GROM ファーストインプレッション

ならし運転中のファーストインプレッションなんて、あんまりあてにならないと思いますので、GROMに関しては今後のインプレなどもご覧下さい。

僕もつい先日、実際に乗ってみるまで全く眼中にない車両でしたので、バックグラウンドとか全然知りませんでした。タイホンダで生産されている車両で、エンジンはカブ(シリーズ)。でも遠心クラッチじゃなくてリターンの4速ミッションを積んでいます。2013年の6月から日本発売。日本ではGROMというペットネームですが、海外ではMSX125という名称で販売されています。

納車の翌日、たまたま福山まで日帰りする用事がありましたので、往復200km少々走ってみました。

ライディングポジションはゆったり目です。ヒップポイントが高くてヘッド回りが低いので、目の前の視界広々です。操作系も(タッチや質感はさておき)小型車というネガさは全く感じません。クラッチレバーは手元調整できますが、ブレーキレバーの位置は結構遠い状態で調整できません。シートは硬い方なので、長距離を走るのに向いているとはいえません。

エンジンのレッドゾーンは8250回転から。ならしなので5000回転縛りで走ると70km/hには達しない感じ。本当は4000回転しばりで走りたかったのですが、それじゃ車の流れに乗れません。ダッシュ力は軽自動車のそれとおなじくらいと思われます。
小径&ショートホイールベースなこともあって、ハンドリングはものすごくクイックです。市販でこんなにシャープなハンドリングのマシン出しても良いのか?と思ってしまうくらいです。これだけクイックにターンできるなら、コーナリングスピードは想像以上に速くても曲がっていくと思うので、遠心力をグンっとかけたコーナリングに足回りが耐えられるなら結構戦力高いかもって思います。ただ立ち上がり加速は全く期待できませんので、総合力としてはまぁそれなりかと。

これまで125ccってなんか見捨てられたというか本気じゃなかったというか、どうせリアフェンダーに三角シール貼るんだし少々ダサくてもしかたないでしょ?といった詰めの甘さを感じていましたが、GROMはデザイン面においてホイールやテール周りなど、ちょっと手を抜きそうなところまできちんと専用設計のデザインをされていて、そこが大変気に入りました。フロントブレーキもとても良いです。軽くジャックナイフできる制動力です。

そして何と言っても燃費!カタログスペック65km/lのところ、200km走って65km/l。カタログスペック相当の燃費を叩き出しました。

いろいろ本気感じるんですよ、このバイク。普段の足として、少々物足りないことも楽しみながら、カッコイイ小型バイクと周囲に感じてもらえるように付き合ってみようと思います。

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