先週の練習で直線スラロームの切り返し中にフロントが浮いて、ほとんど直立状態から叩き付けるようにバイクが左に倒れ込むという転倒をしました。普段なら深いバンクからスライドするだけで済むので擦り傷程度で済むのですが、今回はシートカウルのフレーム側のマウントが変形するような打ち方をしてカウルに亀裂が入ってしまいました。
NSRはシートカウルの一番張り出している部分が転倒時に応力集中してクラックが入ってしまうという持病があります。そこで自分のマシンは今回割れた練習カウルも自家塗装した本番用カウルも裏側をFRPで補強しました。上の写真を一見すると黒いゴムスライダーの下側からマウントボルト穴まで亀裂がつながっているようにみえますが、裏を返すと‥
FRPの部分は割れていません。カウルのマウント穴まで新しくクラックが入っただけでした。
というわけで、FRP補強によってNSRの持病的なカウルの割れを防ぐことができることは分かったのですが、この部分が補強されると、今度は別の部位に圧力のしわ寄せが起こることも今回の一件で分かりました。特にカウルを固定しているネジ穴回りは力の逃げようがありませんから、この辺りに力が集中してしまうようです。
そこで今度は、この度割れてしまったあたりを中心に更に補強してみようと思います。本番用カウルも一緒にやっておいた方が良いでしょうね。
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