トランポとしてのノア

うちのノア(2004年式の型番TA-AZR60G)はファミリーカーとして使うよりは、バイク用のトランスポーターとしての使う頻度が高いです。あんまりじっくり調べたわけじゃありませんが、ノアをトランポ化した時の積載についての情報が少ないように思いますので、うちの使い方をカンタンにご紹介。

バイクをこの手のミニバンに積載するとなると、2列目以降のシートアレンジがどのようになっているかが重要です。この型のノアの場合、2列目は7:3分割、3列目は5:5分割で両側面に跳ね上げとなっているので、バイクを積載するのには非常に向いているといえます。うちの場合、通常は2列目の7:3分割のシートの「7」の側を取り外しています。この状態であれば、TDM900といった車格の大きな車両もフロントタイヤを1列目シートの間に突っ込むことで積載することができます。NSR程度の細い車両の場合は、2列目の「3」の側を外しても積載が可能です。人の搭乗を優先させたいときにはそちらの方がよいと思います(2列目の「3」のシートは、大人が長時間座るにはちょっと狭い)。
3列目シートを取り外すと、NSRのリアタイヤをタイヤハウスにぴったりくっつける状態まで寄せることができます。そうするとNSRがノアの積載スペースの右側半分以下に収まります。その状態にすれば、NSRとTractionのジムカーナ運営機材を全て収めることができます。
複数台のバイクを積載した例としては「NSR250RとDRZ400SM」や「NSR250RとCBR600RR」の実績があります。それぞれ特にバイクの部品を取り外すことなく、また1列目シートを前に寄せることなく積載が可能でした。

ちなみに2列目・3列目のシートは14mmのボルトで固定されています。これにメクラ蓋となるカバーが取り付けてありますが、うちではそのカバーは外しっぱなしです。また、NSRを積んだ状態で最後端の床下収納の蓋を開くことはできません。

車格の小さいバイクを積むときは、フロントタイヤを運転席の右後端に押しつけてタイダウンベルトで固定しています。都合の良いところに固定用フックがあるわけではありませんから、シートを固定するためのボルトを利用して市販のL型金具を何箇所かに取り付けています。当初は将来的にもっと見栄えの良いものに変えるつもりで仮のフックと思って取り付けましたが、見栄えの良いものはそれなりの値段がしますので、今でもこのL型金具のまま使用しています。コストパフォーマンス的には最強ですが、何度も使うとタイダウン側のフックの被膜が剥けてしまいます。

近距離の移送の場合は固定はフロントだけです。下側に向かって左右1本ずつのタイダウンで固定して…

1本だけ左上に引っ張ってます。これは右に遠心力がかかった時にハンドルが窓を突き破るのを防ぐためです。

バイク1台積みでできるだけ人を乗せたい場合は、NSRぐらいのバイクなら片側に寄せて乗せて、2列目・3列目のシートをタンデムで乗車する状態にすれば、4人までは乗車が可能です。

3 Comments

rinji

おやおや♪
つがたくさんもNOAHだったんですねぇ~
自分もついこの前同じ型式のNOAHを購入しました
1本左上に引っ張る手段は実は自分も考えてたんですヨ
やっぱりそれは使えそうですね!

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つがたく

>rinjiくん
上側のグリップ、引っ張ってみると人が自分の体を支えるくらいの強度のようですから、
遠心力で引っ張られるバイクの重さを支えることは想定されていないと思います。
というわけで、うちの場合は壊れてもまーいーかと思って取り付けています。
(でも、あそこが壊れてしまう状況って、
多分車内はひどい状況になっちゃっているのかも‥)
移送中は横揺れの少ない安全運転も大事ですねぇ。

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キョウ

数年中にはミニバントランポを考えてますんで、CBR600とNSRの2台積みができた、という事実は心強いですねー。
車種やシートアレンジにもよるんでしょうけど。。。

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