周防大島ツーリング

以前から愛媛のうらいけさんと、ジムカーナばかりじゃなくて二人で四国や中国地方を走りたいねぇ、と言い合っていたのですが、この週末周防大島はいかがでしょうかと連絡をもらってついに実現!いなだんやO高君も加わって4人で島を走ることになりました。広島からO高君のVTRも積み込んで、現地へ向かいます。

ちなみに前夜検討したルートがこれ。外周1周と島の真ん中を突っ切る広域農道の1往復で180km。農道は両端までのあいだに信号機がひとつもない40km一本勝負のワインディングです。

周防大島が見えるあたりまでくると、沖を往く船が‥。時間的に松山から柳井へ向かうフェリーに間違いないだろうと、うらいけさんへ岸から見えてますよー、と電話w

バイクを積み降ろしてシートを外しているVTRをみてビックリ、ズボンを脱いだらパンツも脱げちゃった的にシートカウルも一緒に外れるのね‥。

柳井港で合流すると、ウノさんまで登場。ウノさんは僕たちが走っている間、うらいけさんのハイエースで温泉巡りだそうです。ツーリングなのになんかこの、ジムカーナ会場っぽい雰囲気はナニ?

インカムで4人通話できるようにするのに途中20分くらい手間取りましたが、なんとかスタートです。結構なペースで流したワインディングで、キャーキャー楽しそうに走るいなだんの声が響きます。

朝ごはんを食べていらっしゃらなかったということで、道の駅サザンセトとうわの向かいにある慶という料理屋さんへ。デラックス定食はタイ一尾の焼き物にメバルの煮付け、なんだかわからない刺身と魚づくし。いなだんとうらいけさん、魚食べるの上手なのね。絵に描いたような骨になっていました。

その後はひたすら走って居たので写真をとる間もありませんでした。

途中立ち寄った、地家室の石風呂というところ。坂道を登っていくと、岩に鉄板の蓋がしてあるので、よけてみると‥

人が1人入れそうな穴が空いて居ます。中は真っ暗。調べてみると、周防大島にはあちこちに石風呂が残っているようです。入り口で火を炊いて洞内をあたためたあと、中に入って汗を流す、というものだそうで、この石風呂も体験入浴(?)できる模様。

ここまでVTRで登ってきたO高君、必死のスイッチバック。

おーい、どこまでいくんだーい、とインカムでいなだんを呼ぶ師。

天気が良く、気温も低くなかったので高いところにも登ってみました。山頂に展望台のある嵩山は、この日夜を徹したアマチュア無線の会合場所になっていたようで、ビックリするくらいの車の数とアンテナ、野宿用のテントが集まっていました。四方八方を見渡せる高さなので具合がよいのだとか。

山の両サイドにTAKEOFF!のハンググライダーの発着台は封鎖されて立ち入りができなくなっていましたよ。

山頂付近に車がひしめいていたこともあってバイクを停めたのがいつもよりも奥だったのですが、そこに「展望所」という看板が。山頂に3階建ての立派な360度ビューの展望台があるというのに、それよりも低いところに展望所?と思ってしまいます。

でも、すごいところだった!

撮影が終わっても、いつまでもうらいけさんがタイタニックしているくらい、すごいところだった!

「ほほぉー、これはこれは‥」といつもの調子でうらいけさんが言い続けるくらいすごいところだった!

周防大島の四国方面に複雑に伸びる島影と、その先に飛び飛びに続く島々を遥か先まで見渡すことができるのです。水平線上の真ん中よりちょっと右に見えるのがダッシュ島ですね。

展望所の周囲の木も刈ってあって、眼下も綺麗に見下ろせます。空気の綺麗な時にまた是非訪れたいところ。

戻りも延々ワインティング。うらいけさんのZRXと交換して久々にマルチエンジンの大型車に乗りました。岡山のトライジムカーナ会場で借りた時は、GROMに乗っていた直後だということもあって全然曲がれませんでしたが、山は楽しい。バンクさせなくてもよく曲がるし、重さを感じない安心感のあるハンドリングだし、パワーバンドまで引っ張らなくても先行する2台に直線でぐいっと追いつける。4気筒ってつまんないって思っていたけれど、たまに乗るには滑らかでグイグイ走って気持ちが良いですね。見直しました。

大島大橋のたもとに先に到着していたウノさんと合流して、うらいけさんは翌日の九州MG9の練習会へ向けて積み込みです。元気だよなぁ。

撃沈。そりゃあれだけキャーキャーいいながらあのペースで走り続ければ‥でもVTRもバリオスも、全然千切れませんでした。これも驚きました。

昔からジムカーナライダーだけで集団ツーリングしてみたいと思っていたのですが、良いですわ。道間違えてUターンしても誰のストレスにもならないし、路面が良かろうが悪かろうが状況に応じて走れるし、互いの技量が分かってるから疑うことなく安心して走れるし。とにかく、楽。インカムあるとさらに楽。楽しい。

松山へ帰るいなだんの船の時間に間があったので、飛び込みで入ったあなご飯屋。

これがまた美味しくて。最後のひとかけらまで、口に放り込むと焼いて香ばしいアナゴの香りが広がる‥大変満足でした。

結局予定通りとはいかず、緩急つけながらいろんな種類のワインディングを走り回った140km。面白いわー、周防大島。寒い季節でも楽しめる素晴らしい島です。

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