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2008-02

困ったこと

退院して2日後だったと思います。床に四つんばいになって片づけか何かしていた時にサイドテーブルをひっくり返し、テーブルとその上の本が私の上に落ちてきました。それはたいしたことなかったので笑い話だったのですが、さらに2日後腰痛が出始めました。

その後、腰痛は珍しいことではないのであまり気にしていなかったのに、日を追うごとに症状は悪化していき、まっすぐ起立できなくなりました。夜の授乳時にはすぐに起き上がることが出来なくなって、匠騎が泣き喚いても痛みのあまり動けないのです。最近張るようになってきたおっぱいも、匠騎が泣くと痛くて大変でした。

整形外科へ行くと、テーブルが倒れた時に体をひねって腰椎捻挫になっているのでは?という診断でした。しかし数日経ってますますひどくなることに驚いて、再び整形外科に行きました。
私は10年前に椎間板ヘルニアを患ったことがあり、吸出しという手術もしました。しかしそれは乗馬が出来るまでに完治したのですが、病院では再発を疑われました。確かに、妊娠中に筋力は極端に落ちてますし…。ただ、症状が以前のヘルニア発症時と違うので、MRIを撮ることになりました。この段階の私の歩き方は、腰がほぼ直角に曲がって、左足を引きずりながら。どうみてもヤバそうに見えたそうです。
診断は翌々日になるとのことで、痛み止めを処方してもらいました。授乳中断のつもりだったのですが、匠騎を出産した産科に電話したところ、授乳してもよいとのこと。ここ最近いろんなところから所見を伺いましたが、鎮痛剤の成分が母乳に微量ながら出るそうです。それが乳児に影響するかしないかは正直わからないようで、判断が分かれるみたいです。薬は座薬できつい薬です。入れてみましたが、完全に痛みが取れることはありませんでした。それでも授乳に差し支えない程度に動けるようにはなれたので、あまり使わないようにして様子を見たいと思います。

退院その後

2月9日に無事退院しました。
退院時のぽこぷーの服は、結局「ぴったり」でした。本当に、この日にしか着られません、というくらい‥。すごくかわいいのになー。

退院後は私の実家にお世話になります。母も初心者ですがジジババも初心者。通いの父も、みんな初めての状況に戸惑いつつ、試行錯誤の日々です。これからは皆で成長していきまーす。

2月8日

乳の量が少しずつ増えて、今日ついに40g出ました。早い人はすぐ出るようになるけれど、私はゆっくりのようで、微々たるものでも少しずつ増えるのは嬉しいことです。ただしぽこぷーが欲する量も増えているので、なかなか彼のおなかを満たすほどの量には追いつけません(笑)。
吸い付きは上手で助かるのですが、力が強くておっぱいが傷になってしまいました。今日は退院前診察があったので、そのことを言うと抗生剤が処方されました。薬なので乳をやる前に拭き取らねばなりません。口にしても大丈夫ではあるのだと思いますが、拭き取らねばならないものなら出来るだけ使うまいと、馬油でがんばります。

入院したてのころ、同室だった人たちが「おしっこかけられた」「うんちがとんできた」などと話していました。うちも男の子なのでおしっこはそのうちやられるだろうと思っていました。が、先にうんち噴出でえらいことになりました(笑)。新生児のうんちは、最初は緑便です。それがミルクを飲むようになると、劇的に黄色くなります。ただし、母乳の場合は完全に黄色いのですが、人工乳(ミルク)だと緑がかっています。口にするもので色や形状は変わります。健康状態もわかるわけです。

明日のお昼にいよいよ退院です。ババが退院時のお衣装を持ってきてくれました。事前に頂いていた晴れ着!新生児用です。…ん??、なんかちっちゃいような…。

2月7日

ぽこぷーは色白です。生後まもなくから肌が白いと言われていましたが、そのうち黄疸がでて黄色くなるだろうと思っていました。たしかに黄疸は出ました。けれどあっという間に黄色は引いてまた色白になっていました。
泣きわめいて真っ赤になっても、泣くのをやめた瞬間からすーっと赤さが引いて元通り。手の指なんてうらやましいくらいきれいです。

赤ちゃんの肌は肌理が細かく整っていてとってもきれいです。ぽこぷーも思わずほお擦りしたくなるぷるぷるお肌ですが、新生児にきびがぽつぽつ出始めました。粟粒みたいなのが毎日出来ては消え、を繰り返しています。新陳代謝が恐ろしくいいんでしょうね。

