NUDA900R 納車

納車です。お昼にNOAHでディーラーへ行って、積めればそのまま積んでかえって、積めないようなら夕方ヘルメットを持ってお店に行こうと思いましたが、あっさり積めました。TDMより軽くひとまわり小さいようでした。

1時間ほど乗ったインプレッション。

●良いところ
ノーマルマフラーの排気音、本当に野太いです。F800Rでこんな音がしていたら、そのスタイルや性格とのギャップに「え?」と思うかもしれませんが、一見薄っぺらくて華奢にも見えるNUDAからこの音がすることで、「ワタシ、タダモノデハアリマセンヨ」感を周囲にアピールしているようにも思えます。エンジンを切ったときの静寂がホントに「シーン‥」という感じです。
慣らしで回せる回転域では扱いやすく、恐怖を感じないトルク感。ビッグツインですが、意外と低回転からスルスルともゴリゴリとも言えない押し出し感があって、ギクシャクしません。
デザイン的にも破綻がないのに実用性バッチリなバックミラーは視認性抜群。振動でブレて見えにくいということも特に感じません。
車格はそれなりにあるのに、乗車すると全てがコンパクトです。足で挟むタンクも「薄い」ので900ccということを忘れてしまいそうなくらい。
そして、ブレーキは絶品です。アタリが出ても居ないというのに強烈なストッピングパワー。

●気になるところ
走り出してすぐに感じたことは、全てが標準の納車状態では操作系の位置が全く自分に合っていなくて、ブレーキもクラッチもレバー位置が高い。ブレーキレバーは一番近くしても自分にはまだ遠い。クラッチは(ハンドルの形状も関係していますが)重くて30分で腕があがってしまいます。ハンドルは幅が広すぎるし、グリップの位置は手を自然に「添える」という角度とはいえません。
ブレーキペダルに対してシフトペダルは位置が高い。左側はステップにつま先立ちすると、かかとが何かに載って丁度載ってイイな、と思ったら、それはカーボン製のサイレンサーカバーだし。くるぶしの出た靴で乗ると、左足のくるぶしがクラッチカバーの出っ張りに常に当たって痛い。
シート高は言うまでもなく高く、168cmの自分では、停車時に少々お尻をずらす必要があります。
いずれも調整や改良でほとんどが改善できるので、それほど心配はしていません。

左グリップのスイッチボックスのなかで、ホーンとウインカーが国産バイクと比べると上下逆になっています。ホーンが国産車でいうところのウインカースイッチの位置にあり、ウインカースイッチはホーンの下についています。絶対にウインカーキャンセルと間違えてホーンを鳴らさないぞ、と気をつけていたのに、救急車に向かってホーンを鳴らしてしまいました。
タンク位置が物凄く低く、タンクバッグ上に地図を置いても、フルフェイスヘルメットだとチンガードが邪魔になって見えないかも。

などなど。

納車したら、いきなりロングツーリングしてやろう!と思っていたのに、気になるところを直さないと長距離を走る気になりません。でも、すべて改善したら、それはもうウハウハなバイクライフになる予感はプンプンしています。

5ナンバーミニバンに載せたときの状態。TDM900では運転席と助手席の間にフロントタイヤを突っ込まないとテールが収まりませんでしたが、NUDAはフロントタイヤを運転席後ろに押し付けた位置に載せた場合でも、テールは十分ハッチ内に収まります。
車への積み降ろしも、20kg重くてひとまわり大きかったTDMと比べると随分お気楽にできました。頑張って積み込めば、NSRとNUDAの2台積みもいけそうな感じです。

6 Comments

YASH

納車おめでとうございます。
今気が付いたんですが、Fフェンダーのマウントも独特なんですね。
思わず見入ってしまいました。
早くウハウハできますようにw

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takashi_s1w

おめでとうございます!
いきなりの納車でびっくりですね。

これからどのような改良がされるか興味深いところです。
レポートを楽しみにしています。

クラッチの重さはいろんなところで話題になっていますが、対処方法
はまだ聞きませんね。

ところで、私もカスタムパーツのほうが先に手元に来てしまっております。

エンジンガード、スライダー、テールキット、カーボンエアボックスカバーを入手済みです。

本体が来るのが待ち遠しいところです。

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>YASH
ありがとうございます。
Fフェンダーは自分も含めて皆さんツッコミたくなるデザインですが、「これが普通のフェンダーだったら‥」と脳内妄想してみると何か足りないバイクに見えてしまうのです。慣れって恐いですねw

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>takashi_s1w
おはようございます。寝不足ですw
クラッチは根本的にはスプリングを弱くするしかない(いや、握力を付けるという手も‥)と思うのですが、なるべくレバーの先端の方で操作出来るようにホルダを車体中央側へ寄せられるだけ寄せてみました。これだけでも随分違います。
カスタムパーツの山‥車体に取り付けないと嵩張りますねw 早く車体が納車されることをお祈りいたします。

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takashi_s1w

こんばんは。

私の方はまだ納車どころか入庫すらしておりませんが、通勤用にオーダーしたSMR250は本日夕刻に組み立てられました。

まだ組んだだけで、日本本社での長期保管による汚れが付いたまま。
それでもかっこいいです。さすがリアルレーサー。ハンドル幅広すぎ。

ヌーダは一部ではファッションバイクと言われていますが、きっと同様にイイ形なんでしょうね。

フロントフェンダーの形状は、やはりいろんな人から「???」という印象を持たれているようです。

私もこのデザインを初めて見た時はそう思いました。どうやって固定されてるんだろう?って。

デザイナーの視覚的トリックが非常に多く組み込まれていると思います。

まず、立面図で見たらば、どのアングルから見ても一方向からだけでは正確な形が把握できない。フェンダーも含んで、いったいどんな形なのか二次元の情報ではなかなか分からない。これまでの常識の全く逆の凹凸の関係。

そんなデザイナーのこだわりの仕事を感じます。どの部品を別形状に置き換えようとシミュレートしても決して他のアイデアが浮かばない、完成した美術ですね。

あとは操作性とランニングコストの問題だけですね。

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>takashi_s1wさん
SMR250はジムカーナで身近に見ることが多いのですが、初めて見たときは「横長のラインがやけに上の方にあってカッコイイなぁ」と思いました。NUDAにも通じる物がありますね。

デザインについては‥例えば新型Ninja250なんか、超超やる気なデザインですが、まー並列2気筒の250じゃないですか。あれって「並列2気筒のマシンの実力」と「デザイン」が乖離していると思うんですよね(<嫌いな訳じゃありません)。
それに比べれば、NUDAは「ワケノワカラナイ」デザインと、「こいつが、何で??」というエンジン&足回りの走りがどちらもミステリアスでエキセントリックで、なんというか他を出し抜く感の実力においては非常にまとまったデザインだと思います。

とかなんとか。ホント、完成した美術、新しい価値観(=アート)していると思います。ほめすぎましたw

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