東京ジオキャッシングツアー

3連休ひとり実家帰省のイベント第1弾は、東京ジオキャッシングツアー。「0.1マイル(約160m)以内に他のキャッシュを隠せない」というのがジオキャッシングのルールですが、東京都心部には隣のキャッシュまで200m程度でぎっしりとキャッシュが詰まっています。

今回は徒歩ではなく、千代田区のレンタルサイクルサービス「ちよくる」を利用させてもらって、電動アシスト自転車で巡ってみることにしました。駐輪基地になっている秋葉原公園に到着したのが8時45分。

ちよくるの簡単な説明。
事前にユーザー登録をして、自分が利用する自転車の予約をします(予約は30分間有効)。現地について、ポート(駐輪場)に並んでいる自転車のなかから自分が予約した自転車を見つけて、シート下にある電子錠にパスコードを入力したら解錠してレンタルスタート。登録したIDが紐付けされたFeliCaを持っていれば、カードを電子錠に近づけるだけで良いようです。

NTTドコモと連携したサービスなので自転車の位置や状態が常に把握されているらしく、また出先で自転車を離れるときに施錠するとメールで「施錠確認通知」が届きます。レンタル中の解錠は先のパスコードを入力すればOK。返却も千代田区内に30箇所くらい用意しているポートに到着して施錠すればおしまい。100円/30分がクレジットカードから引き落とされます(←2015年3月までのキャンペーン価格)。全くストレスのないレンタル方法です。

今日の愛車は「千代田130号」。以下、今日はネタバレ注意なところもある記事になっています。

秋葉原で最初のキャッシュ発見!丁寧に色まで偽装してあります。

2k540というのは上野と秋葉原の間のJR高架線路の下にある職人が作った商品を販売する街です。ここには40以上の店舗があって手作りのオリジナルアクセサリーや思わず買いたくなるようなおしゃれなグッズが販売されています。2k540の由来は列車の始発点である東京駅から2.540キロメーターあるからだとのこと。」(キャッシュの説明文より抜粋)

昔はなかったね、こういうお店。朝早くてしまっていたけど、夕方寄ったら小さくて白くて明るくておしゃれな店舗がたくさん収まっているところでした。

さすが秋葉原。特定のキー入力をしないと開かないコンテナです。

というのはうそです。でもただのフリスクケースもただのフリスクケースじゃなくなっています。

万世橋。気温はあまり上がりませんでしたが、日中は手袋なしでも自転車が漕げるような日でした。

ニコライ堂とか近づいたこともなかったけど、敷地内にキャッシュが設置されていたおかげで初めて立ち寄ることができました。それにしても気持ちのよい空!

明治大学って、僕が御茶ノ水の楽器屋さんに通っていたころのイメージでは閉鎖的な門構えに「○○を打倒せよ!」とか横断幕がかかった古臭いキャンパスというイメージでしたが、無茶苦茶垢抜けてしまっていてびっくりしました。楽器街の坂道も自分の思い出よりもずっと緩やかで驚きました。

GZ(グランドゼロ=キャッシュの設置されている座標)に到着して、「神社ないじゃん」と思ったら、階段を上ったところにありました。ここはヒントが「赤いもの」で、僕は神社の赤い賽銭箱を賽銭泥棒する勢いで撫でくりまわしてしまいましたよ。

これはおそらく外人さんがオーナーのコンテナなんですが、ログブックが「数学作業簿」って‥。最初これがログブックって気がつきませんでした。

町なかの公園にキャッシュがあったのですが、そこには千代田130号の同僚が待機中。おそらくこの付近で千代田130号を施錠するとGPSで自転車の座標を感知してポートで施錠した扱いになるので「返却&清算」することになってしまうのだと思います。施錠せずにキャッシュを探しました。

僕はマグル(一般人)が居てもあまり気にせずキャッシュを探す方ですが(もちろん怪しまれないように気はつかいますが‥)、ここは‥後ろに写っている交差点、警官が10人以上居るのです。不審物を隠している不審者と思われないように振る舞うのはなかなか緊張しました。