今日は母、久々に階下へ。診察を受けてきました。主には産後の経過を診るものですが、面白かったのはおなかの脂肪吸引をしたこと。
帝王切開で、へそ下10cmくらいのところを横一文字に10cmくらい切りました。抜糸の時に、へそ下の傷よりちょっと上の辺りは神経を切っているので感覚がないと説明を受けました。そこに先生が、1m離れてても針の切っ先が見えそうな太い注射器を手に、溶けている脂肪を吸引すると言います。なんでも、切ると(?)皮下脂肪が溶けて集まるとか何とか。これを注射器でちゅーっと吸い出すのです。恐ろしく太い針でも、感覚のないところに刺されるので痛くはありません。びっくりしたのは、吸い出してもあまり取れなかったらしくサポートの看護師さんがおなかの皮ををぎゅっと集めるようにして脂肪吸引をしたこと。それでもたいした量は取れなかったようです。美容整形での脂肪吸引の手術は聞いたことがありますが、簡単に言えばそれと同じようなことを治療の一環でしたわけです。でもこれでおなかが元に戻ったかと言えば、全然…。このおなかの盛り上がりは脂肪ではなくて、引き伸ばされた皮がぎゅーっと集まったもののようです。中身もまだ収縮途中だし。40週かけて伸ばしたわけですから、戻るのにも時間がかかるのかな。

2月6日

今日で生まれて1週間です。大きく生まれたこともあって、生まれた当初からしっかりしていましたが、日に日に顔つきも動きも変わってきて、毎日すごい勢いで成長しているんだなぁと思います。

乳の量は少しずつですが増えているようです。ずっと一桁だったのに、昨晩18g出たかと思ったら今日の14時には32gになりました。ゆっくりゆっくり、母な体になっているんでしょうね。

そうそう、昨晩のうちにへその緒が取れました。最近は短く切るのかこの病院がそうなのかよくわかりませんが、かつて見た自分のへその緒は黒っぽいひも状のミイラだったのに、ぽこぷーのは丸くて平べったくて緑がかっています。おへそは緑がかった黄色っぽいどろどろがついていて、これを綿棒を使って消毒して少しずつきれいにしていくそうです。

今日は父が出生届を出してくれました。お名前はまた後日披露したいと思います。

2月5日

腹時計の正確なぽこぷー、今日は授乳に行くと顔をびちょびちょにして待ってました。彼は本気で泣くと涙がぷちゅっと、それこそ玉のように浮かぶのですが、それが勢いよくまぶたを閉じると顔に飛び散るのです。そして頭は汗かいて髪の毛がしっとり。まだ、寝て・起きて・泣いて・乳飲んで・出して・うごうごして、くらいしかできませんが、そうしながらぐんぐん成長しているのでしょうね。

今日は沐浴指導を受けました。40度のお湯につかると、胎内を思い出すようでうっとり。さらに手足をぎゅっと縮めてやると、胎内にいたときと同じような状態になるので落ち着くそうです。
実はぽこぷーの裸んぼを見るのは初めてのこと。蒙古斑はありましたが、シミやほくろはまったくないようです。背中は毛深かったですけど。

温湿布効果か、母乳の量がすこーしずつ増えてきました。ほんとに少しですけど。でもまだ慣れないせいか乳首に傷ができて痛くなってきました。馬油を塗って養生します。ぽこぷーはこの馬油が気に入らないようで、授乳前にふき取るものの、怪訝な顔をしてなかなか吸い付かないことも。違いのわかる男なのですね。

また、今日は母のおなかの傷からちょっぴり出血の跡。かさぶたになってるところがこすれて出血したようです。看護師さんに言って消毒してもらいました。回診時に先生に言うと、直接は見ずに「かさぶたがこすれたのかも。大丈夫でしょう」とのこと。経験がものを言うのですね、きっと。

2月4日

ベッドの位置を窓際に移してもらいました。外を眺めることができるし、日中は陽が射して素敵です。

朝5時からの3時間おきの授乳で、毎回ぽこぷーの体重を量って飲ませるようになりました。「気にしないで」と言われますが、毎回2gだの4gではちょっとさえません。すると助産師さんより温湿布をしてみてはどうかとのご提案。お湯につけて絞ったタオルをビニール袋に入れたものを、おっぱいに当てます。冷めたらレンジでチンして温めます。この温湿布、乳の出をよくするだけでなく、おっぱい自体がリラックスするというか、大変心地よいのです。ちょっとしばらく続けてみようと思います。

昨日からシャワーを浴びられるようになりました。昨日は半信半疑でしたが、まったく沁みることもなく、医学の進歩はすごいよと友人たちにメールしたほどです。
入浴時は自分の体を鏡で見る機会でもあります。おなかはまだちょっと出ていて、でも立つと足が見えなかった臨月のころはぱつんぱつんに張っていたのがしぼんだ状態なので、皮がタルタルにたるんでいます。傷もそのたるみに隠れているような感じです。たるみもショックですが、何よりその皮が黒ずんでいるのがショックです。妊娠線、びしびし出てたしなぁ。どれくらい回復するかわかりませんが、努力してみます。

