グラフィックソフトウェアとなると=Photoshop と考えるのがこの世の倣いといって間違いないと思うのだけど、職場で数十台単位のソフトをまとめて購入してもらおうと思うと結構な価格になってしまいます。アカデミックパッケージのPhotoshopElementsでさえ購入してもらえないとなると、なにかしらフリーのソフトで対応しなくてはなりません。
これまでに「GIMP」やオンライングラフィックソフトの「SumoPaint」をはじめフリーの多機能グラフィックソフトをいろいろ検討してきた結果、ここ数年は使い勝手の良さから「Paint.net」を使ってきました。Paint.netはフリーソフトとしては十分強力な機能をもっているのですが、ソフト独自の操作色をだしているところもあって、僕としてはもっとPhotoshopライクに使えるものはないものかと思っていました。
「クラウドアルパカ」はフリーのマンガ制作ソフトです。何かの記事に紹介されていて試しに使ってみたのですが、これがなかなか使い勝手が良い。フォトレタッチソフトではなくマンガを作成することに特化したソフトにもかかわらず完全にPhotoshopを意識したショートカットの設定など、これを使い慣れてしまえばそのままPhotoshopへ移行できそう。職場で基本的な画像操作を指導するには十分な機能があります。
マンガのコマ割り、スクリーントーンの流し込み、パースや放射線を描くためのテンプレートや一定角度ごとに一時的に画面を回転できるなど、マンガを制作するために与えられた機能やツールもディジタル制作ならではの快適さ。ペンタブレットと組み合わせることで強力なお絵かきソフトとなることは間違いありません。パソコンで絵を描きたいなぁ、と思っている方のエントリーソフトとしては必要十分な機能が無料で使えるというのは驚きです。
基本的な使い方については動画で紹介もされているので、興味のある方はどうぞ。
1.起動・ログイン
2.ネームの作成
3.コマ割り
4.フキダシ
5.パース
6.素材作成・登録
7.トーンを貼る
8.集中線
9.文字入れ
10.プロジェクト管理
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