お金の発生するところ

私たちが普段得ているお給料は、誰かが開いた財布から発生しています。給料の額は何で決まるかというと、その人の努力や辛抱が直結しているわけではありません。その人が他の人をどれだけ多く「喜ばせたか」によって変わってきます。サービス業でも生産業でも、自分の仕事の先につながるその末端に財布の口を開く人がどれだけ居るか、ということで、決まってくるのです。

と、一元的に考えていたのですが、先ほど「宅配便や郵送で現金を送れ」というタイプの詐欺が発生しているニュースを読んで、あぁ、お金って他人の不幸に乗っかって発生することもあるんだなぁ、と思いました。

「他人を喜ばすことで得られるお金」と「他人の不幸に乗っかって発生するお金」と、どちらを得て生活したいですか、と問われれば、普通は前者を選ぶでしょうが、自分の能力をうまく推し量れなかったり、自分に自信が無かったり、働くことの意義をお金に求めたりするタイプは後者に魅力を感じる人になりかねません。

例えばキャリア教育なんかは、ただの就業体験や職種を知る機会などに終始せず、他から奪うタイプではなく喜びを生産することのできるタイプを増やしていくような教育を含んで欲しいと思うのです。

2 Comments

takashi_s1w

ご無沙汰しています。

仕事をして収入を得る、それは「他人が欲しているがその人が自身でできないことや作れない物を代わりに提供すること」によって発生するのではないか?

と、教育現場にいる私は生徒たちに話しています。

美術をやってたりすると、若いころは結構トンガってたのでそんなことは考えませんでしたが、こういう職業になってずいぶん丸くなりました。

ところで私はまだ怪我が治らないので走行距離30kmのままです。
SMRは2代目が昨日到着しましたが、置物ですね。

早く乗りたいところです。

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つがたく

>takashi_s1wさん
僕はいろいろ考えるときに、PCでいうところのデスクトップ(それ以上上の階層がないところ)までもっていって話をしないと、って考えているところがあって、そうるすと財布の口が開くのは物を手に入れるという事のさらに一階層上にある「喜び」だと思うのですよ。
それは個人的な持論だからどうでもいいんですけどw
夏には復帰されますでしょうか。なかなかこの時期でも十分にエンジン熱いバイクです。汗だくになりながらガンガン走ったよ!という完全復帰の声をお待ちしています。

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