缶コーヒーにガス菅だか水道菅だかの部材をくっつけて偽装して、穴に突っ込んであったコンテナ。これはいいアイディアですね。

今年もキャッシュを求めて人並み以上に神社仏閣を訪れることになるのだと思いますが、都心部にもこのような家も立てられないような狭小地に小さな神社がたくさん生き残っていることに驚かされました。

朱色の大きな造形物もいいのですが、大手町のビル街の一角に即席の牡蠣を楽しめるビアガーデンのような簡易小屋が建っています。飲まず食わずでキャッシュハンティングしていたので、ちょっと惹かれた。

皇居前。ここのコンテナはしびれたなぁ。みんなにしびれてほしいから明かさないけど。皇居の周囲を走るランナーが、僕の想像の10倍は居ました。今、本当にブームなんですね。

キャッシュを探すために普通目を向けないようなところを覗き込んだりするので、橋の欄干の意匠とかも結構楽しめてしまいます。その分マクロな風景の楽しみというのはキャッシュハンティングしながらだと割合が減るようにも思うけど。

東京駅前のビルの谷間に置かれたキャッシュ名は「The way of  a wind」。皇居から東京駅に向かってビュービュー風が吹き抜けるところでした。この辺りはビルが高くて日差しがほとんどなく、とても寒かったです。

そのコンテナ。フリスク食べまくりな生活なんでしょうね。

東京駅から徒歩数分のところに「三菱一号館美術館」というのがあるんですね。新しいのかな、知らなかった。

このまわりは緑がふんだんにあって、狭いんだけど非常に落ち着くところです。3人組の外人さんジオキャッシャーが見当違いな所をさがしていたので、「ヒント読みました?」と声をかけて仲良くなりました。

皇居の石垣に仕込まれたキャッシュを探していたら、岩の間に奥の奥まで累々と積み重なったピースの空箱が‥何故!?これはなかなか怖い感じ。

広島の諸先輩がたも見つけていた「Teikoku Gekijou」。ログを見ていて何がそんなにおかしいんだろうとおもったら、見つけてみて納得。足生えてるしw。妙に劇的な字だしww。笑いを抑えられませんでした。

これも面白かったコンテナ。かわいいだけじゃなくて、蓋がマグネットで自動的に閉じるギミック付き。日比谷公園まで来て日もかなり傾いてきたので、そろそろ折り返し。

有楽町、数寄屋橋交差点近くのキャッシュがみつけられなかったのが心残り‥あやのすけさんにヒントもらおう‥。

最後に大物コンテナ発見!「Akiba TB Hotel」は街なかとは思えないサイズの弾薬ケースで、蓋を開けたら「どれがログブックなんですかー?」と思うくらいいろんなものがどっさり入っていました。

トラッカブルはコンテナに小分けされていましたが、何個入ってたんだろう‥とにかくTBホテルの名に恥じない内容でした。

ここ、普通にマンションの入り口なので、特に日が暮れてライトを照らしながらの作業はどう見ても不審者。ありがたいことにコンテナの中に「何してるんですかと住民の皆様に尋ねられたらこのビラで説明してください」という対策書類まで用意されていました。やー、頭が下がります。

本日41F11D。なんと50箇所以上巡っていました。午前8時45分スタートで、日が暮れてから御徒町のポートに自転車を返却して、上野駅まで歩く間に幾つかみつけて‥という感じでしたが、日の短いこの冬の時期でこれですから、夏の夜明けから日暮れまで探せばあと20個はいけるってことですよ‥体力が続けば、ですけど。キャッシュとキャッシュの間が200mちょっとしか離れていないところがほとんどで、信号停車を含めても平均で区間移動は4分くらいじゃないかと思います。今日は見つけたキャッシュから一番近い未発見のキャッシュへというルールで進んでいたら、最終的には密度の薄い皇居から南側へ行ってしまったので、数で勝負したいならあらかじめ密度の高いエリアを決めて「ここを全部」という回り方をしたら良いでしょう。「思う存分何かに没頭したい!」という欲求は十分満たせる遊びです。充実した何かを求めたい人は、是非都心部キャッシュハンティングをしてみてください。レンタサイクルのポタリングも最高にお薦めです!

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