ハイエース クルコン化

うちの3型ハイエース、ドアの鍵がリモコンキーで開け閉めできるくらいで、メーカー純正でイマドキな感じの装備がなにもありません。後付けの燃費計なんか付けていますが、変わった装備といったらとりあえずそのくらい。

で、突然いろいろ思い立って、遠征と家族旅行に特化した「ハイエースVer.2.0」計画スタートです。まずはクルーズコントロールを取り付けることにしました。

今回取り付けたのは、PIVOT社のスロコン 3-drive・α 3DAとハイエース用の専用ハーネス3点セット(3DA / TH-1A / BR-2)。3DAが本体で、TH-1Aがアクセルの割り込みハーネス、BR-2がブレーキの割り込みハーネス。それぞれ単体で購入できますし、ブレーキのハーネスはスイッチのオンオフを拾うだけなので専用ハーネス買わなくてもちょっとした配線加工で代替はできるものではありますが、そんなことは買ってみてから分かったことなのでとりあえずキットをセットで。

アクセルを外してカプラオンで割り込み。簡単。

ブレーキもカプラオンの割り込み。ブレーキのカプラからはギボシが4本出てきますが、スイッチの検知だけなので使うのは2本。

スピードパルスを拾うためにインパネ取り外し。

うちのはかなり古いナビでいろいろコンバートして取り付けているので、裏の配線はもうグチャグチャです。

スピードパルス用のカプラがないないと思っていたら、ありました。ナビ用に割り込み配線が出ていたので、ここからさらに分岐させます。

本体を足元のペダルのあたりに設置するのでケーブルを引っ張りださなくちゃいけないのですが、コレが便利。

下側で配線をつかませて引っ張り上げるだけ。

リモコンの設置場所は自由ですが、シフトノブに載せた手を伸ばせば押せるところに設置しました。

配線がすべて済んだら、本体はブレーキペダルとクラッチペダルの間にあるハンドルシャフトのプラスチックカバーの裏に放り込んで取り付け終了。初期設定を済ませて早速走ってみます。

クルーズコントロールの機能は‥バイパスを含めて近所を乗り回す限りでは微妙。一定速度を保つためにギリギリの量で燃料を噴出し続けている、としても速度を保つためにアクセルは積極的に開いているので、街乗りでは人力運転の方が燃費良さそう。「ある速度を保つ」のではなくて、人間が運転するようにある程度幅を持たせて「ある速度域を保つ」コントロールが出来ればアクセル全オフで更に燃費運転できそうな感じなのに、そこまでの機能はありません。そもそもが高速道路の運転を楽にするためのものという役割を狙ったものなので、何時間も運転を続けるような状況では速度調整から開放されて楽になるんでしょうね。

アクセルの踏み込み量による燃料の噴出コントロールもできるので、スポーツモードとエコモードのスロットルコントロール機能も付いています。スポーツモードでは同じ踏み込み量でも燃料噴出を増やして、エコモードでは抑える、という設定が段階的に用意されています。うちのハイエースの場合、スポーツモードではスタートなどで踏み込んだときのドン突きがひどくてちょっと使いづらい。エコモードは踏んでも燃料噴出しないのが加速の鈍さで感じられます。スロットル開度が数値で表示されるのですが、もともとが燃費運転なので20%以上踏み込むことはほとんどない運転だということが分かりました。

いずれにしても機械任せにせず、車とコントローラーの機能を理解して適材適所で使う、というのが一番です。

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