NUDA900R SSB補修

 

一晩経って、冷静な目で転倒被害の確認など。

バックミラー、バーエンド、レバーの先端は無傷です。ナックルガードのエッジに擦り傷が少々。これがなければレバーに傷は入っていたと思われます。

 

ステップに傷。ブレーキペダル先端と支点になっているボルトの頭が削れました。クランクケースカバー下部にも傷。このカバーの表面、塗装です。意図的にデザインされた色彩なのですね。グレーをうまく使ったデザインってステキです。

 

スイングアームに地金が見えない程度の擦り傷。ウインカー先端などは無傷。

バンパー側面はご覧のとおり、塗装の下のステンレスの地が削れています。擦り傷だけではなく、曲面が平面になるくらい削れています。

補強のリブが溶接されている部分も圧力がかかったようで、塗膜が剥離しています。

 

補修は何でしようかな、と迷っていたら未開封のメルチメタルエポキシパテがみつかりました。これ、ただのパテではなく金属を接着補修出来るパテなので、今回の用途にはピッタリ。

しかも硬化は混合の4分後からはじまるということで、花粉症の鼻をかんでいる暇もありません。

実用強度が出るのは4時間後ということですが、盛ってから1時間もしたらカチンコチンになったので、大雑把にベルトサンダーがけしてから耐水ペーパーで曲面を出します。その後黒塗料とクリア塗料を噴いて組付けました。数日経ってクリアが完全硬化したら1000番くらいの耐水ペーパーで表面をやすって、研磨剤で磨けばピカピカバンパーの復活です。

強烈なストッピングパワーを生み出すキャリパーの掃除もしてみました。ブレンボのモノブロックキャリパーはスライドピンがなく、ディスクローターをはめ込むだけの簡単な構造。パッドを外して思いましたが、キャリパー本体の剛性感は半端ないです。納車して1週間、1000km走行程度ではこびりつくような汚れもなくてパーツクリーナーでスッキリ。メタルラバーとシリコンスプレーを噴いてピストンの揉み出しをして、気持ちの良いキャリパーになりました。

4 Comments

くにくに

バンパーが無かったら大事でしたね、
しかし身体に影響が少なかったみたいなので、
それが一番良かったと思います。

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河童ライダー

改めて拝見すると、バンパーの強度がいい塩梅、、、というより、つがたくさん、相当出してましたねw。

キャスターのセット加減か、フォーク長い割にトレール小さめなのか、フロント滑った時の復元力が、そのモタ風から思うほど無い感じなんですよね。ちょっと独特な感じがします。

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つがたく

>河童ライダーさん
仰る通り、バンパー、形状も転倒時の接地を意識して作られているのですが、適度にたわみが入って車体側に負担かけないようにも作られているのです。今回も後ろに伸びたサポート部が少しだけ「へ」の字に曲がりましたが、転倒・滑走時はこの部分がもっとたわんでいたってことになりますものね。以前CBRで使っていたときは最終的にバンパーが潰れましたが(<どれだけ転んだんだって)、その方が安心です。
キャスターがどの程度の数値か分かりませんが、体感的にはとても立っていると思います。その上重心(というか乗車居位置かな)にフロントが近ので、よく言うとクイック、悪く言うとフラフラして、長距離に向けた性格ではありませんね。ここ数日走っていて、ちょっとネガティブに感じるところです。

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