せっかく関東まで来たわけですから、東京だけじゃなくてちょっと違ったところにもお出かけしよう、と日帰りで日光へ行くことにしました。僕は何度も来ていますが、それでも何年振りだろう。2014年にバイクで来て以来だから‥13年振り?自分の車で来るのは初めてかも。土地のスケール感などは分かっていても、家族旅行でどのくらいの行程を消化できるのかがつかめていないので、予定も大雑把に立てて到着しました。
午前10時、日光東照宮に到着。
東照宮なんて、小学校の修学旅行と、それ以外にもほんの数回しか来ていないのであんまり覚えがないのですけれど、子供のころは目の前に見えるものしか理解できませんでしたが、大人になって来ると伽藍に配置された建物の建立された当時の色彩などを想像しながら見られるので、本当に必要以上に絢爛な建物群に圧倒される度合いが増した印象です。
列になっているのが券売所。この先有料。
門をくぐってすぐ左、人だかりができているのが三猿です。現在補修中で、これは昭和になってつくられたレプリカだそうです。
三猿から振り返ってみると‥あれ?
陽明門‥。
改修工事中だとニュースでは聞いていましたが、ここまで丸々囲まれて改修しているとは思いませんでした。陽明門らしさが、全く感じられない。
2018年3月までの大改修だそうで、門そのものの外観はみることができませんでしたが、普段は羽目板で覆われていた壁画が今だけアクリル板越しに見られるようになっています。次に見られるのは50年後と言われていますから、これはこれである意味貴重。壁画そのものが素晴らしい作品かといわれたら、剥落も激しくて絵柄も美的に価値が高いと言えるわけではありません。
眠り猫の門を通り過ぎて、徳川家康の骨を収めたとされる宝塔へ向かいます。昔訪れたときに結構な階段を上った覚えがあって、結構疲れるからもう2回目はないかな、と思っていたので、今回こうして家族と上るというのは結構感慨深いものが‥。
200段ほどの階段を上ります。ムスメを背負って。
奥の社のさらに奥に、宝塔があります。この周囲を回廊で巡るようになっているのですが、なぜか渋滞しています。何かと思ったら、この先に「叶杉(かなえすぎ)」という杉の木があって、そこに願い事をする人が列をつくって渋滞していました。お願い事のない僕たちは脇をスルー。
小学生のころの修学旅行のうすらぼんやりした記憶にある石灯篭の列のある参道。視点の高さは当時と大きく違っているんだろうなぁ。
いくつかジオキャッシングなど。ちゃんと戻しておこうね。
東照宮は約2時間と思っていましたが、2時間半の滞在となりました。
いろは坂をのぼって奥日光を目指します。バス路線図のいろは坂の表現がなんとも‥。
明智平からみるいろは坂の下り側。つづら折れとはまさにコレのこと。
竜頭ノ滝でお昼ごはん。
土地のものとして、湯葉蕎麦です。
竜頭ノ滝が思い出と違うのは、僕は滝の上から見た覚えしかなかったからですね。
今時の子供は3DSで生活を記録するのね。戦場ヶ原を撮影中。
戦場ヶ原に家族を落として、自分は湯元へ移動して、そこでGROMを下ろして戦場ヶ原へ戻ってきてみんなで歩いて戦場ヶ原から湯元へ‥という計画もしましたが、ムスメがさすがにそこまで歩かないだろうということで湯元の周りを散策するに留めました。湯滝の上の駐車スペースに車を止めて湯ノ湖をみると、静かな湖面にポツリとフライフィッシングのおじさん。ズボンが濡れないのかとムスメに心配されていましたよ。
ムスコは旅の記録中。
兄妹でカメラマンとモデル役。ムスメ、元気に歩くじゃん。
路傍に生えているキノコを見て、「生?」ってムスメが聞いてきます。生だよ。
湯ノ湖、僕は大好きなところなのですが、子供達が護岸もされていない自然の岸で遊ぶ姿を見るのは‥この上なく幸せ。多分人生の中でも限りなく上位な幸せ。
ムスメがどんどん先へ先へと歩くので、僕は車まで戻って湯元温泉まで移動して、湯元側から湖岸を戻って家族と合流。
ムスメ、楽しく元気よく歩いていたのに、転んでおんぶ抱っこモードに。
大きな桂の木。この日の奥日光は肌寒いくらいの清々しさ。
本当に本当に楽しいハイキングでした。湯元で温泉に入ります。
「日光山温泉寺」という源泉に近いお寺は、大人500円で入れる温泉のあるお寺。商売っ気が全くない佇まいで、施設も最低限とい感じです。軽く硫黄臭のする乳白色のお湯は激熱で、掛け湯するのにもかなりの覚悟が必要でした。でも慣れてくると肩まで湯船に浸かれる‥けれど、長時間浸かるのは無理‥。子供達には厳しいかな?と思ったら、以外と楽しめていたようです。
畳の広間でお茶請けをかじりながらお庭を見てお茶をいただく。他のお客さんはバスの時間に追われて忙しそうにするなか、のんびりとさせていただきました。
せっかく奥日光まで来たので湯滝も見ておこうと、湯ノ湖から歩いて下ります。下りは歩いたムスメ、帰りはおんぶですよ。15kgを背負って急傾斜を登るのは結構くたびれましたよ。でも、汗もそれほどかかずに済む爽やかさ。
湯滝。滝は垂直じゃなくて傾斜した岩肌を流れています。
ここでもムスメはスタスタ奥まで歩いて行くので、もしかしたら戦場ヶ原まで歩いて行けたのかも。
あとは華厳の滝を見れば一通りの日光観光は終了‥と思ったら、観瀑台に降りるエレベーターは17時までだったのね‥華厳の滝はは上から観ていろは坂を下ります。GROM持ってきたのだけれど、くたびれちゃって降ろすこともなく、そのまま宇都宮まで。
せっかく宇都宮まできたわけですから、餃子を食べて帰りました。朝から夜まで、広島だとこういう日帰り旅行はしないのでとても楽しく充実した1日でした。日光旅行は尾瀬とあわせて1泊2日くらいかけないと勿体無いね。
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