
成田発7:30の飛行機とか、搭乗手続きや保安検査のために1時間前には空港に着いておこうと思ったら、成田へはほどほどに近い実家でも早朝の電車は便数が少ないので5:30の出発ですよ。こんなの東京に住んでいる人は間に合うのか?とナビタイムしてみたら、上野からでも5:30くらいの電車に乗れば成田に6:30には着くんですね。
まぁ、それより早い時間に上野に到着できない人は、LCCで広島へ行くのはあきらめて(というのは広島行きは朝のその1便だけなので)羽田使えば良いんでしょうけれど。

ものすごく定刻通りに到着してスムーズに搭乗手続きが終わったので、余裕をこいてうどんとか啜っていると、目の前の保安検査の列がどんどん伸びていきました。
検査場を通るのに20分近くかかって結局搭乗、ギリギリ。

空港建設反対派が立ち退きをせず飛行の邪魔をする高い鉄塔などの構造物を建てて抵抗した、成田空港の滑走路に残る区画、フェンスに囲まれた「像の檻」。
以前親父のカブで成田空港のギリギリの縁を舐めるように走っていたら、滑走路の下を通る隧道を抜けてここへ出てしまったことがあります。そういう土地が残っていたということはなんとなく知っていたけれど、ここがそれとは知らずにたどり着いてしいました。地下から出てきた瞬間にこれは何かヤバいところだという空気が漂っていましたよ。実際終始監視されていて長時間居ると警備員に詰問されるとかいう話もあります。
帰りの飛行機はこの像の檻の前をゆっくりとタキシングしていきました。

さようなら、成田。日本ではもう貨物機以外で使われなくなったけれど、ここではボーイング747型機をまだ見ることができるんですね。

成田を出て、ここは茨城県竜ケ崎市の上空。このまま旋回して太平洋側へ抜けて千葉南部を通ったのが前回。今回もそのルートかと思ったら、ここでぐるりと小さく270度ターンをしてそのまま利根川沿いに西進して、東京上空を通るルートでした。
富士山が見たくて機体右側の窓側席を指定して取ったのに、富士山は機体左側になるルート。まぁ、近畿過ぎるまでほぼ雲の上だったので富士山は見えない日だったと思います。

曇りの日ならではの楽しみ。翼下にブロッケン現象を見ることができました。
広島駅から山陽本線に揺られながら、周りの景色を見て思う事は「スカスカだな」‥昨日乗った常磐線から見た景色は、線路の周りにぎゅーぎゅーにくっついた家並み。
もうすっかり広島慣れしているので、山陽本線の車窓から見える景色の方が安らぐな。

朝早い便だったので、昼前には帰宅できました。
雨が降っていた東京と違って広島は好天だし、旅疲れなんてこともないし、この日は日中いっぱいお休みを頂いていたので、そのままカブを車に積んでムスメと呉へ行こう!

折角なので、ムスメに「カブ×呉」の奥深い愉しみを叩き込んでやるぜ‥って、狭い路地に入ると、ムスメは道が狭すぎて坂がキツすぎるのが怖くなったのかバイクを降りて「歩く」と言い始める始末。
この後付け後付けで出来上がっていった生活感丸出しな複雑な路地のある街並みをトコトコと抜けていく面白さが分からないなんて‥。

以前路地裏探検をしたときに、たまたま猫カフェを見つけました。そこへ行くことがムスメと僕の「近々にすることリスト」に入っていたので、今日はその消化。にゃんにゃんヒュッテさん。入口がどこだかわからない。玄関に見えるところは、お家の方の玄関。

うわ、猫がいっぱい。想像していた倍を超える猫が居る。この日20匹くらい居ました。

早速群がられて何をどうしたら良いのかわからない。みんな人懐っこい。

食事。(うちの)犬と違って人が食べるものに食いついてきたりしないのね。
ちゅーるには爪を立てて群がってきましたけれど。

こたつ猫ぎゅーぎゅー。
1時間ほど猫まみれしてきました。猫は猫の可愛さがもちろんあるけれど、猫は見た目が可愛い、犬は中身が可愛いというのが僕の答え。

再び路地巡りしながら階段の段差を三段くらい押して上がった小さな公園が、日当たりもよく呉の造船所あたりを見張らせるとても良いところでした。

ブランコでジャンプ対決。

負けた‥敗因は勢いと、重量か。

あんまり気持ちが良いので、ついつい長居。とても良い春の午後。

以前通ったことのある、長い長い階段を横切る坂道。ここの木、桜だったんですね。呉の出来事を実家に経過報告しながら、2泊3日の実家への旅が終わりました。
今回、父親の容体を心配しての帰省だったのですが、一緒にタイヤ交換作業をするくらいですし、しばらくカブにも乗りそうなくらいには元気だということが分かっただけでも帰った甲斐がありました。
また気軽にヒョイと東京へ向かえるチャンスが訪れたら迷わず利用して、世話になれるうちに実家の世話になろうと思います。
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