宇品キャッシュハンティング

昼過ぎからジオキャッシュの集中している宇品に挑戦してみた。宇品、いいね。これまで昔の宇品のイメージを捨てきれずにごみごみした印象を拭えなかったけれど、あたらしくなった街中を走り回って港に出て公園で休憩して‥その先が海というだけで開放的な気分になる。

夕日の時間に宇品灯台を訪れられるように街中のキャッシュハントで時間調整をして、久しぶりに灯台まで来てみた。灯台の手前に大きなクスノキがあることも忘れていたくらい、久々に来た。

宇品灯台のキャッシュは灯台から海側に向かって少々乱暴な山道を下りていったところにある。この横たわった木の根の下に転がっている石の奥にキャッシュが収まっているなんて、ジオキャッシングに関するツールを持っていない限り知りようがない。迷わずこの下に手を伸ばせるあたり、また同じヒントや秘密を知り得る人が少なからずキャッシュの中に収まっているシートにサインしている人数以上居るという同胞意識もジオキャッシングの魅力だと思える。

灯台から海へ下る道は、広島の都心部からすぐの場所だというのに街のガヤガヤした雰囲気は全く伝わってこない自然の森の中。海岸で日の沈むのを拝んで帰ろうと歩いていたら、薄暗い森の中が一部分だけ赤く光っていた。絶妙な角度で差し込む斜光が木々のフィルタをかいくぐって森の一隅だけを赤く染めていたのだった。

あまり雲が出ていないのでただ日が落ちて空が赤く染まるだけの特別美しいと思えるような日の入りじゃなかったけれど、目の前がすぐに海、という護岸の歩道は物理的な意味だけじゃなくて人のいる世界とそうじゃない世界の境界線のようにいつも感じる宇品の海岸だった。

今日の成果は15F3D。ある程度の数をまとめて拾うとだいたい20%〜25%がDNFというのがパターン化してきた‥。

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