GROM ハンドルストッパー

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ノーマルのGROMは車1台通れないような山奥の林道などに入り込んでUターンするときなどにものすごくありがたいくらいの深いハンドル切れ角を持っています。これをそのままジムカーナで使おうと思うと、ターン中にハンドルロックするまでものすごく待ち時間が発生しますし、こんなに切れると車速をかなり落として車体を起こす必要があるので小回りはできてもタイムは稼げません。この1年ほどはハンドル切れ角を決めるステム側のポストにワッシャーを貼ったりして調整してきました。でも、ワッシャーだと1枚で大きく切れ角が変わってしまうので、なんとか無段階調整できないものかと考えていました。

図面は書いたものの、ホームセンターで部材をみているとなんだかシンプルにできそうな感じがしたので、上の写真のような部材を調達してきました。材料費1000円くらい。

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もともとフレームに左右にシャフトを貫通できる穴が2つ空いています。上側が8mm、下側は7mmの棒が通せます。最初はこの2つの穴を使ってストッパーのベースを固定して、そのベースに調整式のストッパーを取り付けようと考えていましたが、上の8mmの穴の位置がフルロックしたフロントフォークと非常に良い位置関係にあるので、直接この穴を使うことにしました。必要な長さを割り出して、M8ボルトを固定します。

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で、いろいろ組み合わせて作ったストッパーを両側へ取り付け。

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工具を使わずに現場で微調整できるストッパーが欲しかったので、蝶ネジを使ってロックを緩められるようにしてあります。

問題点も多々あって、フォークがステムの軸を中心にして回転してくるのに対して、この方法だとその力を真正面から受ける向きに取り付けられませんから、使っているうちにシャフトが曲がる可能性が高いです。そうなると修理しようにもシャフトが抜けなくなる、というのが難点。当初の予定通り、ハンドルストッパーのベースを作って、それにストッパーを取り付ける方がトラブルは少なそうです。また、右側用に8mmの穴、左側用に7mmの穴を使おう(左右で同軸ではない独立したストッパー)かとも思いましたが、7mmの穴の位置はストッパーを取り付けるには若干後ろ過ぎ。大胆に、フレームに8mmの穴を追加で開けて左右独立したストッパーをつけるというのが良い解決策(?)の一つかもしれません。

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