島巡りツーリング

仕事で大崎上島へ行くことになりました。大崎上島には本土から橋がかかっていませんので、フェリーを利用して渡ることになります。そこでまずは竹原へ。
広島市内の渋滞を抜ければ竹原までは山間のアップダウンするワインディングを抜けてあっという間に到着です。この日は朝イチで職員検診があったのですが、先日胃カメラを飲んだのを理由にバリウム検査はナシにしてもらいました。下剤飲んだら、いつピーゴロになるかわかりませんものね。

竹原から大崎上島には約30分間隔でフェリーが出ています。ヘタな田舎のローカル線よりも便利かもしれません。島までは約30分。フェリーは操舵室の横まで立ち入り可なので、船マニアな方にはステキな環境です。

操舵室の後側は簡易ベッド、ダイニングテーブル、流し台に電子レンジと、そのまま普通に生活できそうな空間になっていました。

このあたりは大小さまざまな島が点在しているからか、波が驚くほど穏やかで、海というよりは湖を航行しているような感覚です。

上陸してからちょっと時間があったので、1周30kmほどの島を巡ってみました。地図で見ると大きく感じたのですが、走ってみると拠点間はあっという間に移動できる島です。ほぼ全面2斜線の良い路面で、無駄に道がきれいな感じ。

島の周り、特に本土側は島というよりは岩がポツンといくつも飛び出していて面白い風景になっています。浅瀬なんでしょうね。

さて、島での仕事を1時間少々で済ませて帰路につきます。島には自宅方面に向かってフェリーが乗り入れする港が3箇所あります。どこから帰っても良いのですが、一番小さそうな港を目指して島の裏側まで走ってみました。
海岸線は回り込みのきつくないワインディングが延々と続いています。島並みが美しくて気持ちイイ。

便数の少ない明石という港からの航路は地元高校生の通学ルートなっているようで、丁度平日の下校時間ということもあって利用者の半分以上は高校生でした。この船は大崎上島から大崎下島へ渡る船です。大崎下島からは橋をつないで本土へ戻ることができます。

島の間を遊覧船のように縫って20分弱で隣島の大崎下島へ到着。定員22人のフェリーはブリッジを支えている壁の部分が安宿の廊下のようなキャビンになっていて、大変趣のある船でした。エンジンも小排気量のエンジンを元気に回して走る感じ。

大崎下島からは豊島~上蒲刈島~下蒲刈島~本土と、橋をつないで戻ることができます。3年前に来たときは上蒲刈島までしか橋がかかっていませんでしたが、それぞれ随分立派な橋でつながっていました。

ほぼ円形の豊島の一番高い山頂に向かって「空海展望台」という案内が出ていたので、登ってみました。名前の通り、空と海がつながるような広々とした風景が見えるものかと期待していたのですが‥山頂の展望台には何故か鐘撞き台、その脇にはでかい坊主の像。「そらうみ展望台」かと思っていた読みが瞬間的に「くうかい展望台」にスイッチしました。実際どっちなのかはよく分かりません。

呉を通って帰るのでちょっと寄り道して、生の鉄くじらがゴロゴロしている海上自衛隊の潜水艦基地へ。今日は10隻近い潜水艦が浮かんでいいました。他にも駆逐艦やら双胴の輸送船やら、結構な至近距離で海上自衛隊の船舶を見ることができます。

呉からは広島呉道路を使って、最近開通した広島高速3号線で吉島まで一気に帰ってみました。交通量が少なければ、呉から広島の中心地まで20分弱です。これまでブツブツに切れた道路で使い勝手がいまいちだった広島高速ですが、やっと都市高速として機能するようになってきたように思います。

それはそれとして。今日は200km弱の島巡りツーリングでしたが、6つの島を巡る旅で充実度は満点。ワインディングも風景も満喫できるのに加えて船旅でホッと一息つけるこのルート、夏に向けて天気の良い日にはオススメルートです。

1 Comment

ぱとらしゅ

初めてお邪魔します,ぱとらしゅ と申します.
「TDM900」で検索したらこちらにたどり着きました.
広島にお住まいとのことで,隅々まで拝見させていただきました.
なお,ワタクシ広島市民です.
R185を巡るコース,気持ちいいですよね.
呉道路がそのうち無料になるので,向かう頻度が高くなりそうです.

現在SRX400乗り,次はTDMだ!と思っていたところでして
また勉強がてら立ち寄らせてください.

http://blog.livedoor.jp/tsquarem/

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