庄原に新年のご挨拶へ伺った時に、近くを散歩していると古民家の軒先にその佇まいに似合いそうな古いバイクが2台。フロントタイヤだけチラ見せで状態で、余計に中身が気になります。
前は星形コムスターホイールからホンダということが分かります。ダブルディスクですから、それなりに走りも意識されたマシン。レーサーレプリカが出てくる以前は、スポーツマシンでもセンタースタンドがついていましたね。シートやフェンダーの位置からするとヘッドライトの位置が相当高いのが分かりますが、この辺が車種特定のポイントだと思います。
後ろはホイール形状からカワサキだということは分かりますが、それ以外はサッパリ。
僕の予想は前がGL500、後ろがZ400GPだったのですが、その結果は‥
いきなり突撃訪問でインターホンをピンポンして、出てきた奥様に「バイク見せて下さい!」とお願いしてみました。
なんでも、旦那様が(多分古い)バイクを仕入れて売る仕事をされているそうで、これらのバイクも売り物なのだそうです。「ご自由にどうぞ」といわれたので遠慮なくシートカバーを剥がして見せて頂いた結果‥
1台目はモトグッチ張りの横置きVツイン、GL400でした!GLというとホンダのラインナップの中では1000とか1500とか1800とか、ラグジュアリー装備のグランドツアラーマシンが浮かんできて、中途半端な排気量のGL400やGL500はあまり表舞台に出て来ないマシンですが、実はこのGL400に19歳の頃しばらく乗っていたこともあって、今でもとても大好きなマシンのひとつなのです。見た目はアメリカンで走りが期待出来そうにありませんが、見た目に反して結構スポーティな走も楽しめました。
真後ろから見ると、ものすごく小さくて無個性に見えるテール周りに、脇を開いて幅広いハンドルをゆったりと握る独特のシルエット。街なかで後ろから見て車名が分かる人、少ないでしょうねぇ‥。それにしても綺麗だな、このマシン。
もう一台は予想に反してこれまた珍しいマシン、Z250LTDでした。よくよく考えたら僕が予想したZ400GPはフロントフォークのアクスルがこの位置じゃありませんでした。
LTDといえばベルトドライブ。ハーレーダビッドソンさんは押し切りましたが、カワサキさんは一時代を築くこと無く終わってしまいましたね。カッコ良くはないけど、いいと思うんだけどなぁ‥ベルトドライブ。
んで、このZ250LTDの流れを汲むカワサキさんの250ccツインは、現在、
Z250としてこんなことになっちゃってるわけで‥w
若者向けエントリーマシンも30年経つとこんなことになっちゃうのね、と感慨深いものがあります。次の30年後、どうなってるんでしょうね。間違いなくガソリンエンジンじゃないようにも思いますケド。
いきなりピンポンwww
前輪でメーカー分かるとか知りませんでした。
僕はホントにバイク分からないけど、その魂の震えぶりが伝わりました(^-^)
>すねおさん
GLはね、ホントに好きなんです。「あれがもしGLだったら‥」とか思うともう、居ても立ってもいられなくなって‥小心者なので妻子を連れて宗教っぽくピンポン‥。