幸神社

忘年会へ向かうのにJR山陽本線に乗っていたら、一瞬だけ大きな銀杏の木の小さな神社が目に入りました。本当に見えたのは一瞬だけでしたが、銀杏の葉の散った様子が印象的だったので翌日探して訪れてみました。

幸(こう)神社という名前のようです。

「踏んだり失礼なことをすると色々な不幸が訪れる、猿田彦命の霊が宿っていると言われる大石を鉄道開通の折に取り除く際、こちらにお社を立てて大石の一部を御神体とした。現在のお社は昭和7年のもの。銀杏の木は枝打ちされて高さはないが、胴回りは3m80以上ある。この大銀杏の幹の中にはいぬびわの宿木があり、樹齢は400年以上との説もある」とのこと。

近くを工事した際、この木の根が90mも離れた川まで達していた、という話も見受けられました。

住宅街の一隅に、宅地の1/3もないような面積の小さな境内に大きな銀杏。銀杏の木は大きくなりすぎないよう枝をかなり落とされていますが、ひこばえのように伸びた細い枝には葉が茂るのでしょう。僕が写真を撮っている間にもご夫婦がお参りされている様子から、地域には愛されているのが見受けられました。来年は12月の初旬、銀杏の葉がモコモコになっている時に、また来てみようと思います。

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