690DUKE 夏の早戻りチャレンジ

連日実質40度を超える天気が続いています。それでも朝は涼しいとは言えないまでも、結構暑くもないのです。そこで日が昇って暑くなる前の気持ち良い時間だけ走って家に帰ることを目標に、夏の平日に家を出てみました。

交通量のほとんどない午前4時台の国道2号線を下るのは、好き。少し肌寒さも感じる快適さで、交通量もほとんどなくてとても楽しい。日の出の1時間ほど前に家を出て、周防大島に近づいたあたりで夜が明けてきました。

今ね、政治とかオリンピックとか性的マイノリティとか宗教とか人種とか人権とか、毎日のように反りの合わない人同士が揉めに揉めまくってるでしょ。でもね、それらは全部人が勝手に頭のなかで作り上げた反目で、宇宙の摂理にとっては本当にどうでも良いことなのですよ。

夜明けの時間にはちゃんとお日様は登ってくるし、それで世界が美しく輝くし。今日の僕はそれだけでこんなに満たされちゃって、本当に申し訳ないどころか、なんだか揉めてる世界に対して舌を出す感じだよ。

周防大島で、日の出。

島一周とかしていると暑くならないうちに帰宅できないので、ほどほど日の当たる東側の風景を楽しんだら、島の西側にある今日の2つの目的地を目指します。

ひとつめ、かけ岩。廃道に近い道から外れた、普通人が足を運ばない山の稜線に大岩があります。

大島火山岩類と呼ばれる集塊岩だと思われる、ゴロゴロとゲンコツ大の岩が固められた岩塊をよじ登った先に、

絶景が静かに広がっていました。

本当は雲ひとつない空と海を期待して来たのだけれど、周防大島は島の東側が雲のない快晴でも、朝方の西側は割と雲に覆われていることが多いのかもしれません。

1ヶ月ほど前にここへ来ようとした時も、広島方面は良い天気だったのにこの辺りは海霧に包まれていたので訪問を諦めました。

この日も朝の早い時間のためかスッキリとは晴れていませんが、朝日の当たる北側の街並みまで綺麗に見渡せました。

ふたつめの目的地は島の南西の路傍の名も無い好景勝地。

コンテナが破損している、という連絡をいただいたので交換しに来ました。

PETGフィラメントから3Dプリントしたオリジナルコンテナです。耐候性の高い素材ですが、海のそばの過酷な環境でどのくらい耐えられるのか期待してみよう。

この夏のここ数回の日本海や三瓶山へ早朝向かうツーリングで学んだのは、午前9時過ぎくらいまでは夏でも快適に走れるということ。ただ、その時間に目的地に居てはいけません。それ以降は地獄の暑さが待っているので、9時に現地に居たりすると、その後の往路はただただ暑いだけになってしまいます。

9時に帰宅できれば夏でも気持ち良さだけが残るツーリングができます。そうなると周防大島だと7時半とかに島を脱出することになります。普通に通勤通学時間だなとか思っていたら、島へ自転車通学するたくさんの高専生と大島大橋ですれ違いました。

昔しまなみ海道の橋を平日渡っている時も通学する地元自転車通学生とすれ違う場面があったな。こういうのが結構ほんわかした記憶として脳裏に残るんだよな。

玖珂から一般道で広島方面へ戻るのは、普通なら国道2号線か欽明路バイパスかの2択ですが、ここでその間を通る高速道路にまとわりつく細い道という第3の選択をしてみました。「高速道路から一瞬だけ見えるあの道」を探訪する帰り道。

幹線道はもう飽き飽きしてしまって、こういう道しか走る道がなくなってきたというのが正直なところ。

9時数分前に帰宅して、夏の早戻りチャレンジは大成功です。汗かかない。暑くない。距離的にも時間的にも物足りなさはもちろんありますが、軸足を「暑さに困らない夏のツーリング」に置くなら、これは大成功です。

今回高速を使っていないのでもう少し距離を稼ごうと思えば稼げます。さらにトランポを併用して9時ごろにトランポまで戻ってくるツーリングにする、とか計画的に行動すればまだ距離を伸ばす余地がありますね。

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