GROM 旧津和野街道

土日仕事でしたが日曜日は14時頃開放されたので、前々から気になっていたスパ羅漢周辺の枝道にGORMで入ってみることにしました。まずは赤矢印で示したこの道。以前廿日市の観光マップを見ていたら、この道の途中に「津和野街道の石畳」という表記があって、江戸時代に津和野藩から参勤交代で上京する際に使われた古い街道の史跡が残っているとのことでした。

途中、イシイさんでコーヒーを一杯。入れ替わり立ち代わりでお客さんの途切れない時間帯で、今日は先客のポルシェのお客さんを紹介して頂きました。「黄色い車で、目がパッチリしている」とのこと。

ホントに目がパッチリしていました。まつ毛だけでなくまゆ毛まで付いていました。なんか、相手がポルシェだと何も言えませんね‥。

さて、前々から気になっていた津和野街道の入口へ。普段は国道186号をビューンと走っているので気付きませんでしたが、津和野街道を示す丁寧な案内表示が入口付近に立っていたんですね。

はじめのうちは渓流沿いの走り易い道だったのですよ。はじめのうちは。

そのうち、車の轍になるところだけが舗装されている道になりました。バイクにとっては車のタイヤ2本分くらいしか走れる幅のない道が延々と続きます。

結構上ったところにいきなりきれいな休憩所がありました。徒歩道の分岐点のようです。広いし少々の雨もしのげるし、これは複数人でキャンプできるレベル。普通に考えたら絶対に人の来ないようなところです。

簡易トイレまで併設。中もきれいでトイレットペーパーもたっぷり。この夏、泊まってみるか。

そこから先は歩道レベルの道が延々と続いていました。最近、ユアン・マクレガー&チャーリー・ブアマンの世界一周のバイク旅「LongWayRound」のDVDを見直しているので、道が過酷になればなるほどDVDの映像と重ね合わせてテンションが上がります。

ぬかるんでいたり、落石がゴロゴロしていたりして、GROMで通れる幅がかなり限られる道が続いていました。

着座ではとてもじゃないけどツラいのでスタンディングで走りますが、さすがにステップとハンドル位置が長時間のスタンディングには向いているとは言えないポジションです。

もうこれ以上ムリ、ってところでGROMを停めて徒歩でその先まで歩いてみると、ありました!旧津和野街道の石畳。写真じゃ分かりにくいのですが、かなりの急傾斜で、湧水の流路になっていて、苔むしていてヌルヌル。さすがにブロックタイヤでもないGROMでは登れないと思われます。そこからかなり先まで歩いてみましたが、緩やかな峠を越えた平原で更に分岐していて、片方は津和野方面へ、もう片方は県道へ抜けられそうだったので、今度は県道側の出口を見つけて入ってみよう。

しかし、この登山道っぽい道を大荷物を抱えて参勤交代で往来していたとは、お勤めとはいえご苦労様としか言いようがないです。この道はGoogleMapsでは表示のない道なので、途中に分岐していた車道表示の道をひたすら上ってみると、

地図通り、道の終わりが行き止まり。歩いていけるくらいの道はもうちょっと続いていました(後で確認すると、そこから先は歩道が続いているようでした)。

もう1本。スパ羅漢の先を左折してらかん高原へ抜けるお気に入りの道から、北へ抜ける道があります。この道は10年くらい前にチャレンジしてみましたが、湧水がヒドくて先へ進めなかった覚えがある道です。

こちらは先ほどの道に比べると傾斜もヒドくなくガレ場もほとんどなくて走り易い道でした。

手前の自分が立っている道が地図上の車道なのですが、どう見ても車が走った形跡がありません。

行き着いた先。右も左もこれ以上GROMではムリな道でした。

途中の分岐も折角だから分け入ってみたら、途中からけもの道みたいになっていました。今回は結局どの道も抜けられずリバース。

帰りに少しだけ遠回りして渡ノ瀬貯水池の周遊道を走ってみたところ、冬場の風景と違って緑がフサフサで気持ち良さそうになっていました。そういえばこの時期にこの道ってあんまり走ったことなかったなぁ。アスファルトのワインディング、スバラシイ。

14時スタートでもクタクタになるまで走ってかなり充実していたのですが、明るいうちに帰宅して洗車までできてしまうなんて、シアワセ。夏至までまだしばらくあります。

2 Comments

jan

いいですねぇ、酷道、険道の探索。(^^;

私もやってみたいけど、小さいバイクに乗ると「ボリショイサーカスの熊」状態になってしまうので…。orz

返信する
つがたく

>janさん
GROM、間違いなくNUDAの延命に役立っています。GROMに乗ることでNUDAに乗る距離を減らすことができるだけじゃなくて、GROMに乗っているとNUDAにも乗りたくなるので楽しくNUDAで走ることができます。

後で確認したら、今回走った道は車道ではなく歩道だったようで、このくらいの道になるとGROMじゃシンドイので軽いオフ車がほしくなりますね。

返信する

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です