ところで、新生児たちはみんなケース状のベッドにねんねしているのですが、このベッドのクッションはさる方いわく「超高級」なんだとか。確かにベビたちはほとんど同じ体勢ですが、背面はへいちゃらです。単に体重が軽いからかな??
それはさておき、このベッドの片隅に小さいぬいぐるみを何人かの方が乗せてらっしゃいました。それを見たダーリン、うちもぜひやろうとぬいぐるみを買いに行きました。
買ってきたぬいぐるみには誕生日がありました。お向かいのベッドの方は昨日女の子をご出産。たまたま2月3日生まれのぬいぐるみがあったということでそれをプレゼントしました。のちにそれは「キウイ」というニュージーランドに生息する鳥と判明するのですが、愛嬌のある(愛らしさには欠ける)ぬいぐるみでした。でも、うちの白くまのぬいぐるみよりキウイのほうが断然人気だったことも事実です(笑)。

2月3日

午前中の回診で傷口のガーゼを交換してもらい、傷に水絆創膏のスプレー版といいましょうか、傷をコーティングするスプレーをしてもらいました。これで夕方からシャワーを浴びてもいいんだそうです。

また、おっぱいが出るように乳房マッサージも受けました。ここまでずっとカラ乳を吸わせていましたが、乳管は開き始めているとのこと。20時の授乳からぽこぷーの体重を量って飲んだミルクの量を測り始めました。記念すべき第1回目は2g(笑)。まだまだこれからです。
明日の検査に備えて、今日から糖水ではなくミルクを飲ませ始めました。ぽこぷーは何でもいいらしく、嫌がるわけでもなく当たり前のようにミルクを一気飲みしていました。

今日はよく眠っていましたが、時々うぅーっと伸びをしたりにやりと笑うような表情をするようになりました。毎日どんどん変わっていくのが楽しくて仕方ありません。

昨日は母、4人部屋に1人でしたが、1人お仲間が増えました。お話できるようになるといいな♪

2月2日

私のいる部屋は4人部屋です。みんな産婦さんなのですが、ちょうど彼女たちは退院していき、大部屋なのに個室状態になってしまいました。

今朝は8:20から3時間おきの授乳に全部行きます。点滴がまだ朝夕にあって、左手に管を差しっぱなしなので抱っこするのがちょっと難しいです。まだ相変わらずのカラ乳で、3分ずつ吸わせてその後は糖水を飲ませます。吸い方は強いくらいでとっても上手。そして彼の腹時計は大変正確で、授乳の30分前になると大泣きです。

おなかの傷口はホッチキスのようなもので止められており、今朝抜糸(針だけど)しました。10cmの傷口に20箇所近くもホッチキスの針が打ってあって、先生は楽しそうにピンピン取っていきます。最初はもの珍しさに針の数を数えていたのですが、思ったよりも数が多いことにだんだん気持ちが悪くなって数えるのをやめてしまいました。一部かさぶたになっていますが、ほとんどはきれいにくっついているようです。傷には経過がよければ明日水絆創膏のスプレーを吹きつけてコーティングだそうです。これで明日からシャワーが浴びられます。ほんとに大丈夫なのかな??

昼食からついに普通食になりました。病院食でも「産婦食」なので、豪華でハイカロリーです。そうそう、今日出産後初めて体重を量りました。4kg程度しか減っていません。ぽこぷーが3720g、羊水や胎盤が出てもこの程度しか減らないもんなんですねー。母乳をやると体重はすぐ落ちると聞きましたが、その母乳がまだほとんど出てないのでどうなることやら。ちなみに母乳が出るようになるのに1ヶ月くらいはかかるかもしれないそうです。結構のんびりなんですねー。おかあさんが焦ると余計に乳が出なくなるので、ゆったりのんびりでいいそうです。焦らず、いい乳を製造することにしましょう。

2月1日

昨夕から動けるようになって、適度に動いたほうが早く回復すると言われていたのでちょこちょこ動いていたら、さすがにおなかが痛くなりました。
看護師さんに打ち明けたところ、「痛いときはすぐ言ってくださいねー」と座薬を入れてくれました。痛くて動けなかったら結局意味がないですものね。

朝から5分粥に、夜には7分粥になりました。入院は人生において2度目ですが、術後のお粥は体に優しくて、ほんとにありがたいなぁと思います。きゅうりとハムの春雨サラダが副菜としてついてきたのですが、固いもの食べたらおなか痛くなりそうで怖かったくらいです(笑)。

午前中には背中につながっていた硬膜外麻酔がとれました。そして、授乳室での授乳も始まりました。最初は乳が出ないカラ乳のため、練習みたいなものですが、息子は吸いつきが上手で、出なくても一心不乱にちゅぱちゅぱしてました。この刺激が、後に母乳分泌を促すのだそうです。たくさん出るようになるといいなぁ。

今日のぽこぷー、よく泣いてました。泣き声でわが子だとわかるようにもなりました。また、今日は父や父の両親、母のお友達にも初抱っこしてもらいました。大きく生まれたせいか、あんまりふにゃふにゃしてなくてしっかりした感じです。最近は「抱き癖がつく」なんてことはいわないそうで、どんどん抱っこせよとのことでしたから、今のうちにいろんな人に抱っこしてもらいましょう。

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