スマートウォッチ

スマートウォッチって電池が何日もつかが勝負だと思うんだよなぁ。

僕がこれまでアップルウォッチに手を出さず、それこそ店頭で触りもしなかったのは、ウェアラブル製品としてとにかく充電サイクルの短い点が決定的にダメだろうと思っていたからです。アップルウォッチが出た当時はPebbleというスマートウォッチを使っていたので、本当に全く食指が動かなかった(古い記事をヨミかえすと、その当時はアップルウォッチは売行き不振でコケそうだった)。みんなその点納得して使ってるんでしょうか。毎日のチャージは煩わしくないんでしょうか。

この度かなり粘って待って待って待って待ってシャオミ(Xiaomi) のRedmi Watch 5 を購入しました。Watch5 LiteでもWatch5 Activeでもなく、Watch5。なかなかWatch5の日本発売のアナウンスがなかったから本当に待たされた気分です。一番の売りは公称24日間もつというバッテリーライフ。本当ならちょっとこれは革命じゃない?

スマートウォッチって、ウェアラブルな立ち位置を活かしてフィットネストラッカー機能を当たり前に搭載しているけれど、僕はこれまであんまりその点については重視していませんでした。でも、このスマートウォッチは2.07インチ有機EL、324PPIという恐ろしく大きく明るく綺麗な画面で、画面をみること自体が楽しくてついつい画面見たさにいろんな機能を使いたくなってしまう。

デザインなんてほとんど型落ちのアップルウォッチだけど、僕は電池のもちが良いスマートウォッチが欲しかっただけなのでその辺りは全然気にしていません。

このWatch5を買ってから、店頭で初めて(本当に初めて)アップルウォッチを触ってみました。何もかもきっちりとして製品としてのクオリティはとても高く、ハード面だけでなくソフト面も綺麗のヒトコト。あのハードのツルツル感とソフトのヌルヌル感だけでも所有欲を満たすものがあるというのは確かに感じました。

Watch5を2週間ほど使ってみて、バッテリーがどの程度減っていくのかに注目してみたところ、平日の朝ジョギングをして、仕事中に通知をいちいち見て、腕の動きに合わせて液晶がONになるモードで使っても1日で10%減ることはありません。液晶自動ONにしなくても黒い画面に最小限の時計表示ができるので、そのモードで使うとバッテリーの消費は1日5%くらい。

公称24日間のバッテリーライフは「最大で」と書いてあったので、フルチャージから何もしなければそのくらいもつということなのだろうけれど、日常生活で1日5%の消費なら20日はバッテリーがもつということになる。よくできている。これには満足しているどころか、この画面の大きさと綺麗さで‥と、ちょっと驚いてしまいました。

ボイスレコーダアプリ付き。ハンズフリー通話可能(携帯通話のみ。LINE通話はNG。でもTeams通話はなぜかイケた)。BTヘッドフォンとペアリング可能。音楽プレーヤーに曲を転送すれば携帯なしの単体で音楽を聴きながらジョギング可能。

ネガティブな点は、NFCなし(お財布にならない)。カレンダーはシャオミ携帯とiPhoneからは予定が携帯と連動するようだけれど、アンドロイドは不可。アプリの追加もできない(日本版がダメなのかも)。インストールできる文字盤はシャオミがあらかじめ用意したものだけのよう(ただ種類は多い)。

RedmiWatch5以前に使っていたのはFitbitのVersa3。小ぶりで機能も充実していてSuicaも使えてとても便利。バッテリーも4日に1回くらいのチャージで使えていました。

その前はガーミンのForeAthlete245。バッテリーのもちは5日くらい。正直これで十分だったのだけれど、残念なことに液晶に白くて丸いドット抜けができてしまってそれが理由でVersa3を買い増しました。

それ以前はPebbleを使っていました。ものすごく気に入って、全部で5本くらい買ったと思う。

とにかくシンプル。とにかく軽い。インターフェースがコミカルで遊び心があってお茶目。バッテリー1週間くらいもつ。今見てもときめくな。正直、今まで使ったスマートウォッチの中でもこれが一番気に入っています。プラスチック部分が加水分解をはじめてネチャネチャになってしまったので、今は1つしか手元に残っていません。

つい先日、Pebbleを吸収したFitbitを吸収したGoogleが、PebbleOSのオープンソース化を発表しました。そこでもとのPebbleの生みの親であるMigicovskyさんが「repebble.com」を立ち上げて、どうやら再製品化目指して動きはじめたようです。進捗のメッセージが届くたびに心が躍る。

しかしPebbleがなくなってから数年経って、スマートウォッチ業界もあの頃と同じ市場ではなくなっているからね。全く何もない中からスマートウォッチを生み出した10年前も大変な困難を乗り越えたのだと思うけれど、それとはまた違った苦しさを乗り越えることになるのは間違いない。それでも僕の腕に思わず装着して歩きたくなるような、新しいPebbleに出会えることを心から期待しています!

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