

GROMより大きくなりましたが、ガレージには4台収まりますw

さすがにこれだけの作業を一気にやると、とても充実した2日間の整備になりました。どこかに持ち込んで走りたいー!

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