新型計測器(ソフト編)

前々からエクセルを使ってタイム計測システムができないものかと考えていました。

先日のTraction練習会で、昨年末から調子の悪かった計測装置が相変わらず調子悪いことを受けて、本腰入れてつくってみようと思ってできたのがこれ。実は5月にかなりのところまで作っていましたが、フライング検知がうまくいかず困っていたところ、ZRXとーちゃんのつくったシステムからプログラムを移植させていただけることになったので、なんとか形になりました(ありがとうございました)。

従来の「ラップレコーダー2000」という計測プログラムを使う方法と違って、シグナルやフライング検知の処理もPCだけで行う事ができるので、使い勝手は格段に上ると思います。なによりコンパイルされたプログラムじゃなくて、マクロをいじれば改編自由自在。いくらでもバージョンアップや仕様変更ができます。

エクセルホイヤー Ver.160729(※女性音声の最終版にリンクしなおしました2019.8.26)

【できること】

  • 「赤・赤・黄・緑」のシグナルにあわせて「プププポーン」のサウンド再生(サウンドファイル変更可能)。
  • シグナルスタートだけでなく、シグナルを使わないフリースタートの計測もOK。
  • 計測スタートボタンを押した後のシグナルが始まるまでのウェイト時間の調整が可能。
  • タイム読み上げ(ON/OFF可)。(ボイスはデータ差し替えで変更可能)。
  • ベストタイム更新時にファンファーレ演奏(ON/OFF可)。
  • 自分の走行タイムだけでなく、ベストタイムに対するタイム比を表示。
  • 同時計測台数はほぼ無制限。
  • お使いになるPC画面にあわせての行列の幅調整。
  • シグナルスタートセット→「F10」「テンキーの+」、スタートライン通過「F11」「テンキーの/」、ゴールライン通過→「F12」「テンキーの*」でマクロを動作するようにしているので、リモコンを作れば外部から操作が可能。

【できないこと】

  • ゴール後の読上げ等をしている最中のスタート。
  • スタート等のシグナルカウントダウン中のゴール判定(要するにシングルタスクで、何かやってる最中は他の事ができません)。
  • センサ類などのハードウェアを接続しないと計測できません。
  • スタートシグナル信号のアウトプット(外付けシグナルツリーに対応していないので、PC画面を選手に向けてやる必要があります)。

【既知の不具合】

  • 読上げ音声がご使用になるPCの環境によってはうまく再生されない(音が途切れるなど)。
  • 50秒を「ごじゅう ゼロ 秒」と読み上げたりする(←この辺はすぐに改善できますが、現状バージョンではとりあえずそうなってしまっています)。

などなど。

よろしければ各所で使ってみて頂いて、使い勝手が向上するようにコメントを頂けると大変嬉しいです。

※2019.8.27追記
最終バージョンの記事はこちら。http://tsugatakuya.com/?p=10932

5 Comments

たく。

エクセルホイヤー活用させて頂きます!

PCでちょろっと動かして思ったことですが、
・8の字GPのようにゴール・スタートが同一の場合の計測バージョンが欲しい
・何人かで走る場合タイム一覧が誰のタイムか分からなくなるので、
スタート前にゼッケン番号入力してスタートすればタイム一覧に反映
又は後から一覧に入力して、各走者のベスト等も出てくると良いと思いました。
リザルトを集計し直す必要がないように自動でリスト化出来れば素敵!

とりあえずテンキー買ってきて動作させてみます♪

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つがたく

>たくさん
どうもありがとうございます。
スタートゴールが同一の仕組みはすぐできそうです。
ゼッケン番号入力〜リザルト出力は魅力的。なのですが、複雑につくると操作性が悪くなったり、人的・機械的にうまく動作しなかったときに対処しようがないのでどうしようかなぁ‥と思っていたとことです。
個人の記録が抜き出せるというのは良いですね。リモコンのところにテンキーパッドがあって、出走前に自分の番号を自分で入力して出走すれば誰の世話にもならずに整理されたリザルトができそうですね。ううん、楽しそうだ。
とりあえずやれるところからやってみます♪

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ステップ

いつも拝見させていただいています。
エクセルホイヤーを作ってみました。
そこで一つ質問があります。
スタートの電光管で、二度切りというか、複数回スタートスイッチが反応してしまう事があります。
もし対処方法があれば、教えていただけると助かります。

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つがたく

>ステップさん
ソフト上はスタート側から入力信号がきたら反応しているだけなので、ハード側の問題でしょうか。センサーの機種にもよりますが、オムロンの通過センサーの場合はダイヤルスイッチで通過を検知したあとしばらく通過を検知しないインターバルの時間を調整できるようになっています。
「反応してしまう事があります」と書かれているので常にそうなるわけではないというのであれば、うちの場合センサーの電源が弱っているときにセンサーが異常動作して通過信号を複数回流していました(具体的には発電機からセンサーの電源と音声・音楽用のアンプの電源をとっていたのですが、アンプが大音量を流すときに電圧が落ちてセンサーの電源が落ちていた)。
僕のところで分かるのはこんな感じです。

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伊藤 一彦

はじめまして。
イベントで使用したいのですが、エクセルホイヤー Ver.130801がダウンロードできません。
よろしくお願いいたします。

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