スターウォーズ

最近時間のあるときにスターウォーズを見直しています。これまではエピソード4~6を見て1~3を見るという流れで見ていましたが、今回は1から見始めました。

「新三部作のアナキン役のクリスチャン・ヘイデンが適役だったのか?」とか「無駄にカーチェイス張りのシーンが多い」とかいう点はおいておいても、新三部作はいつ見ても馴染めず、腹が立つ感じがします。これまで気付かなかったのですが、今回初めて新三部作→旧三部作という流れで作品を見て、どうして馴染めなかったのか分かりました。あの昭和のにおいのするセットの映像や脳内補間しないといけない完成度の低い感じや埃っぽさが自分の中の基本となるスターウォーズの世界観であって、新三部作の映像的に何もかも完成しているけど、埃も落ちていないような背景描写がどうも馴染めないというのが理由のようです。
タトゥーウィンの描写にしても、旧作のチュニジアの砂漠で撮影した絵はもうどうしようもないような虚無感も含んだ雰囲気がルークの出発点の低さを強烈に演出しているように思うのだけど、新作は旧作の世界観の再現というよりはただ砂漠の世界を再現した、という感じが‥。また旧作の華やかなシーンもどこか垢抜けないところがあって「どこかにありそうな」世界だったのに、新作はどこにもなさそうな華やか過ぎるできすぎた世界観‥。メイキングを見ると各シーン相当こだわって描写しているのに、こだわりどころが映像としてのリアリティの追求になっていて、スターウォーズの世界として一貫性をもつというところからは全くズレて(旧作にリアリティが足りなかったんだから当然でしょうけど)しまっているのです。
これから作られるエピソード7~9も、もうほぼCG撮影ということになるのでしょうが、新三部作から20年近く経ってそこで再現しきれなかった「生き物が棲んでいる」「どこか汚い」世界のリアリティまで表現できると良いなぁ。

4 Comments

カントク

まあ ただのアニメに なつちまつた感じかなあ
若き日に 初めてを 宝塚会館で見たときの
あの 衝撃は どこへ 

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>カントク
そうですね。新しい方は別にスターウォーズって名乗らなくてもいいじゃんって思ってしまいますもの。
帝国の逆襲のあの中途半端にもほどがあって続き見ないと収まらないじゃん!っていう衝撃っぷりもスターウォーズの大事な要素のひとつだと思うんですけどねぇ。

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>おかぢむ
自分のYouTubeのお気に入りの中でもかなり最初のころに入ってるんだなぁ。うちのブログでは既出なので、懐かしいとか言われると付き合いの長さが分かるね。

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