
お財布を取りだす機会がずいぶん減りましたね。
とはいっても、保険証や身分証明書類は携帯する必要がありますし、クレジットカードを使う機会はありますし、田舎に行くと現金以外使えないということもあります。ついでに言うとエネキーが使えると便利(エネオス公式アプリはバイクのハンドルから携帯を外してアプリを起動して‥というのが手間なので僕はエネキーを使うこともある)だし、職場で鍵の管理に新しくカードを配られるしで、これらを機能的にまとめて最小サイズにできないものかと考えてみました。
はじめ、皮で作ろうと落書きをはじめました。

カードホルダとコインケースとエネキーホルダのついたありきたりの発想です。
でも3Dプリンタもあるのだから、一発整形でこれを出力すればいいんじゃない?プラ系だと硬いのでTPUフィラメント使えばいいんじゃない?でもプラスチックっぽい財布って取り出したときにちょっと恥ずかしいからやっぱり皮がいいな…とか考えているうちに、3Dプリントと皮の良いとこ取りすれいいんじゃない?というところに行きつきました。

ということで、コインケース部分は3Dプリント(PETG)、外側は皮。コインケースにエネキーホルダもつけちゃって。皮だけだとふにゃふにゃしそうですが、コインケースとカードをフレームにしてしまえばしっかりとしたものができそう。

免許証やらマイナンバーカードやらあれこれ8枚のカードとトレーが収まるサイズで皮を裁断して裁縫してみました。

とりあえずできた。カードが落ちないようにと思ってキツめにつくったら、カードが2枚しか入らない‥。

エネキーも採寸したサイズピッタンコで出力したらハマらなかったので、彫刻刀でトレーを削ってはめ込みました。

帰省しているムスコに見せると欲しいというので、これはこれでムスコ用に。

縁を落として、コバ(切り口)の処理をしてとりあえず試作品完成。
試作品で学んだのは、
- カード8枚仕様にするにはあと6枚分の厚みを増やさなくてはならない
- トレーは底も壁も厚さ2mmで作ったけれど1.5mmで強度は十分だし、薄くした分挿し込めるカードの量が稼げる
- トレー内側の角はトレー内にカードが落ち込まないように少し内側に厚みを持たせる必要がある
- エネキー不要のコイントレーなら、縦の長さが四つ折りのお札がピッタリ収まるサイズである
勢いで皮ホルダのサイズを少し大きくしてカードの収納数を増やしたものをもうひとつ作ってみました。
ということで、翌朝トレーを印刷しなおしました。

改良版トレー。内側に500円玉の外径のRを付けたところ、500円玉と100円玉がピッタリハマるサイズになりました。この角の三角形のおかげで、カードがトレーの内側に落ちるてくることもありません。
エネキーもピッタンコ嵌められる凹みにしました。

エネキー版のトレーはさすがにお札が窮屈。ここは便利さと実用性のトレードオフです。
トレー自体の厚みを薄くした(内壁の高さをコイン2枚分の厚みぴったりにした)ことで、試作1号もカードが3枚収納できるようになりました。
お札を挟んでおくことで緩衝材代わりになって、振ってもコインが動かずカタカタいわなくもなりました。

取り出すときは後ろのカットしている部分を押し込みます。トレーだけ押し込むことで現金を取り出すのもスムーズにできます。

必要最小サイズで手に馴染む、めちゃくちゃ思い通りの物ができました。皮の抵抗でカードが滑り出さないのですが、スナップ式の蓋をつけるとさらに安心かも。あとハトメでリングを付けられるベロをつけてストラップでぶら下げられるようにして紛失防止とか。
もうちょい改良に取り組んでみます。

翌日、さっそく改良版に取り組んでみました。
ミニマルを目指しているのに、付属品をつけるなんてちょっと本末転倒ですが、スナップで止められる形式にしてみました。

とってもいい感じ。

スナップ式だとカードが抜け落ちる心配がないのでやや緩めに作りました。

すると、カードが中で左右に動いてしまって、トレーの内側にカードが落ちてきちゃうんですね。

対策としては、トレーの縁を細くて一直線の状態にするのではなく、また単純に太く一直線にするのではなく、容量を確保しながらカードが落ちてくる対策をするなら内側に少し張り出すように波型をつけるような構造にすれば解決かな。これはトレーをプリントしなおして差し換えれば解決できるので問題なし。
もうちょい進化できそう。

先に作ったスナップタイプの青い財布は人に頼まれて作ったので、自分用に最終版をつくりました。

中のトレーを少し深めにして、四つ折りにした1万円を入れても引っ掛からないように逃げをつくったりして、とりあえずこれで使ってみることにします。
この財布、1万円紙幣で支払って紙幣が9枚返却されたらテンパりそう。10円以下の小銭は財布に入れず募金する方向で。



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