2015年中国ダンロップ杯第1戦

前日練習会。到着するとこれまで見たこともないような濃霧‥広い会場の中へ歩いて行くと、明るいのに全周囲で自分から10メートル先までしか見えなくて、その先は何があるのかさっぱりわからないという不思議な体験ができました。

コース設営しようにも会場の全体感や距離感がつかめないので、機材だけ準備して朝霧が晴れるまでのんびりと‥と思っていたら、昼になっても太陽が見えないくらいの霧が晴れず、春になって伸びてきた草を引き抜いたりしてようやくコースができたのが14時も過ぎた頃。

入浴も済ませて18時半、近くの施設でゼロヒートスタート。食事はバイキング形式で好きなだけ食べられて、リタイアしたらその場で寝られるという素晴らし環境です。最後まで生き残った人たちは6時間の激戦だったようです。

翌朝、5時起きで会場に来てみると、ちょうど夜明け前の雲が茜色になる時間でした。遠くに雲海から頭を覗かせている山も見えました。GROM持ってきているんだからジャケット持ってきていれば早朝の中国山地を徘徊できたのに、残念。

朝食までの2時間ほど会場設営をしましたが、ここで設営に時間と手間をかけておいたおかげで今回はコースウォークがしっかりできました。今回のコースは歩かないとヤバイ!

お品書きがこれ。机上で作った時はトップタイム2分くらいかなぁ‥と思っていたのに、いざ会場で設営すると思っていた以上に会場が広いのに加えて路面の悪いところを避けてパイロンを並べたりすることで、図面よりも小さめに作ったにも関わらず、歩行中にあちこちから「なげー」「なげーよ」という声が聞こえました。

会場全体の様子。今回もアサヒテングストンの方が新調したドローンで空撮をしてくれました。会場の広さが本当によくわかる映像ですね。全体では実際に写っている範囲の1.5倍くらいの広さがあります。

運営上の覚書。
第一ヒートは計測器のトラブルでノービスクラスから何度も計測中断がありました。センサーそのものには問題がないのに、勝手にスタートやゴールの通過信号が流れてしまうのです。自作のスイッチボックス内の接点不良が原因だと思いこんでいたのですが、うらいけさんの経験から機械的な故障ではなくて発電容量の問題じゃないかという指摘を受け、光電管センサーの電源を発電機から取らずに乾電池のボックスからとると問題解決。どうやら、PA機器が大きな音量を出力する際に電圧が落ちて、同じ電源から動かしていたセンサーの電気が一瞬落ちることが原因だったようです。

そんなこともあって第一ヒートはコンセントレーションを高めるとかいうような状況にもなれず、何回もオーバーランしたりミスコースしかけたりして散々な結果でした。第一ヒートのトップタイムはGROMのキョウちん(<あ、でもタイムに影響のないようなミスコース)。キョウのロングコース、GROMが優勝するのか!?

長いけれど特に難しいセクションも設けていないので、こういうコースは落ち着いていつもどおりに淡々と走るしかありません。うらいけさんの2分21秒、まめしば。君の2分20秒のタイムを聞いてミスのないように走ってきて、自分では泳いだ箇所もわかっているのでどの程度のタイムが出たのかわからなかったのけれど、結果2分19秒で優勝することができました。今回の優勝はかなり嬉しかった‥。

半年くらい全然練習せずに、今年になってまともに走ったのは先週の香川のMSGCで走ったくらいですが、昨年の春ごろから心がけている走り方が悪くないようで、それほどリスクもないのにタイムは稼げているようです。といっても大したことをしているわけじゃなく、連続して同じ方向にターンする時は絶対に車体を起こさない、切り返しのあるところではアウト側へハンドルを投げ捨てるようにターンしていく、ということなのですが、結果として見た目にも切り返しのヒラヒラ感が増したように思います。

5月の、日差しはあっても気温は高くなりきらない素晴らしい天気の大会でした。1日ズレてなくて本当によかった‥。

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